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神崎 博
 
各国に取材に出かけると必ず、わたしたちは行った国々で、その土地に根ざした食べ物を探し求めます。それを食べると、その土地の文化が体感できるような気がするからです。そうした食べ物が売られているのは屋台。これに限ります。ディープなほどたまりません! ここでは、そんな「屋台景色」をお伝えします。
 
マレーシアの「えびそば」

マレーシアの魅力の1つは、バラエティーに富んだ食べ物! 多民族国家のマレーシアでは、マレー料理はもちろんのこと、インド料理や中華料理も楽しめます。
特になじみ深い中華料理が日本人には好評で、わたしのお気に入りも中華に集中しています。ここマレーシアでは、人口の3割が中国系なので、厳しい消費者に鍛えられた中華料理が東南アジアプライスで楽しめます。

お薦めは、クアラルンプールの中華レストランにある「えびそば」。エビのあんかけそばです。えびの大きさによって値段が変わりますが、プリプリのえびはジューシーで、麺(めん)にかかったあんも、えびのダシが効いていてコクがあります。店はお世辞にもきれいとは言えませんが(特にトイレ、女性は我慢したほうが良さそうです)、味は絶品。看板おばさんも愛想が良く、注文は日本語で「えびそば」と言えば通じます。
  

あとは、紙で包んだ鶏肉を甘辛く煮込んだ「ペーパーチキン」も美味です。ビールを飲んで野菜の炒め物などといっしょに食べても1人1,500円ほどです。

 

 


マレーシアの「マンゴー味カキ氷」

食後のデザートのお気に入りは、カキ氷。一番人気は『マンゴー味カキ氷』です。フレッシュなマンゴーがトッピングされた氷に、トロトロのマンゴーシロップ。ほかにもキウイや小豆(レッドビーン)味もあります。



「東南アジアで氷は大丈夫?」と警戒されるかもしれませんが、いまのところ、この店で食あたりをしたことはありません。マレーシアに慣れていて免疫ができているだけかと疑いましたが、日本から来た友人が食べても大丈夫でした。この店は、夕方からしか開いていないので、日中の暑い最中に汗をダラダラかきながら食べられないのが残念です。

    


中華風お茶漬け「ハムチャ」
マレーシアでも「お茶漬け」を発見! 中華料理店で見つけた「ハムチャ」で、「塩辛いお茶」という意味だそうです。
ご飯に、各種野菜やピーナッツなどをトッピングし、最後にちょっとどきつい緑色の「ハムチャ」をかけてサラサラと食べます。
この「ハムチャ」、お茶の葉にミント、ピーナッツ、ゴマなどを加えてすりつぶし、ペースト状にしてからお湯をかけて出来上がり。味は、ミントの風味が効いていてさわやかな食感が楽しめます。あと、野菜たっぷりなのでかなり健康にも良さそうです。
お値段は350円ほど。こちらでは少し高めですが、屋台メシで疲れ気味の胃腸をいたわるには、最適のメニューかもしれません。