稲田防衛相「記憶に基づいた」発言で窮地に

03/15 00:38
「森友学園」関連の訴訟には関わっていないと、記憶に基づいて話していた稲田防衛相だが、14日になって、訂正と謝罪を行った。
「全く、私の記憶に基づいて...」、「私は記憶に基づいて...」、「自分の記憶に基づいて...」。
「記憶に基づいて」というフレーズを、14日の閣議後の会見で、およそ9分間に7回も連呼した稲田防衛相。
この「記憶に基づいた」発言が、窮地を招いた。
稲田防衛相は「(国会答弁との食い違いがある?)私は全く、自分の記憶に基づいて、『今まで顧問弁護士であったことも、法律相談をしたこともない』と」と述べた。
13日まで、「森友学園の籠池理事長の裁判などに関わったことはない」と断言していた稲田防衛相。
しかし、森友学園が2004年に起こした民事訴訟に、稲田防衛相が、代理人弁護士として出廷していた記録が明らかになるや、これまでの強気の姿勢を一転させた。
稲田防衛相は「夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正し、おわびいたします」と述べた。
わずか1日で訂正された、「記憶に基づく発言」を、野党は厳しく追及。
民進党・新緑風会の舟山康江議員が「都合の悪いことは忘れる、『記憶にない』と言う。これが通じれば、何でもありじゃないですか」、「報道が出なければ、そのまま放っておいた、逃げ切れたと思っているんですか」とただすと、稲田防衛相は「逃げ切れるとか、逃げ切れないかではなくて、出廷していたことが確認ができたので、私自身も朝、それで訂正をし、おわびをいたしたいと考えております」と述べた。
民進党の升田 世喜男衆院議員は「言うまでもなく! 国会で、虚偽答弁を続けるような人物が、閣僚の座にとどまっていては、いけないのです!」、「稲田防衛相には、即刻辞任を求めます!」と述べた。
野党からの辞任要求に、稲田防衛相は、「今後とも、誠実な答弁に努め、誠心誠意、職務にあたっていきたいと考えている」と述べ、あくまでも辞任しない考えを強調した。
安倍首相に高く評価され、防衛相に抜擢された稲田氏。
これまでも、その言動が、野党の追及の的になることがあった。
自衛隊の視察のため、8月15日の戦没者追悼式を欠席したことでは、民進党の辻元清美議員は「『命をささげた方に、感謝の心を表すことができない国家ではなりません』と言っているにもかかわらず、欠席するというのは、わたしは言行不一致ではないかと」と述べた。
これに対し、稲田防衛相は「ご指摘は、ご指摘として...」と、言葉に詰まり、涙ぐむ場面も。
また、自衛隊の南スーダンPKO(国連平和維持活動)部隊の日報をめぐる問題では、野党の追及に、安倍首相が再三にわたり、助け船を出していた。
民進党の辻元清美議員は「防衛大臣が答えずに、総理が出てくる、これはね、世界中に対して、この防衛大臣は情けないなと思われるんですよ」と述べた。
そして、今回明らかになった、籠池理事長に関する記憶と事実の矛盾。
民進党の山井国対委員長は「これだけ大きな問題になっている森友学園との関係に関して、明確な虚偽答弁をしたことに関しては、もう大臣の資質に著しく欠けると思います」と述べた。
森友学園をめぐる疑惑が、次々と明らかになる中、今、稲田氏に対する大臣としての資質を問う声が上がっている。

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