岩手・宮城内陸地震 政府、「激甚災害指定」を見送り「局地激甚災害指定」に(2008/06/30 14:44)
岩手・宮城内陸地震で政府は、災害全体を対象とした「激甚災害指定」を見送り、市町村単位の復旧事業を対象とした「局地激甚災害指定」とすることを決めた。
指定を受けるのは、岩手・一関市と奥州市、それに、宮城・栗原市の公共土木施設や農地などの復旧事業。
政府は、7月中旬までに正式な指定手続きを終えたいとしている。
今回、全体の復旧事業費の見込み額が基準に達せず、災害全体を対象とする「激甚災害指定」ではなく、市町村単位の「局地激甚災害指定」にとどまったことから、岩手、宮城両県が行う復旧事業への国庫補助率のかさ上げは行われないことになる。
岩手・宮城内陸地震発生から10日目 依然10人が行方不明 仮設住宅の建設準備進む(2008/06/23 14:05 仙台放送)
依然として10人が行方不明となっている岩手・宮城内陸地震は、23日で発生から10日目を迎えた。
宮城・栗原市花山の避難所では、現在も100人以上の方が避難所生活を送っている。
今回の地震で依然10人が行方不明となっている。
22日、自衛隊による捜索活動が打ち切られたことを受け、23日は午前6時から栗原市内6カ所で警察と消防が150人態勢で捜索を行っている。
一方、仮設住宅の建設準備が進んでいて、23日は栗原市内の2カ所で建設予定地の草刈りなどが行われている。
仮設住宅は、栗原市内の95人を対象に37戸建設される予定となっている。
現地では、昼すぎから雨が降り出す予報で、捜索活動への影響が心配されている。
岩手・宮城内陸地震 村井宮城県知事、自衛隊に対し行方不明者の捜索を終了するよう要請(2008/06/23 00:17 仙台放送)
岩手・宮城内陸地震で、宮城県の村井嘉浩知事は22日、自衛隊に対し、行方不明者の捜索を終了するよう要請した。
村井知事は「土砂に埋まった方が10日たってですね、生きているという可能性は、極めて低いだろうと」と述べた。
村井知事は22日昼ごろ、災害派遣要請をしていた陸上自衛隊第6師団に対し、22日で捜索活動を終了し、給水や輸送などの生活支援に重点を移すことを要請した。
栗原市の市長からは、捜索継続を要請をされたものの、「行方不明者生存の可能性はほとんどなく、2次災害で自衛隊員を危険にさらすことになる」として、捜索の終了に理解を求めた。
この決定を受け、今後、行方不明者捜索の中心は警察と消防に移るが、自衛隊は、隊員の輸送や給水などの生活支援などについては、これまで通り協力するという。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市で17地区の30世帯・102人に初の避難勧告(2008/06/22 18:47 仙台放送)
岩手・宮城内陸地震で、22日の捜索活動は、雨と霧の影響で難航し、依然10人が行方不明のままとなっている。
栗原市内は午後5時半現在、曇っているが、いつ雨が降ってもおかしくない、黒い雨雲が空を覆っている。
栗駒の避難所には現在、34人が生活をしているが、21日から避難所の中に地域助け合いセンターが設けられ、避難所に暮らす人たちが今、何に困っているかを聞き、手助けしようという動きが広がっている。
一方、依然10人が行方不明になっているが、22日は濃い霧の影響で、本格的な捜索は昼ごろからとなった。
4人が行方不明となっている「白糸の滝」など5カ所で捜索が行われたが、発見には至っていない。
また、栗駒沼倉地区など、あわせて17地区の30世帯・102人に対して、余震で土砂崩れに巻き込まれるおそれがあるとして、今回の地震で初めて避難勧告が出された。
栗原市内の23日の天気は雨の予報となっていて、市民生活や捜索活動への影響が心配される。
岩手・宮城内陸地震 依然10人不明 雨と霧の影響で自衛隊のヘリが飛べず、捜索は難航(2008/06/22 15:11 仙台放送)
岩手・宮城内陸地震は、発生から9日目を迎えた。依然10人が行方不明となっているが、22日は雨と霧の影響で、自衛隊のヘリコプターが飛べず、捜索は難航している。
22日午前11時50分現在、宮城・栗原市は曇っているが、朝は霧雨が降り、湿気が多くなっている。
22日は、雨と霧の影響で、自衛隊のヘリコプターが飛べずにいる。
4人が行方不明となっている宮城・栗原市の「白糸の滝」など5カ所では、捜索が始まっていない。
今後の雨の影響が心配されている。
岩手・宮城内陸地震 岩手・磐井川の水位、観測開始から3.25メートル上昇(2008/06/22 01:01 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震から1週間がたった。被災地では、21日も行方不明者の捜索が行われ、犠牲者へ黙とうをささげた。
地震発生時刻の午前8時43分、宮城・栗原市では、行方不明者の捜索にあたる自衛隊と市の職員が、地震の犠牲者へ黙とうをささげた。
この地震では、土砂崩れなどに巻き込まれ12人が死亡し、10人が行方不明となっている。
駒の湯温泉では5人が死亡し、従業員2人が行方不明で、21日も捜索が続けられたが、午後11時45分現在も2人は見つかっていない。
こうした中、避難生活を送る住民の顔には、疲れの色が濃くなっている。
避難している人は「だいぶ疲れがたまってきましたね」、「皆さんピリピリして、ストレスがたまっているようですので、話す言葉なんかにも注意しながら、もめ事なんかが起きないように注意してます」などと話した。
また、がけ崩れが多発し、これまで立ち入りが許可されなかった宮城・栗原市の温湯(ぬるゆ)地区では、避難住民の一時帰宅が初めて行われた。
このほか、土砂が川をせき止めて起きる「土砂崩れダム」は、岩手・一関市の磐井川や、栗原市の迫川の3カ所で、国の工事が進められている。
磐井川では、ポンプで排水を続けながら、仮の排水路を深くする作業が行われたが、水位は上昇を続け、18日の観測開始から21日午後3時までで、3.25メートル上昇した。
東北地方整備局では、万が一に備え、下流の川岸に土のうを積む作業を続けている。
岩手・宮城内陸地震 岩手・一関市の土砂崩れダムの仮の排水路が完成(2008/06/21 23:40 FNN取材団)
大きな災害をもたらした岩手・宮城内陸地震が発生してから、21日で1週間となった。
現地では行方不明者の懸命な捜索が続く一方、避難した人たちは先行きの見えない不安な生活が続いている。
20日に30度を超えた寒暖計は、21日も同じラインまで上がる厳しい暑さだった。
避難所の隣にある現地対策本部では、21日早朝から、自衛隊員たちが休むことなく捜索と情報収集にあたっている。
22日は暑さが、いくぶん収まるもようだが、変わって天気は下り坂となる。
隊員らは行方不明者捜索のため、今度は再び雨との懸命な戦いになるとみられる。
被害が大きかった宮城・栗原市の花山コミュニティセンターでは、地震発生時刻に自衛隊員らが、亡くなった12人に黙とうをささげた。
一方、決壊のおそれがあった岩手・一関市市野々原地区の土砂崩れダムの仮の排水路が21日午後、完成した。
水の流れをせき止めていた土のうが撤去されると、土砂ダムから排水路に水が流れ込んだ。
排水路は幅12メートル、深さ8メートルで、ダムにたまった水を120メートル先の磐井川下流に流せるようになった。
国土交通省は、ダム決壊の危険性は低くなったとしながらも、万一に備え、さらに排水路の拡幅作業を続けるという。
岩手・宮城内陸地震から1週間 宮城・栗原市の「駒の湯温泉」で不明の2人の捜索続く(2008/06/21 23:40 FNN取材団)
最大震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震発生から21日で1週間がたった。
いまだ2人の行方不明者が見つかっていない宮城・栗原市の「駒の湯温泉」では、21日午前6時から、自衛隊・警察・消防が250人態勢で捜索を進めている。
駒の湯温泉では7人が行方不明になっていたとみられ、うち5人がすでに遺体で発見されている。
今もなお、5人が見つかった建物1階部分の周りで、捜索が行われているもよう。
そして、現場周辺では午後からにわか雨や、雷雨になるところがある見込み。
今後、1週間も雨の降る日が多いため、二次災害を警戒しながらの捜索になる。
岩手・宮城内陸地震から1週間 宮城・栗原市の現地対策本部で犠牲者に黙とう(2008/06/21 23:40 FNN取材団)
最大震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震から、21日で1週間がたった。
宮城・栗原市の花山コミュニティーセンターでは21日午前、避難所の横にある現地対策本部で、亡くなった方々へ黙とうがささげられた。
この地震は6月14日朝、岩手県南部を震源として発生し、最大震度6強を観測した。
20日、新たに宮城・栗原市のがけ崩れ現場から、土木作業員・五十嵐 みつるさん(32)が発見され、これまでに12人の死亡が確認された。
宮城県内では、21日午前11時50分現在も、「駒の湯温泉」の従業員2人を含む10人が行方不明となっていて、重機や救助犬をともない、懸命な捜索が続けられている。
