アメリカが対「北」圧力を強化

04/11 00:32
北朝鮮をめぐる情勢が緊迫度を増している。
アメリカによる軍事力行使の可能性は。
アメリカのティラーソン国務長官は「北朝鮮が、大陸間弾道ミサイルの発射に成功すれば、今後の情勢は深刻なステージを進むことになる」と述べた。
北朝鮮・朝鮮中央テレビは8日、「われわれは、日々無謀になっている米国のたくらみに対処し、自衛的国防力を100倍に強め、われわれの力で、われわれを守っていくであろう」と報じた。
東アジア情勢は、一触即発の危険もはらむ、緊迫した状況になっている。
アメリカ軍の巡航ミサイル「トマホーク」による、シリア空爆から4日、この攻撃に、アメリカのもう1つのメッセージが含まれていることがわかった。
アメリカのテレビ番組に、9日出演したティラーソン国務長官は、キャスターに「トランプ大統領のシリア空爆の決断を、北朝鮮はどう受け止めるべき?」と問われ、「いかなる国も、国際規律や合意に反し、他国への脅威となるならば、ある時点で対抗措置がとられるだろうということだ」と述べ、北朝鮮を強くけん制した。
さらに8日は、アメリカ軍の原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする船団が、オーストラリアに移動する予定を変更し、朝鮮半島周辺へ向かったという。
専門家は、アメリカ軍が部隊の行く先を、事前に発表するのは珍しいと指摘する。
軍事評論家・岡部 いさく氏は「それだけ、北朝鮮に『これから空母が行くんだぞ』という強いメッセージ、強い圧力をかけようとしているのではないでしょうか。空母『ニミッツ』の部隊も、訓練が終わると作戦行動に入って、この状況ですと、おそらく空母部隊2つ、さらに(巡航ミサイルを搭載した)駆逐艦といった強力な戦力が、日本周辺、朝鮮半島周辺に集まってくるということが考えられます。でもだからといって、このまますぐに、戦争に突入するというには、まだ戦力が足りないと思います」と語った。
3月、トランプ大統領は「(北朝鮮は)極めて悪質に振る舞っている。金正恩(キム・ジョンウン)は、とてもとてもひどく振る舞っている」と述べている。
北朝鮮政策の見直しを進め、武力行使を含む、あらゆるオプションを検討すると、強硬策も辞さない姿勢のトランプ政権。
一方、北朝鮮・朝鮮中央テレビは8日、「一部では、今回のシリアへの攻撃が、われわれへの警告だと騒いでいるが、それに驚くわれわれではない」と、こちらも強気の姿勢を崩さない。
小野寺 五典元防衛相は「緊張感が一気に高まっている状況に感じます。北が、やはり看過できないような、核開発や弾道ミサイル発射を行い、アメリカ本土まで攻撃の想定がされれば、当然デッドラインを越えたという形で攻撃されますし、その際は、まず韓国、そして次は日本という、大きな影響を受ける地域があることは避けられないと思います」と述べた。
米中首脳会談の直前、そして9日と、頻繁にトランプ大統領と電話会談している安倍首相。
10日午後、菅官房長官は「わが国として、米国が北朝鮮政策を見直すうえで、全ての選択肢がテーブルの上にあるとの姿勢を示している、このことを評価しています」と、アメリカの行動を評価しているが、北の脅威が迫りつつある中、国民の平和と安全について、日本はどのような対応をとるのか。

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