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ブット元首相暗殺事件でパキスタンの総選挙が延期され、われわれは、再び現地入りすることになった。今回の投票で使われた投票箱は、日本の援助で購入されたもの。半透明になっていて、不正を防止する役割があった。投票箱の配布が始まり、急ピッチで選挙の準備が進められていたパキスタン第2の都市ラホールで取材を行った。
この日は、Villageというレストランで昼食をとった。パキスタンの田舎街をモチーフにしたという建物は、清潔感があり、石造りでおしゃれな形をしていた。
パキスタン料理は、これまでにイメージできるものが何もなかったが、実はインドと同様に、カレーが有名ということを知った。レストランは、バイキング形式になっていて、チキンカレー、マトンカレーをはじめ、さまざまなカレーを選択することができた。中でも、魚入りほうれん草カレーがスタッフのイチ押しということで挑戦してみた。
第一印象は、グリーン色で汁気が少なく、ねっとりとした感じが粘土のようで気色悪い。タイのグリーンカレーともかけ離れた出来栄えで、においさえ感じなかったので味が想像つかない。とりあえず、お皿に少量のご飯を盛って軽く試食してみた。これがうまい! ほうれん草の味と塩加減のバランスが絶妙で、辛味もなく白身魚との相性が抜群。口の中に後味が残らないため、さらりと食べられる。
パキスタン特有のディープなカレーにも挑戦した。写真は、ヤギの脳みそを含むミンチカレー。見た目通り、かなり脂っこく、口の中でプツッと内臓がつぶれるような食感があり、のどを通りにくく、気持ち悪い。現地スタッフの前では残すわけにもいかず、ナンに挟み込んで気合で食べたが、お世辞にもおいしいとは言えなかった。
口直しには、ザクロジュースを注文。ウルドゥー語では、ザクロのことを“アナール”といい、メニュー上には、アナールジュースと記載されている。このジュースは、ミキサーで種ごと砕いているので、固形物の舌触りがあるものの、甘すぎず、濃縮されたさっぱりした酸味が最高だ。カレーの脂っこさもかき消してくれる。パキスタンでは、人気のある飲み物の1つのようで、現地を訪れた方には、ぜひともお勧めしたい1品だ。
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