宮城県内は22日から再び、くもりから雨の天気が続くものとみられ、21日の作業で不明者の発見が期待される。
岩手・宮城内陸地震から1週間 岩手・奥州市の災害対策本部で犠牲者に黙とう(2008/06/21 23:40 FNN取材団)
最大震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震発生から21日で1週間がたった。
岩手県内で被害の大きかった奥州市の災害対策本部では、地震で犠牲になった人に黙とうがささげられた。
奥州市役所では午前8時43分に、市の職員や自衛隊員などおよそ100人が地震による犠牲者に、1分間の黙とうをした。
今回の地震による死者は、これまであわせて12人で、このうち奥州市は、ダム建設現場で作業員1人が落石により死亡した。
衣川地区では、依然として300世帯で断水が続いていて、ライフラインの復旧が急がれている。
岩手・宮城内陸地震から1週間 宮城県内で依然10人不明 土砂崩れダムの排水工事続く(2008/06/21 07:57 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震から、21日で1週間がたつ。21日朝現在、宮城・栗原市全体では201人、うち、地震で最も被害が大きかった花山のコミュニティセンターでは、最多の109人が避難所での生活を余儀なくされている。
この地震は、14日の朝、岩手県南部を震源として発生し、最大震度6強を観測した。
20日、新たに宮城・栗原市のがけ崩れ現場から、土木作業員・五十嵐 みつるさん(32)が遺体で発見され、これまでに12人の死亡が確認された。
宮城県内では、現在も10人が行方不明となっていて、捜索が続けられている。
また、この地震では、土砂が川の流れをせき止める土砂崩れダムが15カ所発生し、岩手・一関市の磐井川など3カ所では、決壊するおそれがあるとして、国が水を抜く工事を続けている。
これから1週間、宮城県内は曇りや雨の天候が続くものと予想されていて、残る行方不明者の捜索、そして土砂崩れダムの水位が心配される。
岩手・宮城内陸地震 エコノミークラス症候群の検査を行う医療チームが避難所入り(2008/06/21 01:58)
岩手・宮城内陸地震で、避難所暮らしが長引くことで、突然死にもつながるエコノミー症候群が発症するのを未然に防ごうと、新潟の震災を経験した医師が現地に入った。
被災地では20日、気温が30度近くまで上昇し、蒸し暑い1日となった。
被災者は「体調はもう崩れてます。もうくたくただよ」、「眠れねえ眠れねえ。うちで眠るのと違って全然眠れねえなあ」などと話した。
被災者は、長引く避難所生活に加え、気温の上昇で疲労感が強まっている。
こうした中、新潟大学大学院の榛沢和彦医師が中心の医療チームが、宮城・栗原市の避難所に入った。
この医療チームは、エコノミークラス症候群の検査を行うという。
エコノミークラス症候群は、車の中で寝泊りするなど、窮屈な姿勢を続けると発症する。
足などの静脈に血の塊ができ、肺の血管を詰まらせ、呼吸困難やショック症状を起こす。
2004年の新潟県中越地震では、死亡に至るケースもあった。
当時、榛沢医師は現場に入り、治療にあたった。
2007年の新潟県中越沖地震では、検査の結果、車中泊だけでなく、避難生活でも発症することがわかった。
3泊以上になると、さらに確率が上がるという。
地震から21日で1週間となるが、岩手県の本寺小学校の体育館には、現在も40人が避難生活を送っている。
榛沢医師は岩手に移動し、検査を続けた。
この避難所で生活を送る人の8割を検査した結果、エコノミー症候群は確認されなかった。
固い床ではなく、救援物資として届いた畳が効果を上げているという。
しかし、避難所生活が長引けば、エコノミークラス症候群の発症率は上がる。
水分補給や運動をとることが大切だという。
榛沢医師は「皆さんに注意喚起を。全員の検査はできませんので。避難している方にわかっていただけたらなと思います」と話した。
避難生活が続く中、早期のライフラインの復旧と十分なケアが求められている。
岩手・宮城内陸地震 一関市厳美町で土石流発生に備え、土のう1,000個余り設置(2008/06/21 01:58)
岩手・宮城内陸地震で、作業員3人が土砂崩れに巻き込まれた現場から、新たに男性1人の遺体が見つかった。
梅雨の晴れ間となった被災地では、各地で捜索活動が続けられていた。
宮城・栗原市の作業員1人が行方不明となっている工事現場では、照りつける太陽の下、重機やシャベルを使い、地道に土を掘り起こす作業が続いた。
自衛隊が作業を進めていたその時、男性1人の遺体が発見された。
遺体は、工事作業中に土砂崩れに巻き込まれた五十嵐 みつるさん(32)と確認された。
地震発生から7日目、死者は12人となった。
一方で、土砂崩れダムの排水作業も本格化した。
岩手・一関市市野々原地区の土砂崩れダムでは、排水ポンプを6台設置した。
毎秒3トンの水を排出するが、それでも水位は下がらず、満水まであと1メートルほどに迫った。
しかし、排水路も完成したため、決壊する危険性は少ない。
被災地では、再び雨が降り出す予報が出ている。
ダムの排水工事が進む一方で、岩手・一関市厳美町では、土石流発生に備え、高さ1メートルほどある土のう1,000個余りが設置された。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市花山地区で行方不明になっていた男性の遺体を発見(2008/06/20 18:55)
岩手・宮城内陸地震で、20日午後、宮城・栗原市花山地区の作業員1人の行方がわからなくなっていた現場で、1人の遺体が見つかった。
その後、遺体は行方不明になっていた五十嵐 みつるさん(32)と確認された。
また、岩手・一関市の磐井川の上流3kmで形成されている土砂崩れダムは、正午に排水ポンプ6台すべてが稼働し、現在、毎秒3トンの水が排水されている。
水位の上昇スピードは鈍ったものの、現在も1時間あたり3〜4cmほど上昇し続けていて、午後5時現在、82cmで満水になるという。
しかし、排水路も完成しており、ダム決壊の危険性は大幅に減ったとみられている。
20日も徹夜で排水路の拡張工事が行われる予定。
岩手・宮城内陸地震 岩手・一関市の土砂崩れダムで配水作業が急ピッチで行われる(2008/06/20 12:14 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震から21日で1週間。東北地方は19日に梅雨入りが発表され、被災地では雨が降った。岩手県内で、はんらんや決壊の危険性が最も高くなっている一関市市野々原地区の土砂崩れダムでは排水作業が急ピッチで行われている。
19日は、午後から断続的に雨が降ったが、20日は晴れている。
一関市厳美町市野々原地区の磐井川に形成された土砂崩れダムでは、午前9時現在、19日と比べて1m15cm水位が上がり、満水まであと1メートルほどにまで迫っている。
しかし、これまでに排水ポンプ6台のうち4台が設置された。
2本のホースがふくれていて、水が排水されている。
19日まで水位は1時間に4cmから5cmほど上がっていたが、これで上流から流れ込む水量とほぼ同量の排水が可能となっている。
急ピッチで進められている排水路の工事も予定されていたより順調で、すでに9割以上の工事が終わり、午前中には完成する見込み。
この排水路が完成すれば、ダムが満水になったとしても排水路に水が流れるため、一定の安全性が確保されたといえる。
夕方までには、6台すべてのポンプが稼働する見込みで、これらが稼働すれば上流からの水の量を上回る排水が可能になる。
岩手・宮城内陸地震 岩手・一関市の土砂崩れダムで排水ポンプなどによる排水作業が進む(2008/06/20 06:28 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震で、雨による2次災害が懸念されている。
19日からの雨で、土砂崩れダムにはんらんや決壊のおそれが出ているが、岩手・一関市厳美町の市野々原地区にある決壊の危険性が最も高い土砂崩れダム付近では、19日昼すぎから降り始めた雨は、20日未明にやみ、午前6時現在は曇り空になっている。
一関市厳美町にできた土砂崩れダムでは、雨による決壊が懸念されていた。
そのため、ポンプを使った排水作業が19日から24時間態勢で進められ、20日午前6時現在、用意された6台のうち2台が稼働していて、3台目、4台目はともに午前中には稼働する見通し。
懸命な排水作業が進められているものの、雨の影響で土砂崩れダムは1時間あたり3〜4cm水位が上がっているという。
一方、午後4時には、土砂を掘って作られた排水路が完成する見込みとなっている。
19日は、はんらんが懸念される下流の場所に土のう600個が積まれたほか、川沿いの7,000世帯に市から注意を呼びかける文書が配られた。
気象台によると、21日は一時的に雨が降るとみられているほか、東北地方は19日に梅雨入りしていて、今なお雨による2次災害が懸念されている。
岩手・宮城内陸地震 岩手・一関市では土砂崩れダム決壊に備えて対策取られる(2008/06/20 00:21 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震で、岩手・一関市厳美町の磐井川の土砂崩れダムから10km下流の地点は、水がせき止められている影響で川底の岩が見えている。
