最終更新: 2008/12/05 20:05

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帰ってきた矢部ちゃんのカメラマン日誌

カメラマンのつぶやき

今回のカメラマン日誌は食べ物関係。しかも2本立てでお届けします。

1本目は、小礒カメラマンによる国会内グルメマップ。普通はあまり一般の目に触れない国会内のお食事処(どころ)の数々を国会でのカメラマンたちの日常の報告を交えつつ、リポートします。
そして2本目は、笹原カメラマンによる張り込みグルメ(?)報告です。世田谷一家四人殺害事件の取材の際、成城警察署前で張り込みをした時の食事の様子を報告します。こちらは、たまにはカメラマンらしく、文章抜きの映像日誌の形でお届けします。
さて、ニュースカメラマンたちは普段どんな食事をしているのでしょうか。

2001年5月3日 カメラマンたちの食事

<映放クラブの存在>
国会内(以後院内)には、院内取材(官邸も含む)だけを専門に行なう映放クラブというものがあります。これはわかりやすく言うと、テレビカメラマンの記者クラブのようなもので 新聞記者や放送記者(テレビやラジオ)のいる一般的な記者クラブとは別の、まさにテレビカメラマンだけのクラブです。

皆さんがニュースなどでよく見る本会議や予算委員会などの映像は、実は彼らが撮影しているのです。もちろん厳かな赤じゅうたんの院内での、しかもほとんどが自分たちよりもはるかに年上の政治家への取材が中心なので、カメラマンもいつものGパンにベストという服装というわけにはいかず、一応スーツやジャケットなどの着用が暗黙の了解となっています。メンバーは在京6社(NHK・日テレ・TBS・フジテレビ・テレ朝・テレビ東京)が加盟し、ブースを作っています。(MXテレビは準加盟はしているがブースは設けていない)

…というとかっこいいのですが、1つの狭い大部屋に各社がひしめき合い、机や電送用のラックで仕切られたさらに狭いスペース(机やラックも入れて4メートル×1.5メートルくらい)を割り当てられ、キャップを中心とした数名(フジテレビは常駐6名)がスタンバイしているのです。
ただでさえ狭いのに、国会開始日や政局が動いている時などは各社何班か応援を出すので、クラブ内は劣悪な環境の収容所(!?映放クラブの皆さん、ゴメンナサイ)のようにごった返してしまうのです。

<映放クラブ・週間応援を命ぜられ…>
さて、土日をしっかり休んでスキーに行ってきた私を待っていたものは、1週間の映放クラブ応援勤務でした。われわれ報道カメラマンは毎日、日替わりで色々な取材を扱うのが常ですが(たとえば省庁の会議の冒頭撮影などストレートニュース用の取材を行う日もあれば、次の日は夕方のニュースの企画用にアナウンサーと「デパ地下」へ行ってリポートや商品撮影を行うことも多々ある)
このように1週間、フジテレビに1回も顔を出さずに国会に直行直帰することもあるのです。(もちろん機材は映放クラブの予備機を使用します)  
…と書くと、国会取材ルポが始まるように思われるかもしれませんが、それはまたの機会にして、われわれカメラマンも人の子。日ごろの取材とは違い、ちょいとばかり窮屈で忙しい国会取材の心のオアシスはズバリ…メシ!
実は、院内には大小20店近い食堂が軒を連ねており、しかもどこも安くておいしいのです。今回は、そんな中から私がこの1週間、厳選して食べたお店のメニューの数々をご紹介します。カメラマン日記発のグルメ企画、題して「国会美食日記」の始まり、始まりー。
(ちなみにちゃんと仕事もやりましたよ)

★某月某日(月)

昼まで予算委員会の撮影に入っていたので、昼ごはんに割ける時間は20分以内。
こんな時は究極のファーストフード、衆議院別館1Fの「喫茶あかね」のカレーだ。映放応援にやって来るほとんどのカメラクルーが必ず食べる超有名アイテム。

マトン、チキン、野菜の3種類があるが 個人的なお勧めはチキンのピリ辛と中辛のミックス。ピザでいうハーフ・アンド・ハーフのようで一度に2つの味が楽しめる。

これで値段は変わらず570円。麹町やオペラシティの支店だと1,000円近くするそうな。うーん、ルーのスパイシーな辛さとサフランライスのほのかな甘みとのハーモニーがたまらんです。

