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イラク・サマワ取材
イラク・サマワで取材活動を続けている。

東京・フジテレビ内にて
ここは、首都バグダッドとは違い、牧歌的な雰囲気さえただよう田舎町です。しかし、なんといっても依然としてイラク国内は“紛争地”であり、 それなりの危機管理は欠かせない。

まず、わたしとカメラマンのハミッド(マレーシア人)は去年12月、英国の会社が 行った「危機管理講習」を受けた。
軍隊経験のある英国人から「地雷の種類」から「カージャックに遭遇した時の身の処し方」まで計5日間、みっちりたたき込まれた。

サマワにはホテルなどないため、われわれは民家を借り上げて「臨時支局」としているが、 ここでは、銃を持ったセキュリティを雇い、24時間態勢で監視にあたらせている。やや離れた場所へ取材に行く際は、防弾チョッキを持っていくことも忘れない。そんな中での自衛隊取材、毎日のブリーフィングはサマワ郊外の広大な敷地内に造られた宿営地で行われる。

自衛隊・サマワ宿営地内
イラク・サマワでの取材だが、ここはイラクの中の「日本」だ。 共通言語は英語・アラビア語ではなく日本語。 ブリーフィングももちろん日本語のみ。 一瞬、ここは日本かと錯覚するほどだ。

われわれの住む民家のボディガード、銃の手入れを忘れない
しかし、1歩宿営地の外に出ると、そこはイラクそのものだ。 時折、銃声は聞こえるし、夜間の外出は極力控えている。

先日もサマワ郊外で、アメリカ兵がイラク人を射殺する事件が起きた。われわれの取材もいつ何が起こるかわからない。人を取材する前に、まずは自分たちの危機管理をしっかりとする (例えば、連絡手段を2つ以上持ってるかなど)。当たり前だが、それが紛争地取材の基本である。


給水作業を待ちわびるサマワの人々
給水車に集まる人々

サマワの住民に安定した水を供給することは、今回の自衛隊の活動の大きな柱の1つ。

5日ぶりに村に水がきた
サマワ周辺地域は、水道管が壊れていたり、整備されて いないため、水は給水車に頼らざるをえません。

われわれ取材班が行ったのは サマワから20kmほど離れたアルスウェルという村。ここには、週2回しか水の配給がないのです。

サマワラ近郊の村にて
住民は、週2回の水の配給では足りず、 水が来ないときは川の水を飲むといいます。川の水は、塩分やバクテリア菌が多く、住民がそれを飲料水や 生活用水に使っているため皮膚に障害が出る子どもが多いということです。

自衛隊の給水活動は、部隊がそろい次第、早ければ今月中にも始まる予定です。
(坂本隆之)