19日午後11時半現在、現場では雨が降ったりやんだりと、まとまった雨にはなっていない。
しかし万が一、決壊した場合に備えて、19日はさまざまな対策が取られた。
土地が低い場所には土のうが詰まれたほか、夜には周辺の観光地が立ち入り禁止にされ、さらに土砂崩れダムから下流で生活をしているおよそ2,000世帯に対して注意が呼びかけられた。
磐井川上流の土砂崩れダムでは、午後11時半現在も1時間あたり5cmずつ水が増えている。
この水を抜く排水ポンプは6台中2台が動いているが、6台すべてが稼働すれば1秒間に3トンもの水を排出できるという。
岩手・宮城内陸地震 土砂崩れダムの水抜き作業続く(2008/06/19 19:32 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震で、岩手・一関市の磐井川の主流で、19日午後5時ごろ、土石流が発生したとの情報があったが、現地災害対策本部によると、土石流は発生しておらず、川が茶色く濁っているのみだという。
一関市の磐井川では、午後6時現在、断続的に弱い雨が降っていて、空は灰色の雲に覆われ、雨は20日未明まで降り続ける見通し。
また、磐井川では土砂崩れが発生しており、大規模な土砂崩れダムが形成されているところもある。
土砂崩れダムの水位は着実に増加し、午後3時現在、あと1.8メートルで水があふれ出す可能性があり、午後6時現在、2台のポンプが稼働している。
しかし、上流から流れ込む毎秒2トンの水量に対して、毎秒1トンしか排出できていない。
ただ、19日中に順次4台のポンプが稼働する予定となっている。
急ピッチで作られつつある排水路も、20日夕方には完成させたいとしている。
また、こうした土砂崩れダムの下流の区長を対象に、午後5時から一関市の災害対策本部が注意を呼びかける説明会を行った。
そこでは、まず「サイレン」や「広報車」で避難の指示が出され、避難指示が出されたら、川に対して直角の方向に避難するよう指示が出された。
岩手・宮城内陸地震 土砂崩れダムの決壊が心配される中、避難住民が6日目の朝(2008/06/19 12:41 FNN取材団)
東北地方が梅雨入りし、岩手・宮城内陸地震の被災地、宮城県では土砂崩れダムの決壊が心配されている。
宮城・栗原市の花山コミュニティーセンターでは、99人の避難住民が地震から6日目の朝を迎えた。
19日朝は、かなり低いところまで霧に包まれ、行方不明者の捜索は難航するかと思われたが、自衛隊員搬送のヘリも飛び、予定通り進んでいる。
19日の被災地周辺は夜遅くまで雨が降る予想で、土砂崩れダムの決壊を防ぐため、朝から仮排水路を設置する水抜き工事が始まっている。
雨による工事中断のおそれもあり、時間との戦いになるとみられる。
また2カ所にカメラを設置し、水位を監視している。
一方、「駒の湯温泉」では18日、1人の遺体が発見され、身元は従業員の安藤 みい子さん(75)と確認された。
安藤さんのおいは、今の心境について、「顔はきれいな顔で、本当にあの一瞬の出来事で、命を失ってしまったんだなあっていうふうに感じました」と語った。
また市は、午後の降水確率が高いことから避難住民の一時帰宅時間を早め、午前10時45分から1時間半の間、自家用車使用の特別許可を出し、雨に備えて荷物を運び出すよう伝え、正午すぎには避難所に戻ってくる予定。
東北地方梅雨入り 岩手・一関市の土砂崩れダムははんらんや決壊のおそれ(2008/06/19 12:39 FNN取材団)
東北地方は19日、梅雨入りした。岩手・宮城内陸地震の被災地では、午後から本格的な雨が予想されている。このため、岩手・一関市の磐井川の土砂崩れダムは、はんらんや決壊のおそれが出ている。
岩手・一関市厳美町の磐井川にできた土砂崩れダムを24時間態勢で監視している国土交通省によると、毎秒2トンの水が上流から流れ込んでいて、午前11時半現在、満水まであと2メートル強に迫っているという。
18日から徹夜で行われている作業で、ポンプ6台が運び込まれたが、稼働すれば、最大で毎秒3トンの排水が可能だという。
また、重機8台以上で排水路を作る作業も行われている。しかし、下流まではあと400メートル以上ある。
土砂崩れダムの水位は、午前9時から午前11時までの2時間で15cm上昇した。
こうした土砂崩れダムの数は宮城県内で3カ所、岩手県内で1カ所新たに発見され、現時点で15カ所確認されている。
東北地方は19日に梅雨入りした。
そして岩手県内には、大雨注意報が出された。
昼すぎから雨が降り出し、19日夜遅くまで降る見込み。
土砂崩れダム下流には集落もあるため、水位の上昇が心配される。
岩手・宮城内陸地震 19日は雨の予想、土砂崩れダム決壊による2次災害のおそれも(2008/06/19 06:49 FNN取材団)
これまでに11人の死者を出している岩手・宮城内陸地震で、19日は雨の予想で、「土砂崩れダム」の決壊による2次災害が心配されている。
宮城・栗原市の小川原地区では、大量の土砂が長さ500メートルにわたって川をせき止めていて、川の水が一部の水田にあふれ出ているのがわかる。
このすぐ下流の浅布地区にも、大規模な土砂崩れダムがある。
この2つと、岩手県の磐井川の3カ所で、緊急の水抜き工事が行われることになった。
現地は梅雨入り間近で、予報では19日昼すぎからまとまった雨になることから、特にこの3カ所で、決壊の可能性が高まっている。
迫川の土砂崩れダムは、いずれも満水まであと数メートルという状況となっている。
国は、水抜きと同時に、仮排水路の整備も急ぐ方針。
余震が続く中、土砂崩れダム決壊のおそれも加わり、地域住民の不安は募るばかりとなっている。
岩手・宮城内陸地震 「駒の湯温泉」で新たに従業員の75歳女性の遺体発見(2008/06/19 01:37 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震の被災地で、土砂崩れで水がせき止められてできた、いわゆる「土砂崩れダム」が決壊するおそれが出ている。こうした中、「駒の湯温泉」で女性1人の遺体が見つかり、亡くなった人は11人となった。
18日夕方、倒壊した「駒の湯温泉」の家屋にブルーシートが運び込まれた。
3人が行方不明となっていた旅館、駒の湯温泉から、1人の女性の遺体が発見された。
見つかったのは、従業員の安藤 みい子さん(75)で、窒息死だった。
佐藤幸雄さん(62)、高橋恵子さん(55)の2人がいまだに行方不明で、19日も引き続き捜索が行われる。
今回の地震による死者は11人で、いまだ11人が行方不明となっている。
五十嵐 みつるさん(32)が、いまだに行方不明となっている土砂崩れ現場では、現場の上流にある土砂崩れダムが決壊したとの情報が伝えられ、緊張に包まれた。
しかしこの情報は、あとになって誤ったものと判明した。
今、一番恐れられているのが、土砂崩れダムの決壊。
避難所を訪れた福田首相に、避難住民から寄せられた要望の大半も、土砂崩れダムへの対処だった。
被災地の人々に福田首相は、「けがしてない? よかったね」と話しかけていた。
避難している住民は「今住んでいる上流にダムがあって、何とか1日も早く...」と福田首相に要望し、福田首相は「緊急工事だ。しばらく頑張って。あわてて帰らないで」と答えていた。
福田首相は「(要望は)特に、川がせき止められてしまっているというところがあって、その復旧を何とかしてほしいと。そういう災害が起こらないようにするということに、全力を挙げる」と述べた。
国土交通省は、18日までに11カ所の土砂崩れダムを確認している。
特に決壊の危険性が高い3カ所のうち、岩手・一関市のダムには、17日から監視カメラを設置し、24時間態勢で警戒にあたっている。
毎秒2トンというスピードで水が流れ込んでおり、限界水位まであと4メートルと迫っている。
土砂崩れダムは日々、刻々と水かさを増していて、国土交通省は、水抜きのための水路は20日に完成する予定としているが、岩手・宮城では19日昼すぎから雨が降るとみられ、作業を急いでいる。
岩手・宮城内陸地震 「駒の湯温泉」で新たに女性1人の遺体発見 地震の死者は11人に(2008/06/18 21:16 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震で、従業員3人が行方不明となっていた宮城・栗原市の「駒の湯温泉」で、18日夕方、1人が遺体で見つかった。これで地震による死者は、11人となった。
18日夕方、自衛隊員らが捜索を続ける倒壊した駒の湯温泉の家屋で、行方不明だったうちの1人が発見された。
宮城・栗原市で、土砂にのみ込まれて4人が遺体で見つかった駒の湯温泉では、残る従業員3人の捜索を続けていたが、18日午後5時半ごろ、新たに女性1人の遺体が見つかった。
遺体は、行方不明の3人のうちの1人とみられ、警察は、身元の確認を進めている。
一方、土砂崩れで川がせき止められてできた「土砂崩れダム」から水を抜く工事は、上流で決壊のおそれがあるとの情報があり、実質的に着工できなかった。
着工は19日以降となる見通しだが、現地の天気は、19日昼ごろから雨が降る予報で、時間との戦いとなっている。
