DeNA、画像74万件で「権利侵害」

03/14 00:28
IT大手のディー・エヌ・エーが情報サイトに根拠の不明確な記事を載せていた問題で、画像74万件に複製権侵害の疑いがあるなどとした、第3者委員会の調査結果が公表された。
守安 功社長は「わたしを含めた経営陣をはじめ、全従業員の徹底的な意識改革が不可欠であると考えております」と話した。
ディー・エヌ・エーが、いわゆる「まとめサイト」に根拠の不明確な記事を載せていた問題。
ディー・エヌ・エーは、第3者委員会の調査報告書を受けて、あらためて陳謝した。
守安社長は「メディアとして求められる責任への理解が不十分であり、権利関係や記事の正確性などへの本来、当然配慮すべき部分について、適切に運営されておりませんでした」と話した。
事の発端は、ディー・エヌ・エーが運営する医療・健康系情報サイト「WELQ(ウェルク)」の記事。
例えば、肩凝りについてのまとめ記事には、「右肩が痛いとき」、「幽霊が原因のことも?」、「肩が重いと訴える方を霊視すると」、「幽霊をおんぶしているように見えるそうですよ」、「信じるか信じないかは人それぞれです」などという記述があった。
およそ3カ月にわたり調査を行ってきた第3者委員会は、こうしたWELQの記事19本のうち10本は、医療関係の法令に違反する内容を含んでいると認定。
さらに、運営していた10サイトの記事の画像472万件のうち74万件に、複製権を含む著作権侵害の疑いがあると指摘した。
第3者委員会は、ディー・エヌ・エーのスローガン「永久ベンチャー」についても触れ、スピード感のある意思決定を重視するこの理念が、「速ければやすきに流れてもよい」と曲解されたとも指摘した。
第3者委員会・名取勝也委員長は「『永久ベンチャー』は免罪符ではないということです。ディー・エヌ・エーが掲げ、目指してきた『永久ベンチャー』とは、本来どのようなものであるべきか。再度明確に定義づけ、全員の共通認識とすべきと考えます」と話した。
まとめサイトなど、「キュレーションサービス」と呼ばれる市場は、右肩上がりが予想され、ここ数年で注目を集めてきた。
多くのIT企業がまとめサイトを立ち上げる一方、まとめ記事を書いていた人の1人は、「今まで書いた中で、グルメ記事の中で行ったことがある分に関しては、1軒もないです。食べログ、ツイッターだとか、そこも、その感想を持ってきて、自分なりの言い方で変えて出すっていうことですね」と話した。
知識がなくても、1本3時間程度で書けるという、まとめ記事。
まとめ記事を書いていた人は「(編集者からチェックされたりは?)ないですね。(ライターはまとめサイトを信用している?)わたしは、2割程度です」と話した。
ディー・エヌ・エーの南場智子会長は13日夜、「(まとめサイト事業は続ける?)こちらに関しましては、正直、全くめどが立っておりません。白紙であります」と話した。
正確性に関わらず、サイトの閲覧数が増えれば、収入が増えるという、まとめサイトのビジネスモデル。
今後、変革を迫られることになるとみられる。

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