新着

聖火はオーストラリアへ

マレーシア総選挙

乗り継ぎも綱渡り(ネパール)

熱帯雨林激滅の本当の理由

これが本当の国際会議? 地球温暖化防止バリ会議(インドネシア)

和やかな反政府デモ(シドニー)

シドニーAPECの裏側 市民生活への影響

DVD探知犬

夏だことしもドリアンだ!

モスク立てこもり事件の真実とは

初サウジアラビア

ニュージーランドで日本人4人焼死

日朝交渉わずか3時間で終了

金正男氏を追え!

「正しい日本食」とは?

アジアの電話がつながらない

米軍イラクへ増派

マグロが危ない

フィジーでクーデター

「ええっ! 国際会議が延期?

豪州が大変だ!

トンガ国王死去

北朝鮮の変化

 

過去記事アーカイブ
 
ドイツW杯日記1
5月下旬、オーストラリアでワールドカップサッカーの取材をしていたら、突然「人手が足りないのでドイツへ行ってほしい」と連絡があった。
棚からぼたもちとはこのことか。
初冬に入ったオーストラリアから、先日、逮捕された村上世彰容疑者の「村上ファンド」の取材をシンガポールで行ってから、6月初旬単身ドイツに入った。

ドイツの第一印象? なんといっても寒い...降り立ったフランクフルトは12℃。
熱帯雨林気候で働いているわたしにはこたえる寒さだ。普通、この時期は、もうちょっと暖かいのだそうだ。地元の人も首をかしげている。
実は、ワールドカップ取材は3回目だ。初めてのワールドカップはフランス大会。そう、日本が3戦全敗をしたあの大会だ。
当時は、スポーツ担当だったにもかかわらず、まったくといっていいほど、サッカーに興味を持っていなかったわたしに、職場の先輩が「オリンピックよりはるかに参加国が多いのがワールドカップ」と教えられ、興味を持ったのがきっかけだ。
当時は、キャスター付きのディレクターとして、ツールーズ、ナント、リヨンの3都市と、合宿地スイスのエクスレバンを何度も往復した。
野球では味わえない「世界標準」のサッカーを間近でみて、少年のようにわくわくした。
そして、4年前の日韓大会、わたしは、横浜支局にいた。
言うまでもなく決勝が行われた都市である。
決勝戦を前にスタジアム周辺を走り回り、取材したことを覚えている。
そんなことを思い出しながら、今、ドイツのオーリンゲンという小さな町でこれを書いている。
いつものような事件事故の取材から離れて、しばらくは「ワールドカップ日記」を記そうと思う。


ドイツW杯日記2 -単身での取材-
「人手が足りないから来てほしい」... そう言われてドイツには来たものの、コーディネータがいない。
普通、外国取材には、その国の専門家が同行するのが当たり前。だって言葉がわかりませんから。
しかし、その認識は甘かった。
通常のスポーツイベント取材だと、われわれが構える本部に行き、「よろしくお願いします」と早くから来ているスタッフにあいさつし、「まあ、1日目くらいはゆっくりして、あしたからよろしく」みたいに、本部のボスに言われるのが普通なのだけれど、アジアからきた33番目の代表(記者)には、そんな権利はなかったようだ。

空港に到着するなり、「そこにとどまって、ブラジル到着の取材をお願いします」との電話。
「え、本部に行って、マレーシアから持ってきたお土産を渡さないと...」とは言う暇も与えられず、「それが終わったら、あすからはオーストラリアチームの到着、そして彼らのキャンプ地に張りついてください」。
こうして、わたしはオーストラリアチームのキャンプ地であるオーリンゲンに向かうことになった。


ドイツW杯日記3 -オーリンゲン-
オーストラリアチームが合宿地に選んだのが、ドイツ南部の街、オーリンゲン。
シュツットガルトから車でおよそ1時間。正式には、アーリンゲンとウーリンゲン間が正式の発音らしい...。
ほとんどのガイドブックに載っていないし、ドイツの人も知らない人が多い。そんな小さな街オーリンゲンをわたしは非常に気に入ってしまった。

ここは、高くそびえる教会より高い建物がない。
ここは、戦争でも難を逃れたと聞いた。石畳で覆われた街はおそらく20分もあれば1周できるほどの小ささだ。日韓ワールドカップの際の旧中津江村のような街の歓迎ぶりもほほえましい。
ドイツの街はパン屋が多いと聞いていたが、ここもその通り。
小さな街にパン屋、靴屋、そしてなぜかアイスクリーム屋が軒を並べている。

初めて訪れたドイツの片田舎の街、1週間ほど滞在したが、どうしてももう一度訪れたいところだ。

ドイツW杯日記4 -もっと街を楽しもう-

オーストラリア戦前日、大好きな街オーリンゲンから、試合会場があるオランダ国境に近いカイザースラウテルンへと向かった。
試合の方は、残り8分間に3点取られるという悔しい負け方であった。
内容はともかく、オーストラリアサポーターが、夜遅くまで街の中心部で騒ぎまくっていたのが印象的だった。
取材をしてわかったことだが、現地にやってくる日本人のサポーターの多くがW杯の「試合」を楽しみにしているのに対し、外国のファンはその「土地」を訪れることを楽しみにしているようだ。
ドイツ・カイザースラウテルンもしかり。
試合の前日まで市内を歩いているのはオーストラリア人ばかり。街で日本人を見つけることは本当に難しかった。
それは、日本人のほとんどが「パッケージツアー」でドイツを訪れているからだ。
団体バスの発着所に取材に行ったが、カイザースラウテルンに到着するのが試合当日の午前11時。まっすぐ試合会場に向かい、午後3時からの試合を見て、終了から1時間後にはバスで街を離れる。これでは、街を楽しむ時間的余裕すらない。

ドイツの街は、カフェでお茶をしているだけで楽しい。本を読むのもよし、ボーっとするのもよし。
試合に負けて悔しいのは、わたしも一緒だけど、
日本人サポーター、もっと街を楽しもうよ。