春の味覚 タケノコが歴史的不作

04/06 21:17
春らんまんのこの季節。桜は各地で見頃を迎えているが、春を味わえる旬の食材の価格が高騰している。
東京スカイツリーを望む隅田公園。
満開の桜の下で食べる花見弁当は、まさに格別。
旬のタケノコご飯が入ったお花見弁当は、デパ地下でも大人気だった。
しかし、そのタケノコが今、記録的な不作となっている。
都内のスーパーに行ってみると、「新物」と書かれたタケノコが並び、福岡産のものが、2本入り586円で売られていた。
スーパーアキダイの秋葉弘道社長は「ことしは、タケノコは本当に高いですね。平年のだいたい1.5倍から2倍くらいの価格帯になっていますね」と話した。
586円で売られていた福岡産2本入りのものは、2016年なら350円ほど。
2017年は、およそ1.5倍ほど高い値がつけられていた。
買い物客は、「時期のものだから、その季節にやっぱり一度は食べてみたい」、「(値段が上がると?)控えるでしょうね、買う回数を」などと話した。
不作の理由は、生産地の冷え込みによる生育の不良。
タケノコがしっかりと育っていないという。
実際の生産現場はどうなっているのか、静岡県にあるタケノコ生産地を訪ねた。
静岡・南伊豆町にある一条竹の子村。
店の表にあるホワイトボードには、「本当に竹の子がないです SOS」との赤い文字が。
いったい何が起きているのか。
神奈川県からタケノコを買いに来た客がいたが、その日の販売分は、3本で終了。
さらに、タケノコ狩りを目当てに、東京から来た客は、「きょうは(タケノコ)掘れないということで、楽しみに来たんですが、残念です」、「(ここまで来ればあるかと?)そう思って、足を延ばして来たが、残念です」と話した。
不作により、タケノコ狩りは中止。
さらに、できたとしても、タケノコ掘り体験での販売価格は、4月1日に、ビールの大瓶サイズの重さ1kgのもので2,500円と、オープン以来最高値をつけた。
同じサイズのものが、6日は1,800円と、ピークより700円ほど安くなっていたが、それでも例年よりかなり高いという。
一条竹の子村の清水秀樹さんは「こんな高いもの、久しぶりに売った。高いとしても、(平年なら)1,200円」と話した。
タケノコが生えてくる竹林。
本来なら宝の山となるはずの場所。
一条竹の子村の清水秀樹さんは「(普段なら)この1つの段で40〜50本は採れますよ」と話した。
しかし6日は、数本しか生えていなかった。
清水さんは「(タケノコは)1年おきに、裏表がある程度、繰り返すんです。(タケノコが)出た年の次は、ちょっと出が悪い」と話した。
よく採れる表の年と、逆に採れない裏の年があるというタケノコ。
データを見ても、2012年は豊作、その翌年は不作と、毎年、豊作と不作を繰り返しているのがわかる。
2017年は、その裏の年。
さらに、2017年は、ただでさえ少ないタケノコを、イノシシに食べられてしまっているという。
この施設の食事所では、来てくれたお客さんに、せめて「竹の子定食」だけはと、値上げはせず、今まで通りの値段で提供している。
客は、「おいしいですよ」、「季節のものは、やっぱりいただきたい。安くなるのを待っています」などと話した。
一条竹の子村によると、ここ数日の暖かさに加え、週末の雨が恵みとなり、タケノコの生育がよくなる見通しで、そうなればニョキニョキと生えてきそうだと期待している。

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