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『セクシーな服装禁止条例』ミニスカ、ヘソ出しもダメよ!
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神崎 博
■「セクシーな服装禁止条例」ミニスカ、ヘソ出しもダメよ!
イスラム教国のマレーシアで、日本ではちょっと考えられない変わった条例が施行されました。
条例のタイトルを意訳すると『セクシーな服装禁止条例』。行政当局の許可を得て営業している飲食店や小売店のイスラム教徒の店員は、セクシーな服装をしてはいけないというもの。
違反すると、最高500リンギット(日本円で約1万5,000円)が課されます。取り締まるのはイスラム教徒の女性だけで、非イスラム教徒に対しては「勧告」程度。
この条例は、クランタン州のコタバル市議会が制定したものです。コタバルは、マレー半島の東海岸の北に位置する州都で、人口のおよそ95%をイスラム教徒が占めています(国の平均では60%程度)。
そもそもイスラム教では、「男性上位」の発想がベースとなっており、女性は男性を惑わす存在として扱われ、男性を誘惑するのを防ぐため、女性らしい体の部分を露出することを禁止しています。女性は、男性の保護の下に置かれ、夫や家族以外の男性に肌を見せることはできません。
マレーシアでは『トゥドゥン』と呼ばれるスカーフで髪を覆い(髪の毛も男性を惑わすセクシーな部分とされている)、長袖のロングワンピース(マレー服)を着用するよう勧められます。ただ、首都のクアラルンプールなどの都会では、スカーフを被っていない女性の姿も数多く見かけますが、実際、コタバルの街中でスカーフを被っていないイスラムの女性を見かけることは、ほとんどありませんでした。
この条例の問題点は、何をもって『セクシー』とするのか、その基準なのですが、行政側はある程度の指針を示しています。まず、イスラム教徒に関しては「全身を覆う衣装で足首までカバーするもの」、「髪の毛全体をスカーフで覆うこと」とし、禁止事項としては、「体のラインをはっきり出す服装」、「ヘソ出し」、「シースルーのブラウス」、「ミニスカート」、「タイトなパンツ」とされています。
また、非イスラム教徒には、「セクシーでなく『適切な』服装」を心がけ、「ヘソ出し、多大な胸の谷間の露出、お尻の形を強調する『不適切な服装』」は望ましくないとしています。いずれにしても、「セクシー」の基準は、判断する側の主観によって左右されかねないあいまいなもので、異教徒の外国人であるわたしからすると「いかがなものか」という気はします。この先、この条例がイスラム教徒以外の女性にまで適応されないことを、1人の男性として望んでいます。
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KL支局からのあいさつ
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