ロンドンテロ 「イスラム国」が犯行声明

03/24 00:55
イギリス・ロンドン中心部で起きたテロ事件で、過激派組織「イスラム国」が、事実上の犯行声明を出した。
23日午後1時すぎ、イギリス・ロンドンのウェストミンスターブリッジの封鎖が、丸1日ぶりに解除された。
22日に、ロンドン中心部で起きたテロ事件。
過激派組織「イスラム国」が、日本時間23日夜、系列のニュースサイトを通じて、「きのうのイギリス議会前で行われた攻撃の実行者は『イスラム国』の兵士であり、『有志連合の国民を標的にせよ』という呼びかけに応じたものだ」と、事実上の犯行声明を出した。
事件発生の瞬間をとらえた映像。
橋の上を多くの車が行き交う中、画面右側から猛スピードで駆け抜ける1台の車。
歩道に乗り上げ、歩く人を次々とはねていった。
1人が川に落ち、水しぶきが上がっているのも確認できる。
橋を渡りきった車は、数百メートル暴走し、国会議事堂の柵に激突、大破した。
目撃者は「そこらじゅうに人が倒れていた。15~20人くらいが無差別にはねられていた」と話した。
車を降りた男は、その後、議事堂の敷地に侵入。
警官1人を刃物で刺し、その場で射殺された。
この事件で、刺された警官を含む3人が死亡、少なくとも29人が重軽傷を負った。
イギリスのメイ首相は「テロには決して屈しない。わたしたちを分断する憎しみと悪の声を許すことはない」と述べた。
現場は、バッキンガム宮殿やトラファルガー広場にも近いロンドンの中心部で、人気の観光地としても知られている。
緊迫した現場をとらえた写真。
あごひげを伸ばした犯人とみられる男が、担架に乗せられていた。
すぐそばには、犯行に使用した2本の刃物が写っていた。
警察は、これまでに、中部バーミンガムなどの関係先を捜索し、8人を拘束したと発表している。
テロの背景は。
イスラム情勢にくわしい放送大学の高橋和夫教授は、3月22日という日付に注目した。
高橋教授は「おそらく、ベルギーのテロの1周年を狙ったんだと思いますね。記念日というのを、彼ら(『イスラム国』)は大切にしていて、その日に次のテロを仕掛けてくるというのがパターン」と述べた。
2016年の3月22日に、ベルギーで起きた同時テロ。
「イスラム国」のメンバーによって、32人の命が奪われた。
高橋教授は、「(イラクの最大拠点)モスルは陥落寸前。それから、シリアの『イスラム国』の首都と呼ばれているラッカに対する攻勢も始まろうとしている。追い詰められた中で、『自分たちはまだ負けていないぞ』と訴えたい」と述べた。
中東でのイスラム国討伐作戦が進む一方で、ヨーロッパでのテロの脅威は、今後も消えそうにない。

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