「てるみくらぶ」破産 9万人に影響も

03/28 02:15
旅行会社「てるみくらぶ」の山田 千賀子社長は、「心よりおわびを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と声を震わせ、深々と頭を下げた。
「航空券が発券できない」などと、利用者からの苦情が相次いでいたが、営業の継続が難しくなったとして、27日、東京地裁に破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けたことを明らかにした。
破産により影響を受ける顧客は、8万人から9万人にのぼる見通しで、負債総額およそ151億円は、旅行業者の倒産としてはリーマン・ショック後、最大規模となる。
「てるみくらぶ」で台湾旅行を予約した人は「安いから(てるみくらぶに)申し込んだ。(台湾旅行が)4日間で、4万5,000円ぐらいですからね」と話した。
1998年に設立した「てるみくらぶ」は、航空券とホテルを大量に買いつけることで、海外旅行の格安ツアーを実現。
その安さは、利用者からも評判だったという。
しかし、インターネットの普及により、これまで主流だったパックツアーではなく、航空券やホテルを旅行会社を通さずに個人で予約する人が増加。
そこで、「てるみくらぶ」では、シニア層など新規の顧客を取り込もうと、2015年から新聞広告を開始した。
これがかえって、資金繰りの悪化を招いたという。
春の旅行シーズン、そしてゴールデンウイークが迫る中の、突然の破産申請。
楽しみにしていた海外旅行が目前で絶たれ、利用者には、不安と怒りが渦巻いている。
韓国旅行を予約した人は「もう絶対許せないよね、それはもうね。社長に会えるものなら会って、言いたいことだけは言わせてほしいね」と話した。
この女性グループは、29日から2泊3日の韓国旅行に行く予定だった。
1人あたり、およそ2万円の旅行代金は、2016年12月に支払ったという。
韓国旅行を予約した人は「えーっていう感じで、頭の中、真っ白になりましたね」と話した。
気になるのは、利用客が支払った代金の返還だが、負債額151億円のうち、利用客への負債はおよそ99億円。
日本旅行業協会による保証金があるものの、その額は最高で1億2,000万円。
つまり、利用者が支払った額の1%程度にとどまる可能性がある。
「てるみくらぶ」は今後、日本旅行業協会と協議したうえで、検討するとしている。

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