軍事作戦も? 米空母が朝鮮半島へ

04/10 19:38
アメリカと中国は、北朝鮮とどう向き合うのか。その足並みはそろうのかと注目された米中首脳会談だが、具体的な進展は乏しく、協議は平行線に終わったもよう。会議の中で、あらためて、中国の協力が得られなければ、アメリカが行動に出るんだと伝えたというトランプ大統領。その行動への布石なのか。アメリカ海軍の空母が今、朝鮮半島近海へと向かっている。
アメリカによるシリア攻撃を受け、防衛上にも深く関わる朝鮮半島で、緊張が高まっている。
アメリカのティラーソン国務長官は9日、「ある者が他国の脅威となれば、どこかの時点で、対抗措置をとることになる」と述べた。
シリアへのミサイル攻撃には、北朝鮮に対する警告の意味も込められていたことを明らかに。
さらに、「北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの実験に成功すれば、今後の情勢は、深刻なステージに進むことになる」と述べた。
実際、警戒にあたるアメリカ軍の動きにも変化が。
アメリカ軍は、世界最大の原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする船団がオーストラリアに移動する予定を変更し、朝鮮半島周辺へ向かったと発表した。
アメリカ海軍の原子力空母は、すでに日本の横須賀基地に、「ロナルド・レーガン」が配備済み。
今回のように、2隻の原子力空母が極東アジアに展開するのは、極めて異例。
全長333メートルの巨大空母「カール・ビンソン」は、複数の護衛艦を従え、「第1空母打撃群」を組織。
いざとなれば、爆撃機を発進させ、北朝鮮内へのピンポイント攻撃も可能になる。
「カール・ビンソン」内の厨房(ちゅうぼう)は、およそ7,500人にのぼる乗組員の胃袋を支えるとあって、その広さも最大級。
過去には、9.11同時多発テロを受け、アフガニスタンでの「不朽の自由作戦」や、過激派組織「イスラム国」に対する軍事作戦にも参加した。
7日には、トランプ大統領に対し、国家安全保障会議が在韓米軍への核兵器の再配備を提案したと、アメリカNBCテレビが報じた。
アメリカによる相次ぐけん制に北朝鮮は、朝鮮中央テレビが8日、「一部では、今回のシリアへの攻撃が、われわれへの警告だと騒いでいるが、それに驚く、われわれではない」と報じ、強気の姿勢を見せ、核・ミサイルの開発を今後も継続する姿勢を強調した。
折しも、11日は、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が最高指導者に就任して、ちょうど5年。
15日は、正恩氏の祖父・金日成(キム・イルソン)主席の誕生から、105年の記念日。
さらに25日は、朝鮮人民軍の創建85周年と、4月は北朝鮮にとって、重要な日が控えている。
こうした節目に合わせるようにして、過去の核実験は繰り返されてきた。
北朝鮮が初めて核実験を行った、2006年10月9日は、朝鮮労働党創立記念日の前日。
3回目の核実験は、正恩氏の父・金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日4日前。
4回目は、正恩氏の誕生日の2日前。
そして、前回5回目は、建国記念日の当日に行われている。
「賢い交渉者は手の内を明かさない」を持論とする、トランプ大統領。
見えない駆け引きが、激しさを増している。

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