京都の人気銘菓、小豆不作でピンチに

04/20 20:48
原料不足による危機が、今度は人気の京都銘菓に及んでいる。生産の一部をストップ、苦渋の決断となった。
京都大学近くの老舗和菓子店。
客は、「(何を買ったんですか?)阿闍梨餅(あじゃりもち)です」、「おいしいです。(どんなところが?)小豆がおいしいです、すごく」などと話した。
京の都の人気土産として、必ず上位にランクインする「阿闍梨餅」。
モチモチ感たっぷりの皮に、あっさり風味の粒あんを包んだ銘菓。
江戸末期から続く和菓子の老舗「満月」が、大正11年(1922年)から販売し、現在は総売り上げの半分以上を占めるというこの阿闍梨餅が今、ピンチを迎えている。
京菓子司「満月」の中嶋哲夫常務は「わたしどもで使用している丹波(たんば)大納言(小豆)が、1年間使用するだけの分量がとれないんです」と話した。
あんを作るのに欠かせない小豆がとれないため、阿闍梨餅が十分に作れないという。
阿闍梨餅に使う丹波大納言小豆は、大粒で皮が薄く、高級和菓子に使われる貴重なブランド小豆で、全国の小豆収穫量に占める割合は、わずか1%ほど。
それが、今...。
細見農園の細見良典さんは「天候不順があまりにもひどいと感じる。雨が降ってほしい時期に降らない、いらないときに降る。そういったことで根腐れを起こしたり、作物が病気になる」と話した。
丹波大納言小豆の記録的な不作の影響で、次の収穫が始まる2017年の秋まで、毎週水曜日は、阿闍梨餅の製造を中止することを決めたという。
中嶋常務は「丹波の小豆のコク、味は、やはり日本一だと思う。わたしどもは長年、丹波大納言という小豆にこだわっているので、今、味を変えてまで、ほかの小豆を使うのはどうかなと。これは、作る側のこだわりですから」と話した。
常連客は「味は、変わらない方がいいですね」と話した。
阿闍梨餅、1個108円。
その価値を守るための、我慢の時間がスタートした。 (関西テレビ)

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