「攻撃」言及の中、北朝鮮は今...

04/12 20:14
12日、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で、FNNが撮影した映像に、金日成(キム・イルソン)広場で、来る4月15日、金日成主席生誕105年のイベントに向けて、市民が練習する姿があった。
アンズが満開の道、旗がたなびき、沿道にも花飾りを持った多くの市民の姿もあった。
4月15日の大イベントへの準備が着々と進む平壌だが、この日は、北朝鮮による核実験なども懸念されている。
この北朝鮮に対して、アメリカのトランプ大統領は、「無敵艦隊を派遣した」と発言した。
この言葉が指すとみられるのは、朝鮮半島へ向かう空母艦隊だが、これに加えて、沖縄のアメリカ軍基地では、特殊部隊を支援する船の寄港も確認されている。
こうした動きに対して、北朝鮮は「挑発あれば、核攻撃をする」と反発し、緊張が高まっている。
遠くに見える、金日成主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像画。
その前では、大勢の市民らが行進しながら、赤と青の北朝鮮の旗を浮かび上がらせている。
北朝鮮に入ったFNN取材団が、12日に撮影した平壌市内の映像に、北朝鮮の旗を持っての行進練習がとらえられていた。
3日後の4月15日、北朝鮮は、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の祖父・金日成主席の誕生日「太陽節」を迎える。
11日、国会にあたる最高人民会議に姿を見せた、金正恩朝鮮労働党委員長。
5年前の2012年、最高指導者の座に就いた、当時の正恩氏の映像。
20代の若さでの、トップ就任だった。
あれから5年、30代になった正恩氏は、5年前よりふっくらとし、より堂々たる雰囲気を漂わせている。
その登場から一夜明け、晴れ渡った12日の平壌市内。
高さ60メートルと、世界最大の高さを誇る、凱旋(がいせん)門。
市内の広場でも、民族衣装を着た人や飾りを持った人など多くの市民が集まり、太陽節に向けた練習を行っていた。
広場で腰を下ろす、平壌市民。
そのかたわらには、太陽節当日、パレードで使う赤やピンクの花飾りが見えた。
高層ビルが並んでいる「黎明通り」では、太陽節に向け、急ピッチで建設が行われていた。
ビルの屋上に、工事を進める作業員の姿もあった。
パレード本番に向け、平壌市民は「行事に積極的に参加し、敬愛する最高指導者同志に集結し、わが人民の一心団結に力を入れたい」、「太陽節を迎えるにあたり、勉強を頑張り素晴らしい学生になります」などと話した。
一見、のどかに見える、平壌市内。
しかし、6度目の核実験やミサイル発射をめぐり、朝鮮半島情勢は、緊迫の度を増している。
日本時間の11日夜、トランプ大統領は、ツイッターで「北朝鮮は問題を起こそうとしている。中国が取り組めば素晴らしいが、もしそうでないなら、われわれは独力で問題を解決する」と警告した。
また、日米の外交筋によると、先週行われた、米中首脳会談より前の4月上旬、北朝鮮への対応をめぐり、アメリカ政府高官は、日本政府高官に対し、「選択肢は2つしかない。中国が対応するか、われわれ(アメリカ)が攻撃するかだ」と、「攻撃」という表現を使い、アメリカが北朝鮮への実力行使について、本気であることを説明した。
こうした中、現在も北朝鮮と休戦状態である韓国で今、あるうわさが広まっている。
「アメリカが4月27日、北朝鮮を空爆する」。
このうわさにより、韓国のインターネット上に、大きな波紋が広がっている。
ネット上には「両親に一度もおこづかいをあげられずに死ぬよ」と書き込みがあった。
韓国のネットを中心に広がる、「27日にアメリカ軍が北朝鮮を空爆する」といううわさ。
このうわさの拡大を受け、韓国のネット上には、北朝鮮の報復を恐れる嘆きの声が広がった。
高校3年生からは、「今、勉強していたけど、死ぬまで勉強だけしかしないんだな」、「両親に一度もおこづかいをあげられずに死ぬよ」などとネット上に書き込みがあった。
別の学生からは「怖いです。まだ死にたくないです」と書き込みがあった。
一方、こうしたうわさに対し、韓国政府は、会見で「最近SNSで流れている『4月朝鮮半島危機説』は根拠がない」と述べた。
アメリカの動きを見守る中国。
日本時間の12日午前には、習近平国家主席が、トランプ大統領と電話会談を行った。
習主席は、朝鮮半島問題について「平和的な方法で解決すべきだ」と訴え、武力行使を踏みとどまるよう、あらためて説得したとみられる。

この朝鮮半島情勢の緊迫化を受け、日本の外務省は、「韓国に滞在・渡航される方へ」として、直ちに日本人の安全に影響がある状況ではないとしながらも、「北朝鮮は核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返している。朝鮮半島情勢に関する情報には注意を」と呼びかけている。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNスピーク
みんなのニュース
ユアタイム