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神崎 博
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| ■干からびる大地オーストラリア |
日本でも話題となっている乳製品価格の高騰。世界有数の乳製品供給大国のオーストラリアでも、牛乳をはじめとする乳製品、特にバター不足が深刻になっています。
早速、その原因を取材するため、首都キャンベラからクルマで片道7時間をかけて、ビクトリア州北部の農場へ向かいました。
目的地に近づくにつれ、緑の多かった景色が、だんだん黄色く変わり、道路沿いの農場には「売り出し中」や「酪農農家には『水』も『未来』もない」という立て看板が目立つようになりました。
ここ数年の干ばつの影響で、廃業に追い込まれる農家や餌代のかかる牛を処分する農家が相次いでいるのに加え、緑の牧草が育たず、干し草ばかりを食べているので、牛乳の生産量が落ち込んでいるのが、バター不足の原因だそうです。
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酪農に「未来」はないのか |
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干ばつは、酪農農家を直撃 |
牛乳の買い取り価格は上昇しているものの、その前に餌代が工面できずに大切な牛を処分し、生産量が落ち込むという悪循環を繰り返しています。わたしが取材した農家も、140頭のうち半分の牛を処分し、銀行、政府、牛乳工場から借金を重ね、なんとか餌代を捻出(ねんしゅつ)していました。『わたしたちは楽観的よ。だってこの仕事を続けていきたいんですもの』、絶望的な状況の中でのこの言葉が印象的でした。
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干ばつのせいで牛乳の生産量は低下 |
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原料の牛乳の価格が高騰 |
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