実行犯は「キルギス出身」か 爆発で14人死亡

04/05 01:24
ロシアの地下鉄で起きた爆破テロ事件。実行犯について、キルギス出身の20代前半の男の可能性があるという情報が入った。
日本時間の4日夜、再び緊張が走る、ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄駅。
新たな爆破予告があったという。
ロシア当局が3日、別の駅構内で発見し、専門家によって処理された爆発物。
消火器のような容器に仕込まれ、傍らには、殺傷能力を高めるためか、大量の金属球らしきものが見える。
ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクの地下鉄で、日本時間の3日に起きた爆発テロ。
容疑者として4日、ロシアの捜査当局が発表したのが、アクバルジョン・ジャリロフ容疑者だった。
そして、ジャリロフ容疑者については、中央アジア・キルギスの治安当局が、キルギス南部出身で、ロシア国籍としている。
爆発は、市の中心部を走る、地下鉄のセンナヤ広場駅と工科大学駅の間を走っていた車両内で発生。
駅の外では、負傷者が次々と救急車に搬送されていた。
娘と音信不通の女性は、「娘は3時に学校から帰ってくるはずが、携帯がつながりません」と話した。
事件の目撃者は「瞬間、耳が聞こえなくなるほどのごう音がしました」と話した。
ロシア保健省によれば、犠牲者は14人、負傷者は60人以上という。
実はこの時、サンクトペテルブルクにはプーチン大統領が訪れ、隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談に臨む直前だった。
プーチン大統領は「残念ながら、この会談を、このような悲劇的な事件から開始しなければなりませんでした」と述べた。
厳重な警備態勢のもとにあったはずのサンクトペテルブルク。
その警戒の目をくぐり抜けるように行われた犯行。
放送大学の高橋和夫教授は、「犯行声明が出ていませんので、はっきりとしたことは、まだ言えない。『イスラム国』がらみと考えるのが一番自然。というのは、現在、『イスラム国』の拠点が激しい攻撃にさらされて、劣勢一方なんです。いろんなところでテロをやることによって、自分たちの劣勢を覆い隠そうとする心理が働いている」と話した。
キルギス出身とされる、ジャリロフ容疑者。
高橋教授は「『イスラム国』が負け始めれば、『イスラム国』で戦っている旧ソ連出身者がロシアに帰ってくる。それでテロを始めるんではないかという懸念は、ずっと抱かれていた。そして今回のテロということで、ついにきたかという感覚がある」と話した。
2015年5月、FNNのカメラがとらえた、シリア政府に拘束された「イスラム国」戦闘員の映像。
シリア政府に拘束された「イスラム国」の戦闘員は、「わたしの名前は、ハーキムジャーン・ムハンマド・ヤヒヤーです。キルギス共和国出身で、21歳です」と話した。
2人はキルギス出身で、「イスラム国」に忠誠を誓い、戦闘にも参加したことがあったという。
4日夜、プーチン大統領と電話会談を行った安倍首相は、「わたしからは、どんな理由があるにせよ、テロは絶対に許すことはできない」と述べた。
事件の背景には、何らかの組織が関与していたのだろうか。

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