岩手・宮城内陸地震 3人不明の「駒の湯温泉」で新たに1人の遺体発見(2008/06/18 18:24)
岩手・宮城内陸地震で、3人が行方不明になっていた宮城・栗原市の「駒の湯温泉」で、18日午後、新たに1人の遺体が発見された。
宮城・栗原市の災害対策本部によると、午後5時30分ごろに駒の湯温泉で新たに発見された1人の遺体については、まだ性別や年齢はわかっていない。
駒の湯温泉では当初、7人が行方不明となっていたが、これで5人が発見され、残る行方不明者は2人となった。
岩手・宮城内陸地震 国交省、土砂ダム決壊に備え岩手と宮城の3カ所に監視カメラ設置(2008/06/18 17:47 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震で、国土交通省は18日、土砂ダムの決壊に備えて岩手県と宮城県の3カ所に監視カメラを設置した。
カメラが設置された場所は岩手県は磐井川沿いで、磐井川には4カ所土砂崩れダムが確認されている。
また、宮城県では迫川沿いで5カ所の土砂ダムができている。
そして、上流に3人が行方不明になっている駒の湯温泉がある三迫川に1つ、付近に1つの土砂ダムができている。
駒の湯温泉では依然、3人が行方不明になっている。
18日午後、元従業員が現場を訪れたが、見えている場所がもともとどの辺りの場所なのかなどの判別は難しかったようす。
また、がれきを撤去すれば全体が倒壊するおそれがあるため、捜索は難航している。
18日は1日中晴れていたが、19日からは天候が崩れ、まとまった雨が降るとみられ、梅雨入りする可能性がある。
隊員らによると、雨が降ると土石流が発生する可能性があるため、捜索は中断せざるを得ないという。
18日は、午後0時20分に土砂崩れダムが決壊したとの情報があり、全員が避難する場面もあった。
岩手・宮城内陸地震 発生から5日目 「駒の湯温泉」で不明の従業員3人の捜索続く(2008/06/18 12:19 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震は発生から5日目を迎えた。宮城・栗原市の「駒の湯温泉」では、いまだ行方がわかっていない従業員3人の捜索が続いている。
18日に消防に入った話によると、行方不明となっている3人の親せきの人の話として、1人は食堂と厨房(ちゅうぼう)に、残る2人は大広間で掃除をしていた可能性が高いことがわかった。
ピラミッド状に崩れた屋根がある場所に食堂と厨房、そして裏手に大広間の屋根があったということで、それらの未捜索だった場所の捜索が始まろうとしている。
そしてこの辺り一帯は、19日からは梅雨入りする可能性、大きく天候が崩れる可能性がある。
そうなると、土石流が発生する可能性がある。
また災害対策本部によると、栗駒山は活火山で、低い所では、火山ガスが発生する可能性がある。
山のくぼみなど、低いところには行かないよう注意してくださいとの発表があった。
岩手・宮城内陸地震 福田首相、被災地の岩手・一関市の小学校を訪問(2008/06/18 12:19)
18日午前、福田首相は、岩手・宮城内陸地震の被災地を視察し、岩手・一関市の小学校を訪問した。
福田首相は、被災地を視察するため、18日午前8時に首相官邸からヘリコプターで出発した。
福田首相は上空から、「駒の湯温泉」での捜索活動や荒砥沢ダムの土砂崩れ現場などを視察し、18日午前10時15分ごろ、11世帯が避難している岩手・一関市の本寺小学校に到着した。
福田首相は、ひざまずいて被災者1人ひとりに「大変でしたね」などと声をかけて励ますとともに、土砂ダムの水を抜く処理などは、国ですぐに行うなどと述べた。
福田首相が「どうも大変な目に遭ったね。大きな(余震は)ありますか」と声をかけると、被災者は「だいぶ収まりましたね」と答えた。
岩手・宮城内陸地震 11カ所の土砂崩れダムのうち、緊急性の高い3カ所の水抜き工事開始(2008/06/18 12:19 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震で、福田首相は18日、宮城・栗原市の避難所を訪問した。
99人が避難所生活を送っている花山コミュニティセンターに、福田首相が到着した。
福田首相は、青色の防災服を着て、少し硬い表情のまま避難所の中に入った。
福田首相は、高齢者の方などの前に座り、和やかに言葉を交わしたという。
一方、被災地では、19日昼ごろからまとまった雨が降る予報が出ている。
このため、現場では行方不明者の捜索に全力を挙げるとともに、新たな土砂崩れへの対応が急がれている。
11カ所の土砂崩れダムについて、国交省は、緊急性の高い3カ所の水抜き工事を18日から始めた。
排水路の完成には、4〜5日かかるとみられ、19日からの雨への警戒が高まっている。
福田首相、岩手・宮城内陸地震の被災地を視察するため首相官邸を出発(2008/06/18 11:55)
福田首相は18日朝、岩手・宮城内陸地震の被災地を視察するため、首相官邸を出発した。
福田首相は、18日午前8時に首相官邸からヘリコプターで出発した。
福田首相はまず、宮城・栗原市の「駒の湯温泉」での行方不明者の捜索活動や荒砥沢ダムの土砂崩れ現場など、被害の大きかった被災地を上空から視察し、その後、岩手県、宮城県で避難所になっている小学校を訪問して、住民を激励する予定。
福田首相はこれまでに、首相官邸で開かれた関係閣僚会議などで被害の報告を受けているが、18日の視察を受けて、今後の対策や激甚災害指定の必要性などについてあらためて検討する方針。
福田首相は視察を終えたあと、午後2時ごろ首相官邸に戻る予定。
岩手・宮城内陸地震 これまでに10人死亡、12人行方不明 捜索活動は難航(2008/06/18 00:40 FNN取材団)
岩手・宮城内陸地震では、行方がわからない12人の捜索が危険と隣り合わせで続いている。
一方、避難所からの一時帰宅も始まっているが、被災者の疲労は増す一方となっている。
余震が続く中、これまでに10人が死亡し、12人が依然、行方不明のまま4日目を迎えた。
宮城・栗原市では、上から絶えず流れてくる水を逃す作業、外に出す作業が現場で進められたが、水は絶え間なく流れてくるため、捜索にさらなる支障を来しているという。
いまだ3人が行方不明になっている宮城・栗原市の旅館「駒の湯温泉」。
中の状況について、捜索にあたっている人に聞くと「土砂とがれきの山で、取り除くのが大変です」と話した。
旅館から北東およそ70メートルの地点で、離れの屋根が見つかった。
竹の棒を刺して人がいないかを確認するなど、その地点に重点を置き、440人態勢で捜索を続けたが、3人の発見には至らなかった。
一方、家族が静かに見守る中、工事現場で土砂崩れに巻き込まれた五十嵐 みつるさん(32)の捜索活動が続いた。
しかし、山の樹木によって作業は難航した。
作業員は木を切るなどして捜索作業を進めたが、五十嵐さんの発見には至らなかった。
生存率が急激に低下するとされる72時間が経過したが、現場では懸命な救助活動が続いている。
そんな中、土砂が川を遮断してできた11カ所の土砂ダムのうち3カ所で決壊のおそれがあることがわかった。
国土交通省は、重機や排水ポンプなどで水抜き作業を行うことを決定した。
地震のつめ跡が深く残る被災地だが、その生活にも変化の足音が聞こえてきた。
17日から、栗原市内に64ある幼稚園、小中学校のうち60校が授業を再開し、通学路に児童たちの元気な声が戻ってきた。
栗原市立文学小学校の武田邦俊校長は「学校の先生たちは、まずみんなが元気でいるかどうかというのが、一番心配でした」と話した。
また花山地区の避難所では、水道が復旧し、4日目にして洗濯ができるようになった。
避難している女性は「心配していたんだけど、対応が早くしてくれたんで、とても助かった」と話した。
避難所での生活改善が進む中、住民たちの一時帰宅も行われた。
一時帰宅から戻った女性に、今後の見通しについて聞くと、「見通しは、引っ越しだと思うね。家は、入ったら入られないことはないんだけども、水もなし道路もなしだから」と話した。
一方、震源からほど近い奥州市衣川地区では、避難勧告は出なかったものの、地震によって近くの山が崩れた。
山では、今回の地震によって、山が2つに割れるような土砂崩れが起きた。およそ50メートル下には、民家が存在している。
土砂には、ブルーシートをかぶせる応急処置が施されているが、余震や雨などでいつ崩れるかわからない。
自主的に避難した岩槻圭志さんは「山の中だから、対応せんだべよ。へんぴなところだから」と話した。
今回、被災したのは山間部の集落が多く、高齢者が多い。
余震が続き、元の生活に戻れるのか、不安は募るばかりとなっている。
岩手・宮城内陸地震 3人が行方不明の宮城・栗原市の「駒の湯温泉」で捜索続く(2008/06/17 19:10)
岩手・宮城内陸地震で、依然3人が行方不明になっている宮城・栗原市の「駒の湯温泉」では、17日午前6時からの捜索が、午後5時現在も続いている。
建物から脱出した2人は入院しているが、そのうちの1人から話を聞いたという救助関係者の話によると、行方がわからない3人のうち、1人は食堂・厨房(ちゅうぼう)、2人は5メートル離れた場所にある離れか、7メートル離れた場所にある離れで掃除をしていたのではないかという。
