2005年2月18日(金)放送
[ high / low ]
人気熱帯魚・クマノミの繁殖に成功し、沖縄の海でクマノミの子どもたちの放流に挑んだ理容師の大越さんのお店で、クマノミのつがいの産卵、そしてふ化の瞬間の撮影に成功しました。

アニメ映画「ファインディング・ニモ」で一躍人気者となった「カクレクマノミ」。
東京・練馬区の理容室、ここにニモたちのすみかがある。
水槽の横でカットに腕を振るう店長の大越 浩さん(40)。
海水魚の飼育暦15年の大越さんは、一般では難しいといわれるクマノミの繁殖に、2004年、初めて成功した。
大越さんは「最初はびっくりしました。ありふれた言い方だけど感動しました」と話した。
1度に数百個の卵を産むというクマノミ、「ニモ」誕生の瞬間とは、いったいどのようなものなのか。
2004年3月から数えて20数回目となる産卵が近づいた2月上旬、母親のクマノミに異変が起きた。
貝の上に鮮やかなオレンジ色の卵を産み始めた母親クマノミ、同時に父親クマノミは卵の上に精子をふりかけていった。
ひたすら卵を産み続ける母親クマノミ、30分後にはビーズのように輝く鮮やかな卵のじゅうたんが出来上がった。
そして、産卵から8日後、オレンジ色だった卵の色が変わった。
銀色に輝く目、心臓の鼓動も見ることができる。
いよいよニモ誕生の瞬間が近づいてきた。
暗闇の中でふ化するというクマノミ、部屋の明かりを消して準備した。
待つこと30分、いよいよその時がやってきた。
卵から次々と、元気よく飛び出していく稚魚たち。ふ化の瞬間だった。
明かりをつけてみると、そこには元気に泳ぐ透明で2mmほどの小さなニモの姿があった。
2週間後には白い帯が現れ、すっかりクマノミらしくなった。
今回、およそ100匹のニモが誕生した。
そして、14日、大越さんは育ったニモたちをぜひ子どもたちに見せたいと、近くの南光幼稚園で展示会を開いた。
大越さんの育てたニモに子どもたちも大興奮だった。
大越さんは「クマノミを見て、動物を思いやる気持ちとかいうものが芽生えるきっかけになってくれれば、それ以上のことはないですけどね」と話した。

これまでにあわせて700匹以上の繁殖に成功した大越さんは、自分で培養しているエサのプランクトンをやりに、自宅とは別のクマノミのいるお店に、休みの日も欠かさず2回以上は訪れるという。


Copyright(C) Fuji News Network. All rights reserved.