最終更新:2008/05/17 13:19

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兵庫・西宮市の甲東地区で住民が取り組むゴミのダイエット作戦を取材しました。

兵庫・西宮市の甲東地区で住民によるゴミのダイエット作戦が行われています。
決め手になるのは、体重計ならぬ「ゴミの計量器」。
数字を意識することが効果を上げています。

兵庫・西宮市の甲東地区で、可燃ゴミを減らす取り組みが、環境問題に関心の高い住民からの提案で行われている。
2007年11月、2週間にわたって試験的に行われた取り組みでは、ゴミの量をおよそ4%減らすことに成功した。
1人1日あたり、わずか19グラムの減少だが、西宮市全体に換算すると9トン分、1年間だとなんと3,300トンにもなる。
マンション住民は「少しでも生ゴミを減らすとか、それから水を切るとか、家庭ゴミを減らすってことですね」、「お肉のトレーは、洗ってCO・OPとかに持っていく」などと語った。
甲東地区でゴミ減量に取り組んでいるのは1,100世帯(約3,200人)。
この地区を110のゴミステーションに分け、それぞれでゴミの重さを量っている。
ここでは、積み込むゴミの量をリアルタイムで計量できる収集車が活躍している。
住民のゴミ減量の取り組みを聞いた清掃会社が、「計量器つきの収集車でゴミの重さを記録してみては」と提案した。
ゴミ収集業者は「ゴミは初め多かった。取り組み始めて、だんだん住民もいろいろわかってきて、だんだん少なくなってきた。現実的に、数とか量を見て、僕らは少なくなってきたなっていうのはわかります」と語った。
この日のマンションのゴミの量は636kg。
現場で量ったデータは、携帯電話とGPS(衛星利用測位システム)を組み合わせた装置で、すぐさま会社のパソコンに転送される。
各ステーションのデータをまとめたあと、地元の市民グループを通じて、住民に知らせる仕組みになっている。
環境省もゴミの減量を数値化して行っているのは聞いたことがないという。
神戸大学経済学研究科の石川正紀教授は「一生懸命努力することは、始めることはできるんですけれども、結果がわかるかわからないかで、続くかどうか、次のステップがあるかが大きく違います。そういう点ではすごく期待が持てる動きですね」と述べた。
ゴミの減量に取り組んでいる甲東地区の堀 千世子さん(72)。
堀さん宅では、野菜のへたや大根の葉っぱなど普通なら捨ててしまうところも、捨てずに調理している。
また、水気を含んだ生ゴミは、一度日に当てて乾燥させ、重量を減らしてからゴミとして出したり、自宅のプランターに埋めたりしている。
堀さんは「1人ひとりの努力が、ちりも積もれば山になる。何かひょっとしたらお役に立つかもわからないという、わたしのささやかなポリシーですよね」と語った。
西宮市環境都市推進グループの地行一幸課長は「ゴミの減量をどうしたら取り組めるかということを、住民自ら考えていただくということは、非常に今後、各方面、ほかの地域にこちらからアピールするうえで、非常に効果的な状況だと考えております」と語った。
「目で見てわかるゴミの減量」、市民の努力を計量器つきの収集車が後押しする。
「ちりも積もれば山となる」を地で行く取り組みが進んでいる。

(05/09 12:56 関西テレビ)


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