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■これが本当の国際会議? 地球温暖化防止バリ会議(インドネシア)
バリ国際会議場外観
およそ2週間にも及ぶ会議の最終日。議論は徹夜で続き、翌日未明に、なんとか議長にげたを預ける形でまとまろうとしていました。あとは、今後の温暖化防止に向けた日程を記した「バリロードマップ」を本会議で採択すれば終わりという段階で、いきなり中国の代表団が「事務局側の手続きがおかしい」と難癖をつけました。こっちは徹夜明けで、内心「これさえ通れば、すべて終わりや」と真っ赤な目を血走らせながら会議の進行を注視していたところ、この抗議で中断。この発言を聴いた瞬間、「ええっ! 何言うねん!」という感じで、腰が砕け、いすから転げ落ちそうになりました。

バリ国際会議場
思い起こせば10年前、京都で開かれていた温暖化防止会議(COP3)。最終日になっても議論はまとまらず、徹夜でなんとか話をつけ、翌日の午前中まで持ち越したという記憶があったので、今回も徹夜は覚悟してバリまで乗り込んできましたが、ここへきて、「徹夜しても終わらないかも?」という予想外の展開。
会議はまさに、先進国と途上国との闘い。その先進国側も二酸化炭素排出量削減の数値目標を盛り込みたいEUと盛り込みたくないアメリカ・日本。途上国側も経済発展を阻害する恐れのある数字は絶対入れたくない中国・インドと、多少の譲歩は必要とする南アフリカなど、それぞれの陣営でも足並みが乱れているため、ますますまとめるのが難しくなりました。
採択された「バリロードマップ」
結局、途上国側の要求に大幅に譲歩した形で何とか収拾し、夕方ごろになんとか終了。各国のエゴがむき出しになる二酸化炭素の排出規制。「アツく」なる代表団の温暖化を防止するだけでも、相当なエネルギーが必要です。