建物は、土砂で180度向きを変え、食堂と厨房は建物の下に入り込んだ。
午後5時現在、縦4メートル、横5メートル、深さ80cmの穴を掘って作業が行われている。
また、1つの離れの屋根の一部が見つかった。
家屋、離れとみられる場所を重点的に捜索が行われているが、その周囲も、自衛隊員が棒を刺しながら、土砂の下に行方不明者がいないか捜索を続けている。
さらに、土砂は多分に水分を含んでおり、また、上流から今もなお水が流れ込んできていて、それが最大の障害になっている。
そのため、重機をさらに奥に入れるには、土砂を除去し地盤を補強しなければならないということで、手掘りでの作業が行われている。
しかし17日の捜索は、午後6時半ごろに終え、午後7時には撤収する見込みだという。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の避難住民が一時帰宅も物を取り出せない状況(2008/06/17 19:10)
岩手・宮城内陸地震で、工事作業をしていた1人が行方不明となっている宮城・栗原市の花山地区の避難所では、住民が避難生活4日目を迎えた。
「花山コミュニティセンター」の避難所には、17日朝の時点で、依然49戸、105人が避難生活を送っている。
17日午後5時15分現在、56人の住民がまだ一時帰宅をしており、また17日は、栗原市内の60の幼稚園、小・中学校が授業を再開したということで、日中は一時、人が少なくなったが、少しずつ住民が避難所に戻り始めている。
避難している人たちの集落がある場所から5〜6km離れたところでは、一見、建物自体の倒壊が少ないため、地震前と変わらないのどかな景色が広がっていたが、建物の中に一歩入ってみると、ありとあらゆるガラスが割れていたり、たんすが折り重なるように倒れていたりと、大きな被害が出ていた。
また山間部などで、近所に家がないといったお年寄りの人は、一時帰宅ができても、折り重なったたんすから物が取り出せない、身の回りの物さえも取り出すことができなかったという。
このようなことから、ライフラインが復旧したとしても、住民が日常生活を取り戻すには、時間がかかるとみられる。
山間部には、お年寄りの人が多く、これからますます細かいケアが必要となる。
17日現在、一時帰宅できるのは、家畜に餌を与えたり、マイカーを持ち出すことができる人に限られており、まだ復旧には時間がかかるとみられる。
岩手・宮城内陸地震 地震を引き起こした断層は未知の断層だった可能性高まる(2008/06/17 19:10 FNN取材団)
14日に発生した岩手・宮城内陸地震で、16日までに10人が死亡、12人が不明となっている。今回地震を引き起こした断層は、未知の断層だった可能性が高まっている。
震源地の東側にあたる岩手・奥州市の水田地帯には、大きく盛り上がった跡があり、一部が隆起したのか、水田には段差ができていた。
この盛り上がりは、これまで知られていなかった新たな断層とみられている。
この断層がどこまで続いているのかたどっていくと、その先は土砂崩れの現場だった。
産業技術総合研究所によると、今回新たに見つかったのは、すべて逆断層で、南北15kmにわたって、3カ所で見つかったという。
これまでに明らかになっている活断層の場所を示した地図には、震源地の近くには「花巻・北上西断層」が確認されているが、今回見つかった断層は、そこから離れた場所にあり、未知の断層が活動した可能性があるという。
マグニチュード7を超える大きな地震を引き起こす活断層。
東京近郊にもたくさんの活断層が確認されている。
東京都が制作した直下型地震の発生を想定したアニメーションビデオには、電車の脱線や地下街がパニックとなる様子など、災害時に予想される事態が描かれている。
防災問題にくわしい防災危機管理ジャーナリストの渡辺 実氏は、東京で直下型の大地震が起こる可能性について、「荒川河口を震源とするマグニチュード7.3、東京湾北部地震というのが今一番ストレスが高い。今後30年以内に70%の確率で起きる」と話した。
首相を会長とする中央防災会議は、仮に、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の大地震が冬の夕方に発生した場合、死者は1万1,000人、地震や火災で失われる建物は、85万棟と試算している。
しかし、この数字について、渡辺氏は「中央防災会議の数値というのは、最低限、死者数でいえば1万1,000人以上発生するだろうという数値として理解すべきなんですね。例えば、地下街で死者がゼロかというと、そんなことないですよね。こういう数値が、被害想定の中に含まれていませんから、もしかすると、四川大地震のような10万人クラスとも考えられなくはないです」と話した。
中央防災会議の試算には、被害の想定に含まれていない部分も多いとされ、渡辺氏は、最大で10万人の犠牲者が出る可能性があると指摘する。
東京直下型の大地震が起これば、650万人が帰宅困難となり、700万人の避難者が出ると予想される。
今回のように、未知の断層が大地震を引き起こす可能性もあり、どの場所が安全といえるか特定できないのが実情だという。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市で16日に続き住民の一時帰宅 学校の授業も再開(2008/06/17 14:31 FNN取材団)
16日までに10人が死亡、12人が不明となっている岩手・宮城内陸地震で、被災した宮城・栗原市では、16日に続いて、避難所で暮らす住民の一時帰宅が行われ、17日からは、学校の授業が再開されている。
栗原市花山にある開設から4日目を迎えた避難所では、一時帰宅する住民を乗せたバスが見られた。
17日午前11時半現在、すでに3台のバスが発車し、残りの1台が出発の時間を待っていた。
17日は、あわせて花山浅布地区、そして花山中村地区に向かう52人の住民が一時帰宅をする予定で、予定では午前11時半の出発だったが、残り1台だけ少し遅れているもよう。
16日に一時帰宅した中村地区の男性は、すぐに牛舎へ向かい、牛たちに水を飲ませていた。
また、一時帰宅した女性の家の中は、家具が重なり合うように崩れ落ち、住むことができないような状態になっていた。
住民は「家具類はすべて倒れて、もう居場所もなくて、足の踏み場もないから」と話した。
市内の学校は16日、すべて臨時休校となったが、17日は市内に64ある幼稚園、小・中学校のうち60校、さらに2つの高校と1つの養護学校で授業が再開されている。
残る花山地区の幼稚園、小・中学校の再開の時期は、1日遅れて18日からということで、18日には、避難所から通う小・中学生の姿も見ることができるとみられる。
そして、17日に一時帰宅された住民は、午後5時半に現地を出発する予定となっている。
岩手・宮城内陸地震 気象庁、発生から1週間は活発な余震活動が継続と説明(2008/06/17 14:31 FNN取材団)
震度6強の激しい揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、気象庁は、今後の余震について17日午前、会見を行った。
気象庁の横田 崇地震津波監視課長は「地震発生から1週間程度は、活発な余震活動が継続するものと考えられ、場所によっては、震度6弱になるような余震が発生するおそれがあります」と説明した。
余震は、全体的には減少傾向にあるものの、依然として活発な状況が続いているという。
体に感じる余震は、これまでに355回観測されていて、今後も場所によっては、震度6弱クラスの余震が発生する可能性があるとして、気象庁は、引き続き厳重に警戒するよう注意を呼びかけている。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の駒の湯温泉では依然3人が不明 17日の捜索始まる(2008/06/17 07:26 FNN取材団)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、これまでに10人が死亡し、12人が依然として行方不明となっていて、17日も捜索活動が行われている。16日に1人が遺体で見つかり、依然3人が取り残されている宮城・栗原市の「駒の湯温泉」では、17日も捜索が始まった。
地震から4日目の17日は、午前6時ごろから警察や消防、自衛隊による捜索活動が始まっている。
16日までは建物の中や、その近いところで捜索活動が行われていたが、17日は建物の北側の少し離れたところでも隊員と警察犬が捜索を行っている。
この建物は、地震のときに土石流が北から南に流れてきて、途中で、土砂崩れでできた土で逆流し、南から北へ押し流される形となった。
隊員と警察犬が捜索を行っている北側の場所は、土石流が流れてきたところにあたる。
建物よりも北側に人が押し流されてきたと考え、この辺りを捜索しているものとみられる。
16日午前10時55分ごろ、新たに経営者の長男・菅原孝夫さん(58)の遺体が見つかった。
建物の2階部分の捜索はすべて終わっており、遺体は1階部分から見つかった。
その後、午後4時に警察犬4頭が反応し、その地点を重点的に捜索したということだが、建物内の水かさが増えて、捜索は難航している。
