G7閉幕 「わが道」進むトランプ氏に不満の声

05/28 18:10
イタリアで開かれていたG7サミット(主要7カ国首脳会議)が閉幕した。わが道を行くトランプ大統領との駆け引きの結果、一部で譲歩を引き出したものの、地球温暖化などをめぐっては、首脳陣から不満の声も上がった。
イタリア南部のタオルミーナで開かれていたG7サミット。
「アメリカ第一」を掲げ、わが道を行くトランプ大統領と、ほかの6カ国の首脳との意見の違いが浮き彫りとなる、異例のサミットとなった。
ドイツ・メルケル首相は、「地球温暖化問題の協議は、とても不満の残る内容だった。6対1の状況だった」と述べた。
今回が12回目のサミット出席となった、最古参のドイツ・メルケル首相が口にした、アメリカへの不満。
2015年に採択した地球温暖化対策の新しい枠組み「パリ協定」からの離脱を検討しているトランプ大統領と、推進する立場のほかの首脳が対立。
結局、「アメリカが政策を見直している途中であることを理解する」としたうえで、アメリカを除く6カ国が、迅速な履行を目指す方針が示されたが、首脳宣言で全ての国が参加しない合意が明記されるのは、異例だという。
また、焦点の貿易でも、保護主義的な姿勢を示すトランプ大統領と、自由貿易の堅持を主張するほかの首脳が対立したが、この問題では、アメリカが譲歩。
首脳宣言に「保護主義と闘う」という文言が、今回も明記された。
サミット終了後、メラニア夫人と、イタリアにあるアメリカ軍基地を訪れたトランプ大統領は、「経済成長の目標として『公正な貿易』や、高賃金の雇用の創出について議論を主導」と、初参加のサミットを自画自賛。
演説中、ヘリコプターの音が聞こえると、トランプ大統領は「誰が乗っているんだろう?安倍首相かもしれないし、カナダのトルドー首相かもしれない。良い友人と楽しい週末を過ごせたよ」と述べた。
サミットでは、トランプ大統領とヨーロッパの首脳との「橋渡し」的な役割を果たしたという安倍首相。
安倍首相は、「(G7で)結束して、しっかりと北朝鮮に圧力をかけていくという点で、結束できたことは極めて意義がある」と述べた。
北朝鮮問題が、サミットで初めて最重要課題として議論され、首脳宣言にも明記されたことを強調した。
一方、会見などは行わないまま、日本時間28日午前、アメリカに帰国したトランプ大統領。
ロシアゲート疑惑をめぐって、娘婿のクシュナー氏が捜査対象となっていることが明らかになっていて、週明け以降、これらの対応に追われることになる。

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