引退惜しむ声 ありがとう浅田真央

04/11 19:45
季節がめぐる、4月の引退宣言。これまで、ずっとずっと戦い続けてきた浅田真央選手(26)に寄せられたのは、その姿をずっと見守り続けてきた人々からの贈る言葉だった。
羽生結弦選手(22)は、「フィギュアスケートが大好きな浅田選手のスケートが大好きです。これからもずっと、わたしの憧れの人です。たくさんの夢をありがとうございました」とコメントした。
浅田真央選手、突然の引退宣言。
その歩みは、女子フィギュア界の歴史に輝かしい成績を刻んできた。
自身の代名詞ともいえる3回転半ジャンプ「トリプルアクセル」を1つの大会で3回成功させるという、女子初の快挙。
そのほかにも、通算2度のオリンピック出場、3度の世界選手権優勝、4回のグランプリファイナル優勝と、世界のトップスケーターとして、偉業を重ねてきた。
6位に終わった2014年のソチオリンピック後、報道陣から引退の可能性について問われた浅田選手は、「(来シーズン続ける可能性は?)今のところ、ハーフハーフくらいです」と話していた。
およそ1年間の休養を経て、2015年、リンクに復帰。
そして迎えた2016年12月、現役最後の試合となった全日本フィギュア選手権。
大会について、浅田選手は、「(今回の全日本は、どんな全日本だった?)難しいけど...、なんとも言えない全日本だったと思う。なんとも言えない」、「ミスはあったんですけど、自分の演技としては悔いはないです」などと振り返っていた。
「悔いはない」、そう語った4カ月後の引退宣言に、各方面から、さまざまな声が寄せられている。
幼少期から成長を見守り続けた姉・舞さん(28)は、出演する舞台の制作発表会見で、「これから、いろんなことを話しながら、姉妹での時間を大切にしたい。姉妹でお酒を飲んだことがない。一緒にお酒を楽しみたい。寒いところにいたので、暖かい国に行ってみたい。こういうこと聞かれると、いろんな思いが込み上げてきて...。ありがとうっていう気持ちですね」と語った。
幼少期の指導にあたった山田 満知子元コーチは、今回の知らせについて、「ずっと『全日本選手権』が終わったあとから、もんもんとしたものがあって、悩んでいたと思う。だから、自分で決断ができたということについて、『ハーフハーフ』と言っていた時よりは、『すがすがしい』と受け取った」と語った。
2016年12月の舞台でも、「自分の思い通り滑りなさい。自信持ってね」と声をかけた最後のコーチ・佐藤信夫さんは、「(引退を報告しにきた浅田選手の様子は?)すごく明るかったですよ。今まで見た中でも、一番明るいかなという感じ」と語った。
そして、浅田選手とともに戦い続けた同世代の仲間たちからも、思いのこもったコメントが。
浅田選手とは同じ大学出身で、引退についても、事前に本人から聞いていたという小塚崇彦さん(28)。
小塚さんは、「普段は本当に、テレビで見るあのままだと、僕は思っていて。本当にいつも笑顔でいる。その裏側には、1人で裏の方に行って苦しい気持ちを抑えるっていう場面というのも、ちょくちょく見たりしていた」と語った。
バンクーバーオリンピックで、浅田選手とともに戦った織田信成さん(30)は、「バンクーバー五輪、一緒に行ったんですけど...。ハンカチもらっていいですか」、「バンクーバー五輪に一緒に行った時に、本人が金メダルっていう目標を掲げて、(結果)銀メダルだった時に、泣いている表情を知っていたので...」と話した。
また、解説者として浅田選手を見守り続けた高橋大輔さん(31)は、「ここからが新しいスタート。今まで以上に大変なこともあるかもしれませんが、今後の活躍を陰ながら見守っていきたいと思います。たくさんの感動をありがとう」とコメントしている。
浅田選手最後の試合、全日本選手権を解説した、トリノ五輪金メダリスト・荒川静香さん(35)は、「(全日本見て引退気づくものは?)ありました。結果を残すためなら、状態がトップまで上がっていなかった。トリプルアクセルを封印する戦略もあったが、ショートにもフリーも入れた。挑んだのは、その状態を考えても、これは、やりきりたいんだなと。どんな結果でも、大切にしてきた芯の部分を競技の舞台で出したいんだなと」と語った。
そして、浅田選手の背中を追い続けた後輩選手からは、変わらない尊敬と感謝の言葉が。
本田真凜選手(15)は、「ずっと真央ちゃんは、かっこよくて、すごくて強くて。『真央ちゃん』ってフォルダを作って、写真をためるのが、小さい時から好きで、本当に寂しいです。わたしたちが、ずっと真央ちゃんのことを、小さい時から憧れてきたように、少しでもそういう憧れを持ってもらえるような選手になりたい」と語った。
そして、5歳の時、当時中学生だった浅田選手に「スケートやりなよ」と言われたのが、フィギュアを始めるきっかけとなった宇野昌磨選手(19)は、「今、僕がこうして、ここにいられるのは、浅田真央選手がいたからこそ。人生を大きく変えてくれた人でもあり、アスリートとしてすごく尊敬する、『これがアスリートなんだ』と、自分の中で一番思える選手」と語った。
12日に会見を行う浅田選手。
今の思い、そして今後について、何が語られるのか。

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