北朝鮮軍事パレードで米をけん制

04/15 18:06
金日成(キム・イルソン)首席生誕105周年を迎えた北朝鮮で、大規模な軍事パレードが行われた。情勢が緊迫する中、核には核で反撃すると、アメリカをけん制。最新兵器を公開するなど、軍事力をアピールした。
日本時間の15日午前10時すぎ、平壌(ピョンヤン)中心部の金日成広場に止まった1台のリムジン。
そこから現れたのは、北朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長。
黒いスーツに白いネクタイといういでたちで、右手を挙げながら、赤じゅうたんの上を歩く正恩氏。
核実験の実施や弾道ミサイル発射などの懸念が高まる中、15日、北朝鮮は故・金日成主席の生誕105周年を祝う式典を開き、北朝鮮のテレビが生中継した。
バルコニーの上に立ち、時折、笑顔を見せるなど、ご機嫌な様子な正恩氏。
演説をした党No.2の崔竜海(チェ・リョンヘ)氏は「アメリカが挑発を続けるのであれば、われわれは即時せん滅的な攻撃を加える。全面戦争には全面戦争で、核戦争には核戦争で対決する」と述べ、アメリカとの対決に1歩も引かない姿勢を強調した。
続いて始まった軍事パレード。
一糸乱れぬ兵士らのパレードに続き、戦車やミサイルなど、北朝鮮の最新兵器が次々と登場した。
この映像を見た、軍事評論家の宇垣大成氏は「これが、去年の夏に潜水艦からの発射に成功したといわれている北極星1号(型)。水中から発射できる弾道ミサイルを本格的に戦力化するぞという意思表示としては、非常に意味があると」と話した。
ハングルで「北極星」と書かれた白いミサイル。
潜水艦から発射するSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)と呼ばれる弾道ミサイル。
北極星1型を陸上から発射できるように改良した北極星2型。
2017年2月、日米首脳会談の最中に発射実験を行い、成功している。
そして、ICBM(大陸間弾道ミサイル)についても、改良されているという。
宇垣氏は「機体を黒と白に塗り分けたり、自走発射機のタイヤの外側に『スカート』と呼ばれる覆いをつけて登場したのは初。実用度を高めていることをアピールする狙いがあるんだろうと」と述べた。
さらに、新型の自走式対空ミサイルも登場した。
韓国の聯合ニュースは、白い軍服を着た部隊について、「化学、生物学、放射能兵器を担当する部隊で、公開されたのは初めて」だと伝えている。
およそ3時間にわたって行われた式典。
市民は「この世で、われわれの国と軍隊が最高です」と話した。
北朝鮮のテレビが生中継した映像には、正恩氏がバルコニーに入る際、画面に映らないよう、端を歩く正恩氏の妹・与正(ヨジョン)氏の姿が映っていた。
はたして、北朝鮮は核実験を強行するのか。
その行方に、世界が注目している。

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