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ホラー小説「リング」で有名なベストセラー作家、鈴木光司さん。 実は鈴木さんは、実生活では2人の娘さんを育て上げた「子育てパパ」で、その経験を元にユニークな子育て論を展開しています。
その鈴木さんに、「パパ」という視点から、これからの教育について伺いました。
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作家の鈴木光司さんは現在、19歳と15歳の2人の娘を持つお父さん。
鈴木さんは、自分の子育て経験を元に、講演会などで「いまこそ父親が育児をすべきだ」という持論を展開している。
鈴木さんは0歳から子育てをしていた理由について、「それは僕が作家志望だったからね。大学を卒業するときも就職しなかったから、作家修業していたから。それで、結婚して、すぐ結婚して子どもが生まれて、妻は高校の先生だった。だから僕がやらざるを得なかっただけなの。掃除、洗濯、ご飯の支度、お風呂入れる、全部やりましたね」と述べた。
妻が生計を支えた売れない作家時代。鈴木さんは「専業主夫」として、2人の娘を保育園に預けながら、0歳から小学生になるまで育ててきた。
鈴木さんは「これまでの日本の父親というものがなっていなかったということを発見しました。『男だから、父親だから』というそれだけで、家で何もやってなくても威張っていた。父親が家の中でちゃんとした地位を築きたかったから、ゼロから始めてみんなの信頼を勝ち得ながら築いていかなくちゃいけない」と述べた。
育児と両立しながら書き上げたホラー小説「リング」は、自分の子どもが奪われる恐怖を想像して書いたという。
育児でわき上がった子どもへの愛情は、鈴木さんが書く作品の根幹となっている。
鈴木さんは「今までは父親がみんな家庭に背を向けて、『おれが不機嫌な理由くらい察しろよ』。何も話さなかった。これじゃきちっとコミュニケーションを取れる子どもが育ってこない。きちっと僕は、父親が正面を向いてコミュニケーションを取ってもらいたい」と述べた。
また、鈴木さんは「(コミュニケーションが取れないと)チャレンジ精神がなくなってくるでしょうね。やっぱり母性というのは、やっぱり子どもに望むものは第一に安全です。お父さんは少々の冒険はして危険を察知する能力を身につけろ、たくましさを身につけろという、両方のバランスが必要なんですよ」と述べた。
2人の娘は0歳のときから子どもを保育園に預け、多くの大人や子どもと触れあわせたことがかえって良かったという。
鈴木さんは、子どもたちの世界が広がるようなきっかけを大人たちがつくってあげるべきと考えている。
鈴木さんは、今の学校の一番の問題点について、「多様性を持ち込まなくてはだめです。いろんなタイプの先生、いろんなものが、タイプの先生がいる中で子どもたちは社会性を身につけていきます。多様性がなくなっちゃうと、ものすごく脆弱(ぜいじゃく)になってしまう。僕はもう学校の先生の待遇をもっとよくしろと思う。そしたら面白いやつがどんどん学校の先生になっていく。とにかく面白い先生との出会いの場であってほしいと思う」と述べた。
鈴木さんにいただいた21世紀・日本の教育への提言は「多様性」。
鈴木さんは、子どもたちが豊かな生活を送るためには、さまざまな人や物に触れるべきと考えている。
家庭では、母親だけでなく父親も育児参加するべきであり、学校ではさまざまなタイプの先生と触れあう必要があるという。
多様性を失ってしまうと、脆弱になってしまうために、もっと「多様性を」という鈴木さんの提言だった。
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