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■断食明けビュッフェ
断食明けビュッフェ会場は混雑
「断食」。イスラム教徒は、断食月の約1カ月の間、食べ物はおろか、飲み物も口にしてはいけません。マレーシアに赴任するまでは、イスラム教徒の友人もいなかったので、まるまる1カ月もの間、飲まず食わずで過ごすと信じていました。ところが、支局のイスラム教徒のスタッフに尋ねたところ、断食は、日の出から日の入りまで、要するに、お天道様(太陽)が出ている間だけの話。日の出の前に朝飯を食べて、日没までは飲まず食わず、ただし、日の入り後に家族そろって、豪華なディナーパーティーを夜遅くまで連日繰り返すとのこと。
最初は、つらそうな姿を見て同情していましたが、どうやらつらいのは、前の晩遅くまで騒いでいたのに、朝ごはんのため早起きし、睡眠不足が原因だったようで、なんとなく「苦行」のイメージが変わってしまいました。
わがクアラルンプール支局は、イスラム教国マレーシアにあり、スタッフの半数以上がイスラム教徒。断食月が開ける(終わる)ころに、支局スタッフ全員と関係者を集めて、近くのホテルに「断食明けビュッフェ」に毎年出かけています。ホテルの宴会場やレストランには、肉や魚からデザートまでビュッフェ形式の料理が並んでいます。
 
   
断食明けビュッフェ

支局のスタッフと
断食が明ける時間より前に席に着き、それぞれが自分の食べたいものを皿に盛って目の前に並べ、「おあずけ」状態のまま、断食が明ける時間を待ちます。「ゴーン!」という鐘の音とともに、お祈りもそこそこで、すぐにモーレツ早食い競争が始まります。1日分の食べ物に対する欲求を一気にぶつけます。どのテーブルも会話もなく、ガツガツとむさぼり食べます。この光景を初めてみる外国人(異教徒)は、あ然とさせられます。『断食月なのに太る人がいる』という話を聞いていて、そんなハズはないと思っていましたが、この光景を見て納得。食べすぎには気をつけましょう。