「最高人民会議」に金正恩氏登場

04/12 01:28
北朝鮮をめぐる情勢が緊迫度を増す中、金正恩(キム・ジョンウン)体制になって、5年が経過した。その金正恩氏の最新の映像が11日夜に入った。
朝鮮中央テレビは「全国一千万国民が、偉大なる金日成同志と金正恩同志が社会共和国建設を実現させ、敬愛なる最高指導者・金正恩同志は、今後の戦略的な展望を述べ、今後の成果への意気込みを述べました」と報じた。
日本時間11日午後10時55分、ドラマの終わりと同時に報じられたのは、11日に行われた、日本の国会にあたる最高人民会議の様子。
そこには、壇上の中央に立ち拍手する、金正恩朝鮮労働党委員長の姿があった。
2016年の最高人民会議のときと比較すると、髪形、そして眼鏡も変わっているが、体格などに大きな変化はない様子。
父親の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去にともない、最高ポストに就任した正恩氏。
最高指導者就任から丸5年にあたる11日、最高人民会議を開催。
朝鮮半島情勢が緊迫する中、正恩氏による核やミサイル開発などへの言及が注目された。
朝鮮中央テレビでは、11日朝から断続的に、正恩氏を紹介する番組を放送。
国民の生活の充実や、高層ビルの建設など、正恩氏の功績をたたえる報道が続く中、キャスターが突然、ある国に対する強烈なメッセージを伝えた。
キャスターは「アメリカの無謀な侵略行為が実践段階に入った。われわれは、正義の核の雷で侵略者を一掃し、祖国統一の偉業を成し遂げる」と伝えた。
アメリカを「侵略者」と称し、核をちらつかせ挑発する北朝鮮。
折りしも11日、韓国南東の港町・浦項(ポハン)では、米韓軍事演習が一部公開され、さらに、韓国の聯合ニュースは、韓国軍関係者の話として、アメリカ軍の原子力空母「カール・ビンソン」が、15日にも、朝鮮半島周辺の海上に到着する見通しを明らかにしたことを報じた。
15日といえば、正恩氏の祖父、故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生から105年の記念日という節目。
緊張が最高潮まで高まる中、日本の沖縄でも動きが見られた。
画面中央、那覇軍港に停泊する、白とオレンジを基調とした大きな船。
「C・チャンピオン」と呼ばれる船。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「実は民間船なんですけれども、アメリカ海軍が運用していて、特殊部隊『シールズ』の訓練などに使っていると言われています」と話した。
専門家は、船の後方部に積んである小型の船に注目すべきとしている。
岡部氏は「注目するべきものとしては、このボートですね。普通の高速ボートのように見えますけど、実は『シールズ』は、これによく似たボートを侵入用に使っているんです」と話した。
アメリカ海軍が公開している、特殊部隊「シールズ」の訓練映像。
小型潜航艇で川をのぼって相手国に上陸し、昼夜問わず、銃撃戦を行う様子が映っている。
「C・チャンピオン」に搭載されていた高速ゴムボートも、同じ用途で使われる可能性があるという。
岡部氏は「『シールズ』が、こういうボートや潜航艇で北朝鮮の川をさかのぼって、平壌(ピョンヤン)に潜入...などということが、あるんでしょうか?」と話した。
日本時間の11日午後9時ごろ、ツイッターで「北朝鮮は問題を起こそうとしている。中国が取り組めば素晴らしいが、もしそうでないなら、われわれは、独力で問題を解決する」と、あらためて強気な姿勢を示したトランプ大統領。
そして11日夜、最高人民会議に姿を現した、北の最高指導者。
東アジア情勢は、緊迫した空気に包まれている。

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