★某月某日(火)
きょうも朝から閣議やもろもろで忙しくドタバタ。きのうに続き時間がなく、参議院の地下のそば屋「薮伊豆」で食べる。

院内でそばを出すところは何カ所かあるが、私はここが一番うまいと思う。今日のチョイスはニシンそば。

忙しい議員たちにもファンが多いらしい。なおここは真夏でもなべ焼きうどんが食べられる店としても有名である。

★某月某日(水)
時間があったので官邸まで足を延ばして地下の食堂・その名も「丸の内・常盤家」へ。

ここの厨房(ちゅうぼう)は、総理のご飯や晩さん会の料理を作ったりするのと同じ所なので味は折り紙付き。映放歴約10年のSキャップによると、ほかの食堂と米のおいしさが違うそうだ。その場で揚げてくれるカツカレーが有名で食べたかったのだが、常駐班お勧めの日替わり・和風ステーキ定食をいただく。
780円とは思えない肉のうまさに感動。ファミリーレストランの肉と違ってとてもやわらかかった。

ただ場所柄、総理ら公人の身辺警護を担当するSPたちが相変わらず鋭い目付きで飯を食っていることが多く、今回の写真撮影の際もジロっとにらまれてしまった。

★某月某日(木)
実は、国会議事堂の裏手側の道を挟んで向かいに衆議院第一・第二議員会館、参議院議員会館の3つの建物があるのは皆さんご存知でしょうか。国会議事堂と地下道でつながっていて、主に議員の事務所や会議室などがあります。
そして、このそれぞれの議員会館の地下にも食堂があり、いつも色っぽい秘書のお姉さんや陳情や見学に来た地元の選挙区のおじ(い)ちゃんやおば(あ)ちゃんでごった返しています。
そんな中でもボリューム・味ともに最高のコストパフォーマンスを誇るのが第二議員会館の食堂。

私がいつも食べるのは650円の定食にして1汁3菜(例えばサバの塩焼きとメンチカツと野菜の煮物など)とハイスペックな富士ランチ(マジでお勧め)ですが、きょうは常駐のAカメラマンご推奨の木曜スペシャルメニュー「坦々麺(めん)+ライス+シュウマイ」しめて内税510円にチャレンジ。
ドロドロのゴマがそのまま溶けているくらいに濃厚で栄養のありそうなスープ、そしてこのボリューム。唯一の難点はシュウマイがちょっとやわらかすぎることか。でも500円は安すぎる。

★某月某日(金)

映放応援最後のランチはあっさりと和風で締めよう。でも栄養もちゃんととりたい。そんな人には議事堂2Fの参議院議員食堂(名前と中の雰囲気は議員専用みたいですがだれでも利用できる。ただ値段が少し高め)のすしコーナーのスタミナ丼(どん)がおすすめ。

一見するとただのちらしですが、スタミナの名前の秘密は納豆とうずらの卵。このアイデアの良さと色どりの美しさには思わず脱帽。味もなかなかイケてます。 しめて740円なり。

<最後に>
どうです? おいしそうでしょう。本当は今回紹介したところ以外にも食べたいお店はいっぱいあるのですが、さすがに昼御飯を2回食べるわけにはいかないので…。
ちなみに、これらの食堂のほとんどは委員会など議員の業務が終わるまで営業しているのですが、フルメニューでやっているのは昼の時間だけなんですよねえ。うーん残念! 日ごろちょっと簡単には食べに行くことのできない特殊な場所ですが、国会見学や地元代議士への面会(そんな機会ほとんどないか)などでもしも院内を訪れる機会があれば(ほかに院内で働く手もあります。ただしバイトはないので、政党・官邸や衆参両議院の職員、秘書、マスコミ。もちろん究極は国会議員です)ぜひ上記のお店を味わってみることをお勧めします。ちょっとした食堂街よりも全然充実しているし、なおかつお得度満点ですよ。

国会おすすめグルメ・まとめ (*通常メニューです)
喫茶あかね 衆議院別館 チキンピリ辛・中辛ミックスカレー 570円で本格的カレー
薮伊豆 参議院地下 ニシンそば ニシンが柔らかい
丸の内・常盤家 首相官邸地下 カツカレー カツをその場で揚げてくれる
富士食堂 衆議院第2議員会館 富士ランチ 一汁三菜、ボリュームあり
すしコーナー 参議院議員食堂 スタミナ丼(どん) アイデアが素敵

★はりこみ食事報告(笹原治カメラマン)
WindowsMediaPlayerにてご覧になれます(音声はありません)。 [ high / low ]

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