そして午後6時半ごろに、16日の捜索は終了した。
17日も、建物の中ではそのポイントを中心に、また、建物の外でも捜索が行われるとみられる。
岩手・宮城内陸地震 これまでに10人死亡、12人行方不明 17日も捜索活動行われる(2008/06/17 06:43)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、これまでに10人が死亡し、12人が依然として行方不明となっていて、17日も捜索活動が行われている。
14日、震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震では、これまでFNNのまとめで10人が死亡、12人が行方不明、283人がけがをした。
宮城・栗原市の旅館「駒の湯温泉」の土砂崩れ現場からは、麦屋弥生さん(48)や岸 由一郎さん(35)など4人の遺体が見つかり、午前6時現在も3人が生き埋めになっているとみられている。
一方、避難所には、16日の時点で250人以上が避難していて、住民は不自由な生活を強いられている。
また、体に感じる余震は、これまでに少なくとも320回以上観測され、今後も震度6弱程度の余震が起きる可能性があり、十分な注意が必要となる。
岩手・宮城内陸地震 死者10人、行方不明者12人 岩手・奥州市では建物の危険度判定(2008/06/16 19:29)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、死者は10人、行方不明者は12人になっている。
地震から3日目を迎え、避難所生活を送る人々の疲労の色も濃くなっている。
避難をしている人は、そのままにしてきた家のことを気にしている。
避難をしている人は「犬置いてきたもんだから、かわいそうで」、「犬1匹と猫、3日間、餌も水も飲まない状態なので、それを何とかしたい」などと語った。
今回の岩手・宮城内陸地震で、瞬間的な揺れの強さを表す数値は、国内観測史上最大の4,022ガルを記録した。
宮城・栗原市の「駒の湯温泉」の土砂崩れ現場では16日、新たに旅館の経営者の長男・菅原孝夫さん(58)の遺体が発見された。
救助隊は「(発見したのは)うめき声が聞こえたという階段の部分です。居間と、きのう(15日)3人が発見されたところの間、ちょうど壁の部分」と語った。
余震で2次災害のおそれがある栗原市の土砂崩れ現場では、遠隔操作が可能な重機による行方不明者の捜索が再開された。
一方、仙台市のアパートでは、男性会社員(37)が、崩れた本の下で死亡していたことがわかった。
警察は、地震との関連を調べている。
多くの被災者は、再びわが家で暮らすことができるかを心配している。
岩手・奥州市衣川の山林では、大きな地割れができていて、山のふもとの住民が避難している。
ふもとの住民は「余震がきて、ここが滑ったら...。とにかく家が心配」と語った。
岩手・奥州市では、住民が建物に住めるか、危険度判定が行われた。
判定によって、倒壊の危険があるという建物には、赤い紙が張られていた。
住民は「ある程度、覚悟を決めていた。寂しい気もある」と語った。
岩手・宮城内陸地震 家屋の倒壊が原因の死亡者確認されず 全半壊の住宅も10棟(2008/06/16 19:29)
岩手・宮城内陸地震では、震度6強と大きな揺れだったにもかかわらず、現在のところ家屋の倒壊が原因で死亡した人は確認されていない。
荒砥沢ダム近くの大規模な崩落現場では、緑に囲まれた道路の先に突然がけが出現。
途中、わずかに残ったアスファルトが、そこに道路があったことを物語っていた。
この場所は、まるでクレーターのように崩壊し、大きさは縦1km、横は500メートルだった。
巨大な揺れを引き起こした地震のマグニチュードは、阪神大震災の7.3に次ぐ7.2で、その地震波は北は北海道、西は中国地方にまで広がっていた。
今回の地震では、多くの地滑りが発生した。
これについて、東京大学地震研究所の島崎邦彦教授は「いわゆる『円弧すべり』と呼んでいます。スプーンでえぐったような形で地滑りを起こしています。火山灰など、比較的軟らかいものがたまっている地域ですので。これまで何度か円弧すべりを起こしている」と語った。
「円弧すべり」とは、地中の軟弱な部分が大きな揺れをきっかけに、円弧を描くように崩壊するというもの。
今回、多くの被害を出した栗駒高原地区の地質は、栗駒山の火山灰が堆積(たいせき)したもので、これまでにも何度か円弧すべりが起きていたという。
そして、今回の地震のもう1つの大きな特徴は、震度6強という大地震にもかかわらず、全半壊した住宅はわずか10棟だったこと。
およそ1年前の2007年7月に発生した新潟県中越沖地震では、今回と同じ震度6強の大地震で、全半壊した住宅は2,000棟を超え、9人が倒壊した建物の下敷きとなって死亡した。
これに対し、今回は全半壊は10棟と少なく、これまでのところ下敷きになった死亡者も確認されていない。
新潟県中越沖地震では、木造住宅などに大きな被害を及ぼす1〜2秒周期の地震波「キラーパルス」が多かったという。
今回の地震について、島崎教授は「『キラーパルス』というんですが、家を倒す揺れが少なかった。今回、もうちょっと速い揺れ方をした。あるいはもう少しゆっくり揺れた」と語った。
キラーパルスより周期が長い地震波や、逆に周期が短い地震波が多く、建物にはあまり被害が及ばなかったという。
しかし、新たな災害のおそれが懸念されている。
土砂崩れによって、川の流れがせき止められるいわゆる「土砂崩れダム」が11カ所で発生している。
被災地では雨の予報も出ていて、二次災害の発生が心配される。
岩手・宮城内陸地震 3人が行方不明の温泉旅館の土砂崩れ現場では捜索が続く(2008/06/16 19:29)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、依然3人が行方不明になっている宮城・栗原市の旅館の土砂崩れ現場では、自衛隊員らによる捜索が続いている。
宮城・栗原市の旅館「駒の湯温泉」の土砂崩れ現場では、依然、従業員3人の行方がわからなくなっている。
15日は建物の片側から捜索が続けられていたが、16日は両側から捜索を続けていた。
建物の周囲では、自衛隊員が1列に並び、2メートルほどの棒を堆積(たいせき)する土砂に差し込みながら、捜索する様子も確認できた。
人海戦術で広範囲にわたる捜索が続いている。
建物は50メートルほど上流に移動したとみられ、下流にも建物とみられる残骸(ざんがい)があり、土石流は広範囲にわたって堆積しているため、行方不明者3人が建物の中から発見されなかった場合、捜索対象が広がるとみられる。
岩手・宮城内陸地震 栗原市で一時帰宅が認められる ライフラインの復旧めどたたず(2008/06/16 19:29 FNN取材団)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、宮城・栗原市の「花山コミュニティセンター避難所」には16日、新たに洗濯機が2台設置された。また、住民への郵便物も避難所に届くようになった。
この避難所には、道路の寸断で孤立した集落の住民など、16日朝の時点で108人が避難している。
避難している住民の年齢は3〜101歳で、大半は高齢者だということで、余震による不眠やストレス、また、足の痛みなどを訴える人も多いという。
16日は、住民38人の一時帰宅が認められた。
これは、最小限の人数となっている。
この辺りは農家が多いので、家畜に餌を与えに行ったり、急なヘリコプターによる避難だったために、身の回りの物を取りに帰ったという。
市の対策本部の会議は、午後6時50分現在も続いていて、17日に復旧の見通しと発表されていた道路は、復旧するかどうか、まだ結論は出ていない。
一時帰宅用のバスが出ることは決定しているため、人数の制限はあるとみられるが、一時帰宅はできるもよう。
市の対策本部によると、電気や水道などのライフラインの復旧のめどは立っておらず、住民は、日中は家に帰って片づけなどができても、夜は避難所に戻って生活するということが長期化するとみられる。
住民からは、「早く家に帰りたい」との声が多く聞かれた。
医療態勢については、避難所には保健師が常駐しており、高齢者のケアなどを中心に行っている。
岩手・宮城内陸地震 増田総務相、被災地を視察 「行方不明者の救出を最優先に」(2008/06/16 19:29)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、元岩手県知事の増田総務相は16日、被災地を視察した。
増田総務相は「地上から崩落現場を見ました。かなり大変な被害ですね。それと、道路が相当分断されている。行方不明者がおられるので、その生存、救出を最優先にしなければ」と述べた。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の「駒の湯温泉」で新たに男性1人の遺体発見(2008/06/16 15:43 仙台放送)
震度6強の揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、3人の遺体が見つかった宮城・栗原市の旅館の土砂崩れ現場から、新たに男性の遺体が見つかった。
