2005年10月10日(月)放送 「全日本ロードレース第6戦」
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中学2年生の少年レーサー・中上貴晶君が、小さな体ながら大人たちに交じって日本最高峰のロードレースに挑んでいます。

千葉県内に住む中学2年生の中上貴晶君(13)。
小さいころからポケバイ、ミニバイクで数々の成績を収め、2005年に異例の早さで125ccの国際ライセンスを取得した。
そして5月、史上最年少ライダーとして、日本最高峰の全日本ロードレース選手権に参戦し、初戦で7位に入る快挙を成し遂げた。

しかし、貴晶君にとって2回目の全日本となった8月のレースで、ハプニングは起こった。
初回以上の成績を残そうと、アグレッシブな走りをした貴晶君は、ラップタイムでも1位に躍り出た。
ところがその矢先、前後のバイクに挟まれる形になり、貴晶君は転倒してしまい、後方から来るバイクも巻き込む大クラッシュとなった。
貴晶君のバイクは、ほかの選手のようにエンジンの馬力を上げるような改良はしていない。
そのため、スタートや直線では、伸びに大きな差が出てしまう。

これにはチームの社長の考えがあった。
Team HARC-proの本田重樹さんは「オートバイの方っていうのは、いじらないで、ライダーのスキルを上げようという部分に重きを置いてるんでね」と語った。
そして貴晶君は9月、前回のリベンジをするべく、日本のモータースポーツの聖地である鈴鹿に挑んだ。
レース前、貴晶君は「表彰台に立って賞金ゲットします」と宣言した。

しかし、全長およそ5.8kmの長く難しいコースを前にすると、貴晶君も「レースになったら絶対無理だよ」、「むちゃくちゃ速いよ、アレ」と弱音を吐いた。
「目標は表彰台」という、自分に課した目標が自分を追い詰める。

そして迎えた125cc決勝戦で、前方3列目・第11グリッドからスタートした貴晶君は、緊張していたのが、うそのような走りを見せ、2周目には8番手に浮上した。
その後も順位を上げるものの、なかなか6番手以上に上がれない。

しかし、貴晶君はトップグループに食らいつき、5位でゴールし、入賞を果たした。
レースを終えて、貴晶君は「(表彰台まで)あと2台だったんですけど、まあ、でもよかったです。一番疲れました」と話した。

母親の由比子さんは「上出来って言ってやりたいですけど、また次があと2戦ありますので、必ず、必ず乗ります。台に、次は乗らせます」と話した。
また1歩成長した貴晶君は、ファンのためにも自分のためにも、次は表彰台を目指す。
マシンの性能が顕著に出る難しいコースといわれる鈴鹿で、すばらしい走りをした貴晶君は、トップとは1秒を切る0.88秒差でゴールした。

今週末には岡山、そして10月末には選手権最終レースとなる栃木のツインリンクもてぎで走るという。


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