国民生活センター、自動開閉式折りたたみ傘の中棒が誤って人体を直撃する事故情報を公表
ボタンを押すと自動的に開き、閉じるときも、ボタンを押せば傘が自動的に閉じる「自動開閉式」の折りたたみ傘で、国民生活センターは8日、誤って中棒が人体を直撃する事故の情報が寄せられていることを公表した。傘の中棒が左目を直撃し出血、今も瞳孔が開いたまま閉じないという後遺症に悩む40代女性もいるという。
実験では、10cmの至近距離から飛び出した傘の柄の部分が直撃したアルミ缶は、大きく変形していた。
ボタンを押すと自動的に開き、閉じるときも、ボタンを押せば傘が自動的に閉じる「自動開閉式」の折りたたみ傘はとても便利だが、使い方を誤ると思わぬ事故につながるケースがあるという。
傘をたたむときには、手元のボタンを押し、柄の部分を自分で短くしていくが、かなりの力が必要となる。
完全にロックされないところで手を離してしまうと、柄が伸びて、手元の部分が顔や目に当たるケースがあるという。
なぜ、棒が突然伸びるのか。事故が起きた傘を販売するメーカーは「棒の中にバネが入っていて、バネの力で開閉する。『カチッ』と音がする前に、何らかの形で離すと戻ってしまう」と離した。
メーカー側によると、この傘は1994年から製造し、現在、年間40万本が流通しているという。
傘を販売するメーカーは「中国の傘のメーカーが特許を持っていて、各メーカーが自分のデザインをのせた商品として販売している」と話した。
国民生活センターは8日、自動開閉式の折りたたみ傘で、誤って中棒が人体を直撃する事故の情報が寄せられていることを公表した。
国民生活センターは、会見で「そのうちの1つが、比較的重い後遺症をともなっておりますので、今回、緊急に資料をまとめたということです」と語った。
2007年6月、この傘の中棒が飛び出して、左目を直撃し出血、今も瞳孔が開いたまま閉じないという後遺症に悩む40代女性もいるという。
傘を販売するメーカーは「閉じるときに、『カチッ』という音がするまで閉じることと、顔から少し離れたところでお使いいただければ安全に使うことができる」と話した。
(05/08 18:56)