16日午前10時55分ごろ、宮城・栗原市の旅館「駒の湯温泉」の土砂崩れ現場から、新たに男性1人が遺体で見つかった。
土砂崩れ現場からは15日、3人の遺体が見つかっており、16日午後2時現在も3人が生き埋めになっているとみられ、捜索活動が続いている。
FNNのまとめによると、今回の地震で死亡した人は全国で10人となり、258人がけが、10人が依然として行方不明となっている。
これからも震度6弱程度の余震が起きる可能性があり、十分な注意が必要となる。
岩手・宮城内陸地震 これまでに9人死亡、258人が負傷 11人が行方不明に(2008/06/16 11:10 FNN取材団)
震度6強の揺れを観測した「岩手・宮城内陸地震」の発生から3日目を迎えた。これまでに9人が死亡し、11人が依然として行方不明となっていて、16日も朝から捜索活動が続いている。
14日に震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震では、これまでFNNのまとめで、全国で9人が死亡し、11人が行方不明、258人がけがをした。
宮城・栗原市の旅館「駒の湯温泉」の土砂崩れ現場からは、15日、麦屋弥生さん(48)や岸 由一郎さん(35)など3人の遺体が見つかり、16日午前10時半現在も、4人が生き埋めになっているとみられ、16日朝から捜索活動が続いている。
一方、避難所には、不安で夜だけ泊まりに来る人も見られ、15日の時点で、避難所で夜を過ごした人は252人にのぼった。
また、16日午前8時までに、余震は282回観測され、これからも震度6弱程度の余震が起きる可能性があり、十分な注意が必要となる。
岩手・宮城内陸地震 慣れない避難所生活に多くの人が不安な夜を過ごす(2008/06/16 07:00 FNN取材団)
14日に震度6強の強い揺れを観測した岩手・宮城内陸地震は、3日目の朝を迎えた。
宮城・栗原市の避難所では、被災した人たちが不安な夜を過ごした。
災害救助活動の拠点にもなっている栗原市花山の石楠花(しゃくなげ)センターでは、あわせて108人の被災者が避難している。
その多くは、大地震によって道路が寸断された地域の人、また、旅館などに泊まっていた旅行者となっている。
避難している人たちは、被災のショックに加えて、慣れない避難所生活で疲れているはずだが、15日の夜は、「なかなか眠れない」と保健師に訴えた人も多かったという。
16日朝は、早い人で午前5時ぐらいから起きる姿が見られたが、午前6時には多くの人が目覚めているもよう。
このあとは、地域の人たちが作ってくれるおにぎりや豚汁などを食べて、被害が少なかったエリアの人は、自分の家に戻って後片付けに追われるという。
ただ、多くの人は自分の家に戻ることすらできず、いつになったら帰れるのか、不安を募らせている。
岩手・宮城内陸地震 冬柴国交相や民主・小沢代表ら、相次いで岩手県の被災地を視察(2008/06/16 06:43)
14日に震度6強の強い揺れを観測した岩手・宮城内陸地震で、冬柴国土交通相や民主党の小沢代表らが、相次いで岩手県の被災地を視察した。
冬柴国交相は15日、1人が亡くなった岩手・奥州市の胆沢ダムや一関市の土砂崩れ現場を視察した。
視察を終えた冬柴国交相は、建物被害が基準に満たないことを理由に、「激甚災害の指定は、今のところ考えていない」と述べた。
また、民主党の小沢代表も15日、一関市を訪れ、被災や救援の状況を視察し、避難場所に訪れるなど、被災者に励ましの言葉をかけていた。
16日は、増田総務相らが被災地を訪れるという。
FNNのまとめでは、この地震の死者は9人、行方不明者は11人で、けが人は260人となった。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の駒の湯温泉で行方不明になっている4人の捜索再開(2008/06/16 06:41 FNN取材団)
14日に震度6強の強い揺れを観測した岩手・宮城内陸地震は、3日目の朝を迎えた。
3人の遺体が発見され、4人が行方不明になっている宮城・栗原市の駒の湯温泉では、捜索は15日夜にいったん打ち切られ、16日午前4時すぎから再開された。
16日午前6時現在、自衛隊員らが建物の2階部分から出入りしている様子や、周辺で排水作業を行っている姿が見られる。
15日の捜索では、旅館の行方不明者7人のうち、3人が遺体で見つかった。
見つかったのは、宿泊者の岸 由一郎さん(35)、麦屋弥生さん(48)、経営者の家族の菅原 チカ子さん(80)の3人。
旅館の建物は倒壊し、1階部分は完全に土砂で埋まっている。
残る4人の捜索は、土砂やがれきを手作業で取り除きながら行われ、いわば、ぬかるみと時間との戦いとなっている。
一刻も早い、発見・救出が待たれる。
岩手・宮城内陸地震 土砂に埋まった旅館から宿泊者など3人を遺体で発見 死者9人に(2008/06/15 21:08)
14日に発生した岩手・宮城内陸地震の土砂崩れ現場で、土砂に埋まった旅館の中から、宿泊客など3人が遺体で見つかった。この地震の死者は9人となった。
15日午後、宮城・栗原市の旅館・駒の湯温泉の土砂崩れ現場から、3人の遺体が発見された。
宮城県警によると、3人はこの旅館に宿泊していた石川・金沢市の観光コンサルタント・麦屋弥生さん(48)と、東京・北区の団体職員・岸 由一郎さん(35)、旅館を手伝っていた菅原 チカ子さん(80)と判明した。
また、死因はいずれも窒息死だった。
駒の湯温泉では、建物の中に7人が取り残されていたとみられ、残る4人の捜索は、16日朝から再開される予定となっている。
FNNのまとめでは、この地震の死者は9人、行方不明者は11人で、けが人は254人となった。
岩手・宮城内陸地震 岩手・一関市の祭畤地区に取り残されていた8人をヘリで救出(2008/06/15 19:08 FNN取材団)
岩手県と宮城県で14日、震度6強の揺れを観測した地震で、岩手・一関市の避難所では、地震発生から2日目の夜を迎えようとしている。
避難所となっている一関市の本寺小学校では、夜の炊き出しの準備をしている。
この避難所には、橋が倒壊して孤立状態となった祭畤(まつるべ)地区などから、ヘリコプターで救助された38人が避難している。
祭畤地区には、15日朝の段階で8人が取り残されていたが、午前中、全員無事に救出された。
15日午後には、避難生活を強いられている住民に対して、近くの温泉施設が無料で入浴サービスを提供した。
しかし、余震は午後5時半現在も続いていて、住民たちは不安な夜を迎える。
岩手・宮城内陸地震 死者は9人、重軽傷者は242人にのぼる 11人が依然行方不明(2008/06/15 18:54)
岩手県と宮城県で14日、震度6強の揺れを観測した地震で、死者はこれまでに9人にのぼり、重軽傷者は242人に達した。また、土砂崩れに巻き込まれるなどして、11人が依然として行方不明となっている。
14日午前8時43分ごろに発生した地震では、岩手・奥州市と宮城・栗原市で震度6強を観測した。
FNNのまとめによると、この地震による死者は、これまでに岩手・宮城・福島の3県であわせて9人、負傷者は岩手・宮城・福島・秋田・山形の5県で242人にのぼっており、宮城県で11人が依然として行方不明となっている。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の駒の湯温泉で3人の行方不明者救助も、3人とも死亡(2008/06/15 18:54)
岩手県と宮城県で14日、震度6強の揺れを観測した地震で、建物が倒壊して中に7人が取り残されていた宮城・栗原市の駒の湯温泉では、15日朝から400人態勢で捜索活動が行われ、3人が救助されたが、3人とも死亡が確認された。
宮城・栗原市の駒の湯温泉の現場では、午後5時半現在も捜索活動が続いている。
ただ、捜索は一段落といった状況で、少し前よりも捜索する人数が減った。
捜索隊員は午後5時半現在、中からがれきや木材などを運び出している状況で、まだ捜索がしばらく続くものとみられる。
斜めに傾いた温泉宿に、辺り一面を覆いつくした土砂。
夜明けとともに再開された救出活動は、困難を極めた。
自衛隊員は「本当にもうぐちゃぐちゃで、ひどいです...」、「1階部分が土砂で埋まっていて、家自体がぐるっと押し流されて回転しているような感じ」と話した。
土砂崩れで建物が倒壊した駒の湯温泉では、自衛隊と消防、警察が懸命の救出作業を行った。
スコップで泥水をかき出す、まさに人海戦術。
行方不明者の生存を信じ、地道な作業が続いた。
そして午後2時すぎ、崩壊した建物の中から相次いで3人の行方不明者が発見されたが、その後、3人とも死亡が確認された。
現場付近では、山からの土砂で道路が寸断されているため、午後5時半現在、除去活動が行われている。
7人が行方不明となっている駒の湯温泉では15日朝、夜明けとともに警察や消防による捜索活動が始まった。
旅館の中には、経営者の妻・菅原 チカ子さん(80)と長男・孝夫さん(58)、そして従業員の3人、宿泊していた麦屋弥生さん(48)、岸 由一郎さん(36)の7人が取り残されていた。
15日午後2時すぎ、倒壊した建物の中から3人が相次いで救出されたが、3人とも死亡が確認された。
