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■初サウジアラビア
リヤド郊外にある遺跡群

安倍首相の米・中東訪問の応援取材で、初めてサウジアラビアに来た。

サウジアラビアは、一般的に観光ビザを発給しないことで知られているため、入国できるチャンスは、ごくごく限られている。
今回は、日本の首相が訪問するということで、特別に許可が出た。

リヤド市内の交通標識に英語はない

観光ビザがないってことは、街に観光客がほとんどいない。
観光地もほとんどない。
仕事が終わって行った遺跡も、まったく観光地化されていなかった...。
そういえば首都リヤドの国際空港だって、免税品店がなかった。
あったのは、コーヒーショップ2軒だけ。
こんな空港初めてだ。
アフガニスタンのカブールもイラクのバグダッドでも、きちんと土産物屋はあった。

女性はみな黒ずくめの洋服を着ている

もう1つあらためて驚いたのは、女性の服についてだ。
わたしもイスラム教の国に住んでいるので、多少のことは驚かないが、女性が100%黒ずくめの洋服を着ているとは思わなかった。誰一人として黒以外の服を着ていなかった。
うちの女性スタッフも大使館の女性も、外出する時は、黒ずくめの服に着替えていた。

また外で働く女性にも会わなかった。
ホテルのスタッフも全員男性、スーパーの店員もレジ打ちも全員男性だった。
出会った女性は皆ショッピングをしていた。
ここは男性天国なのか、女性天国なのかよくわからない。

坂本 隆之


■ニュージーランドで日本人4人焼死

取材で初めてニュージーランドへ。仕事でなければ、一生縁がなかった場所かもしれません。場所は、南島のクライストチャーチ。名前しか知らなかった場所です。
この稼業をしていると、突然こうした自分の地図になかった場所に行くことがあります。

ここで、日本人4人が死亡するという火事がありました。現地警察では、殺人事件の可能性もあるとみて捜査を始めました。

現地は、日本と季節が逆なので、秋の初め。朝夕は、若干冷えますが、想像していたより日中は暖かく、日本の5月のような陽気で、カラっとしていて気持ちよく過ごすことができました。クライストチャーチは、南島一の都市ですが、人口は30万人ほどの規模で、教会を中心に発展した整然とした町並みは、ごちゃごちゃした東南アジアの町に慣れたわたしには、なんとなくきれいすぎて少し落ち着かないような気がしました。

今回は、カメラマンが同行しなかったので、わたしがカメラマン兼リポーターを務めました。撮影しながらインタビューするのは、なかなか緊張しました。当初は、家族4人が焼死という話でしたが、1人が家族でないことが判明。家族3人を殺害後、容疑者が自殺したのではという憶測も流れ、謎が深まりましたが、結局、その1人は、知り合いの同居人であることが判明。同居人との一家の心中という可能性が高まったため、現地滞在3日ほどで、イースター(復活祭)ムードが高まる教会の街をあとにしました。

神崎 博