ブッシュ大統領や安倍首相が出席したシドニのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)。
首脳会議は週末に予定されていましたが、警備上の都合で、シドニー市が前日の金曜日も休日に指定したため、大都市シドニーの街中は閑散とし、まるで「ゴーストタウン」のようでした。
まず目についたのが、各国の代表団が宿泊しているホテルの周りを囲む高さ3メートルの金網のフェンス。 出入り口には警察官が配置され、いかにも物々しい雰囲気です。この中を歩いていると、まるで動物園のおりのなかにいるようです。市内の観光バス乗り場も金網で封鎖されているため、別の場所に移されていましたが、利用者の姿はほとんど見かけませんでした。
シドニー周辺(ニューサウスウェールズ州、2003年)には、毎年37万人もの日本人観光客が訪れています。しかし、APEC期間中はホテルが満室で、高級ブランド品を扱う免税店も閉まるなど、観光面でも大きな影響が出ていました。日本人観光客の間からは「ちょっと迷惑」、
「この時期に来たのはハズレだったかな」という声も聞かれました。
そんな中、老若男女が集い、混雑している場所がありました。市内中心部から外れた地域にあるパブは、昼間から地元の人たちで満員。パブの客からは「街は閉鎖されているし、ブッシュや外国からの客は来るし、仲間とビールを飲むしかないよ」、「ありがとう、ジョージ・ブッシュ」という声も。
各国首脳が集うシドニー、華やかなスポットライトの裏側で、こうした光景が繰り広げられていました。
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