残る4人の安否が気がかりとなっている。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の土砂崩れ現場での捜索、2次災害のおそれから難航(2008/06/15 18:54)
岩手県と宮城県で14日、震度6強の揺れを観測した地震で、宮城・栗原市の花山地区では、工事現場で行方不明となった3人のうち、14日に2人が生き埋めで発見された。15日、残る1人の捜索が行われたが、2次災害のおそれから難航した。
栗原市花山の現場では、3人のうち2人が14日夜までに遺体で発見され、今もなお、工事作業員1人が生き埋めになっているとみられる。
宮城・栗原市花山本沢で14日午後8時ごろ、作業員の2人が遺体で発見された。
一夜明け、残る1人の捜索が再開された。
15日午前7時45分、警察と消防、自衛隊による捜索活動が始まった。
懸命の捜索が続いたが、上流の川の水が決壊のおそれがあるということで、作業が一時中断した。
作業は一時再開されたものの、午前11時半に打ち切られた。
今も行方がわからない作業員の捜索活動は、15日朝早くから始まったが、現場は断続的に大きな余震が続き、さらに付近の岩盤からは水が噴き出して、岩盤自体が崩壊する2次災害の発生のおそれがあるとされた。
捜索は午前11時半に中断されたが、その後、午後5時半現在まで、捜索再開の動きはまったく見られていない。
捜索再開の時期は、16日にもう一度現場を確認し、天候などを考慮したうえで判断したいということで、現場の状況が安定しない限り、捜索の再開は見込めない状況。
家族や地域の人たちが心配する中、一刻も早い救出が望まれている。
岩手・宮城内陸地震 今後1週間は震度6弱から5強クラスの余震が起きる可能性 気象庁(2008/06/15 15:51)
岩手県南部と宮城県北部で震度6強の揺れを観測した地震で、気象庁は、15日午前に会見を行い、今後の余震発生の確率について発表した。
気象庁が発表した余震確率によると、今後3日間に震度6弱から5強の余震が起きる確率は30%、震度5強から5弱の余震が起きる確率は90%だという。
体に感じる余震は、これまでに260回以上観測されていて、依然として活発な状態が続いている。
今後1週間は、震度6弱から5強クラスの余震が発生する可能性があり、気象庁は、引き続き厳重な注意を呼びかけている。
岩手・宮城内陸地震 これまでに6人死亡、242人が負傷 16人が行方不明に(2008/06/15 14:31 FNN取材団)
岩手県南部と宮城県北部で震度6強を観測した地震で、これまでに6人が死亡、16人が行方不明となっている。
14日午前8時43分ごろに発生した地震では、岩手・奥州市と宮城・栗原市で震度6強を観測した。
余震は、15日午前11時までに268回観測されていて、気象庁は、引き続き厳重な注意を呼びかけている。
FNNのまとめによると、この地震による死者は、これまでにあわせて6人、242人が負傷し、16人が行方不明となっている。
また、岩手・宮城・秋田の各県で、あわせて285人が小学校などに避難している。
岩手・宮城内陸地震 宮城・栗原市の駒の湯温泉で不明の7人の捜索活動続く(2008/06/15 14:31 FNN取材団)
岩手県南部と宮城県北部で震度6強の揺れを観測した地震で、これまでに6人が死亡、16人が行方不明となっている。従業員や宿泊客など、7人が行方不明となっている宮城・栗原市の駒の湯温泉では、15日午前11時50分現在も捜索活動が行われている。
捜索活動は夜明けとともに開始され、午前11時50分現在、建物の周りにはがれきを片づける人、立って様子を見守る人、搬送するために待機している要員など、30〜40人ほどの人が見える。
行方不明になっているのは、旅館を経営する菅原 孝さん(86)の妻・チカ子さん(80)、長男・孝夫さん(58)、地域プランナー・麦屋弥生さん(48)など7人。
慌ただしく捜索が続いているが、いまだ発見はされていない。
また建物の周りに、少し水が増えているもようで、捜索は難航している。
岩手・宮城内陸地震 作業員3人が生き埋めとなった宮城・栗原市で残る1人の捜索再開(2008/06/15 14:31 FNN取材団)
岩手県南部と宮城県北部で震度6強を観測した地震で、これまでに6人が死亡、16人が行方不明となっている。宮城・栗原市で土砂崩れがあり、作業員3人が生き埋めとなり、2人が遺体で発見された現場では、15日朝から残る1人の捜索が再開されている。
栗原市花山の土砂崩れ現場では、一時3人が生き埋めとなり、2人が死亡、1人が午前11時50分現在も見つかっていない。
遺体で発見されたのは、山形・鮭川村の作業員・五十嵐 正巳さん(54)と門脇義富さん(53)の2人。
2人は14日午後8時ごろ、毛布にくるまれ、相次いで現場から運び出され、付き添う家族は、悲痛な表情で担架を見送っていた。
現場には、山形・金山町の五十嵐 みつるさん(32)が依然として生き埋めになっているものとみられ、午前11時50分現在も懸命の捜索が続いている。
15日朝の捜索態勢だが、警察や消防などあわせて170人、さらに救助犬4頭も加わっている。
岩手・宮城内陸地震 一部で停電・断水続く 東北・秋田新幹線は始発から通常運転(2008/06/15 14:31 FNN取材団)
岩手県南部と宮城県北部で震度6強の揺れを観測した地震で、これまでに6人が死亡、16人が行方不明となっている。
この地震による影響で、停電している世帯は、15日午前7時時点で、宮城・栗原市の315戸、岩手・奥州市の28戸。
また断水は、宮城県内で2,424戸、岩手県内で541戸となっている。
また、新幹線は14日、東北新幹線の一部区間と秋田新幹線全線で、最終列車まで運転を見合わせたが、15日は各新幹線とも、始発から通常通り運転されている。
岩手・宮城内陸地震 これまでに6人死亡、239人負傷 行方不明者は13人に(2008/06/15 09:56)
14日、岩手県南部と宮城県北部で震度6強を観測する地震があり、これまでに6人が死亡、239人が負傷した。また、新たに宮城・栗原市内で、釣り人2人が行方不明になっていることがわかり、これで行方不明者は全部で13人となっている。
14日午前8時43分ごろ、東北地方を中心に強い揺れの地震があり、岩手・奥州市と宮城・栗原市で震度6強を観測し、その後も余震が相次いだ。
この地震で、栗原市の工事現場では作業中の3人が生き埋めになり、このうち2人が夜になって救出されたが、まもなく死亡が確認された。
FNNのまとめによると、地震による死者は、これまでにあわせて6人にのぼり、239人が負傷した。
また、栗原市の駒の湯温泉では、旅館が土砂崩れで倒壊し、宿泊客ら7人が建物の下敷きになっているほか、震源近くの栗駒山に山菜採りに出かけた山形県の50代の夫婦が帰宅していないなど、あわせて13人が行方不明となっている。
一方、地震の影響で運休した東北、秋田の両新幹線は、15日朝から通常通り運転が再開されている。
岩手・宮城内陸地震 7人が行方不明の宮城・駒の湯温泉で自衛隊や消防が救助活動(2008/06/15 09:43)
14日、岩手県南部と宮城県北部で震度6強を観測する強い揺れの地震があり、これまでに6人が死亡し、239人が負傷、11人が行方不明となっている。
7人が行方不明となっている宮城・栗原市の駒の湯温泉では、朝から捜索が再開されている。
駒の湯温泉は、完全に1階部分が崩壊し、辛うじて2階部分が木に引っ掛かっている状況となっている。
15日午前7時35分現在、自衛隊や消防が救助活動を行っている。
現場は、大量の水分を含んだ土砂に埋まっていて、水たまりができ、非常に足場が悪い状態となっている。
このため自衛隊は、足場を組んで、現場に近づいている。
駒の湯温泉では、宿泊客を含め7人が依然として行方不明となっていて、まだ発見されたとの情報は入っていない。
捜索活動は、現場から500メートルほど離れた地域に、自衛隊と警視庁のヘリが止まっていて、そこを拠点として救出活動を行っているもよう。
現場周辺では、多数の土砂崩れや山崩れが起きていて、非常に生々しい地震のつめ跡が見られる。
岩手・宮城内陸地震 岩手・一関市に取り残されていた2人をヘリで救助(2008/06/15 09:43)
14日、岩手県南部と宮城県北部で震度6強を観測する強い揺れの地震があり、これまでに6人が死亡し、239人が負傷、11人が行方不明となっている。
国道の寸断で、岩手・一関市真湯地区に14日から取り残されていた2人が、15日朝、ヘリで救助された。
けがはなく、元気だったという。
また、2人が取り残されているが、こちらは、地上部隊がこれから救助にあたるという。
一方、奥州市胆沢区では、15日朝から強い余震が続いている。
国道397号線では、非常に大きな亀裂や土砂崩れが起きていて、全面通行止めとなっている。
そして、建設途中の胆沢ダムの奥にある石淵ダムの林道では、14日、バスが土砂崩れに巻き込まれて道路に転落し、乗っていた20人のうち1人が重体、7人が重軽傷を負った。
岩手県の総合防災対策本部のまとめでは、岩手県内では、14日の地震であわせて2人が死亡し、31人がけがをした。
一方、石淵ダムは、14日に亀裂が見つかったことから、15日朝から現地調査をして、くわしい被災状況を調べている。