米の攻撃後も続く空爆 シリアで18人死亡

04/10 19:17
電撃的なシリア攻撃から3日。アメリカが攻撃の正当性を強調する一方、攻撃を受けたシリアのアサド政権は、反発を強めている。
アメリカの巡航ミサイルによる攻撃を受けた、シリアのアルシャイラート空軍基地の様子をとらえた写真。
翼が折れ、つぶれた戦闘機。
飛び立つことはおろか、原形をとどめないほど粉々になった機体の残骸も写っていた。
基地が激しいダメージを受けたことがわかる。
7日、アメリカは化学兵器による空爆の拠点となったとされるこの空軍基地を巡航ミサイル59発で攻撃。
シリア政府は、軍の兵士7人が死亡したと発表している。
この攻撃について、シリアのアサド大統領は9日、イランのロウハニ大統領と電話で会談し、「アメリカは、支援する反体制派の士気を上げるという目的達成に失敗した」と話し、アメリカは攻撃の目的を達成していないと主張した。
これに対し、アメリカのティラーソン国務長官は「今回の攻撃は化学兵器が使用された基地を破壊することが目的だった。だから、今回の攻撃は計画通りのもので、化学兵器による攻撃に無関係の人々を避けて実行した」と述べた。
一方、10日、ロシアのメディアは、滑走路に傷のないアルシャイラート空軍基地から飛行機が飛び立っていく様子を伝えた。
しかし、アメリカの攻撃前後の航空写真で比べてみると、攻撃の跡は、はっきりと残っていた。
写真では、3つあった施設が壊滅しているのがわかる。
もう1枚の写真でも、基地内の施設がピンポイントで攻撃されているのがわかる。
ティラーソン国務長官は、アサド政権を支援するロシアの責任を「最大の失敗は、ロシアとアサド政権が約束した化学兵器廃棄の合意が守られなかったことだ。ロシアは、アサド大統領に最も影響力を持てる国であり、今後、化学兵器を使用しないよう説得するために、大きな影響力を持つべきだ」と指摘した。
イギリスのシリア人権監視団によると、アメリカ軍のミサイル攻撃の後も反体制派が支配するシリア北西部イドリブ県に、ロシア軍機によるとみられる空爆が行われ、子どもを含む民間人18人が死亡したとされている。
ティラーソン国務長官は、アサド政権を倒すことよりも過激派組織「イスラム国」の排除を優先する考えを示しており、今週訪問するロシアでの対応が注目される。

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