流ちょうな日本語で...「聖地」などガイド

04/15 00:51
北朝鮮・平壌(ピョンヤン)でのメディアツアー3日目。記者たちの前に現れたのは、日本語が流ちょうな北朝鮮の女性だった。
案内役の女性は、「日本のお客さん、こちらへどうぞ」、「日本の方々、最初なんですから、こちらどうぞ早く移動してください」、「あのね、皆さん、会うの初めてなんですけど」、「皆さん、2列にお願いします。2列なんです。2列、お願いします、2列」などと話した。
女性の案内で向かったのは、北朝鮮の人々が「聖地」とする金正恩(キム・ジョンウン)委員長の祖父・金日成(キム・イルソン)主席の生家だった。
案内役の女性は、「わたし、1つ言いたいことがあります。日本のお客さんに会ってみたら、朝鮮についてのイメージがよくない」、「あのね、百聞は一見にしかず。その通りだと思います」、「日本の人民が、共和国(北朝鮮)についての正しいイメージを持つように(報道するのが)、共和国(北朝鮮)を訪問した皆さん、ジャーナリストさんたちの使命だと思います」などと話した。
続いてツアーは、市内を走る地下鉄へ。
記者が注目したのは、ホームまでの深さ。
先が見えないほどの延々と続くエスカレーター。
ホームは、深さ100メートルに造られていた。
平壌の地下鉄は、有事の際には防空壕(ごう)として使われるとみられている。
一方、その北朝鮮と緊張状態にあるアメリカは、北に対し、さらなる圧力をかけている。
隊員の合図とともに、輸送機からパラシュートを使い投下される爆弾。
着弾すると、すさまじい爆風が吹き荒れた。
これは、アメリカ軍が持つ「GBU-43/B」という超大型爆弾。
核兵器以外の通常兵器としては、最も破壊力があり、「全ての爆弾の母」とも呼ばれている。
アメリカ国防総省は13日、アフガニスタンでの過激派組織「イスラム国」の掃討作戦で、この爆弾を実戦で初めて使用したことを発表した。
なぜ、このタイミングなのか。
トランプ大統領に対し、記者からは「北朝鮮へのメッセージか」と質問が飛んだ。
トランプ大統領は「メッセージになるかどうかはわからないし、メッセージになろうがなるまいが違いはない。北朝鮮は問題だ。問題は解決されるべきだ」と述べた。
一方、北朝鮮外務省の韓成烈(ハン・ソンリョル)外務次官は、AP通信の取材に対し、「核実験については、最高指導部が決断すれば実施する」と述べ、正恩氏が望むときに、いつでも核実験を行うと、準備が整っていることを示唆した。
金日成主席の生誕105周年を迎える、15日。
2国間の緊張が高まっている。
もし、アメリカが先制攻撃を北朝鮮に対し行った場合、どのような事態が想定されるのか。
軍事評論家・岡部 いさく氏は「(アメリカが)シリアに対して行ったような、ごく限定的な攻撃をしたとして、それで北朝鮮が全く反撃しないと言い切れますか? むしろ、より重大な結果につながっていく、そんな危険性はないのでしょうか」と語った。
岡部氏によると、北朝鮮による最悪の報復として考えられるのが、軍事境界線沿いに配置した長距離砲やロケット弾による、韓国・ソウルへの攻撃。
そして、同時に行われる可能性があるのが、日本の都市部や在日アメリカ軍基地に対する、弾道ミサイルによる攻撃。
アメリカ軍は、この攻撃への報復、さらには大量破壊兵器の抑え込みとして、地上部隊や特殊部隊を北朝鮮に送り込み、地上戦を展開する可能性も排除できないという。
最大の節目となる15日、世界がその動向に注目している。

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