トランプ政権、「我慢の限界」は?

04/16 17:59
北朝鮮が16日朝、ミサイル1発を発射、直後に爆発し失敗したとみられる。
緊張が高まる中での挑発行為。
武力行使も辞さない姿勢のトランプ政権にとって、北朝鮮の「越えてはならない一線」は、どこにあるのか。
15日、金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年を祝う式典で、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)とみられるミサイルなどを、初めて公開した北朝鮮。
一夜明けた16日、日本時間午前6時20分ごろ、東部・新浦(シンポ)付近から、弾道ミサイル1発を発射した。
アメリカ政府は、発射直後に爆発し、失敗したとしている。
現地時間午前8時、平壌(ピョンヤン)市内を見てみると、行き交う人にも特段の変化はなく、穏やかな雰囲気となっていた。
日曜日の朝、川沿いでバドミントンを楽しむ人の姿もあるなど、のどかな様子の平壌市内。
北朝鮮の労働新聞は、15日の軍事パレードの様子を大きく報じ、新型ミサイルなどの写真を多数掲載した。
連日、北朝鮮当局が、海外のメディアに対して行っている取材ツアーは、16日も予定通り行われ、花の展示場などを案内した。
そこには、新型ミサイル「北極星」の模型もあった。
ガイドの女性に、16日のミサイル発射について尋ねたところ、「われわれは、ミサイルを持っていません。ロケットだけです。われわれに失敗はありません。成功しかありません」と話した。
一方、韓国外務省スポークスマンは「今日の弾道ミサイル発射の敢行は、全世界を相手にする威嚇示威だ」と、北朝鮮を批判したうえで、さらなる挑発行為を行った場合は、強力な懲罰的措置を必ず行うと警告した。
アメリカが、原子力空母「カール・ビンソン」などを、朝鮮半島沖に派遣するなど、警告と圧力を強める中、弾道ミサイルを発射した北朝鮮。
その狙いについて、コリア・レポートの辺 真一編集長は「トランプ政権が、北朝鮮に武力攻撃をできないだろうと、たかをくくっている面がある。だからこそ、やったと思う。はっきり言って、トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長の究極のチキンレース。おそらくこれから、北朝鮮は6回目の核実験に踏み切るでしょう」と話した。
今回の発射について、フロリダの別荘で、マティス国防長官から説明を受けたという、トランプ大統領。
次の一手について、FNNワシントン支局・松山俊行支局長は「軍事攻撃を含む、あらゆるオプションがあるというのが、トランプ政権の立場です。政権の関係者は、ミサイル基地などへの限定空爆などが挙げられると語っています。シリアのアサド政権には、化学兵器を使用したと判断した途端に、『一線を越えた』と、トランプ大統領自身が言及して、直後に空爆を実行したが、北朝鮮に対しては、その一線がどこにあるかが不明で、今後を見通せない要因ともなっています。専門家などの間では、軍事攻撃は現実的ではないといった意見や、トランプ大統領が中国の習近平主席に、北朝鮮への圧力強化を要請した以上、一定期間は中国の本気度を見極めるのではないかとの見方も根強くあります」と話した。
日本政府は、今回のミサイル発射について、「国連安保理決議への明白な違反で、断じて容認できず、北朝鮮に対し厳重に抗議を行い、強く非難した」と発表した。

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