稲田前防衛相 髪バッサリ 離任式で涙

07/31 17:56
稲田前防衛相の防衛省トップとしての最後の日。涙も浮かべながら職員に送られた一方、政権内では、ポスト稲田を含む改造人事が大きな焦点になっている。
南スーダンPKO(国連平和維持活動)の「日報問題」で引責辞任した稲田前防衛相。
先週は背中まであった、長い髪もバッサリ。
31日午前、自らの離任式に臨んだ。
稲田前防衛相は、「今般問題になった点を徹底的に改善し、危機感を持って再発防止策をしっかり実施していかなければなりません」と述べた。
そして、大臣への敬意を表するための儀式である栄誉礼を受けた。
慣例となっている見送りには、多くの職員が駆けつけ、1人が拍手を送ると、さざなみのように拍手が広がった。
防衛省職員は頭を下げ、自衛隊幹部は敬礼。
すると、こみ上げるものがあったのか、隣を歩く若宮副大臣からハンカチが渡された。
花束を手渡す大臣室の女性職員も、感極まった表情。
稲田氏は、「みなさんに会えて本当に良かった! 本当にありがとうございました!」と述べた。
多くの職員に拍手で見送られた稲田氏。
実は、「迷惑をかけて辞めたんだし、受けたくない」と栄誉礼を辞退していたものの、前例に従い、受けることになったという。
一方で、人事異動を8月1日に控える防衛省内部からは、「異動前日の多忙な時に見送りをさせられて迷惑だ」、「最後まで空気が読めない、裸の女王様」など厳しい声も上がっている。
帰り際には、満面の笑みを見せた稲田氏。
しかし、今後、日報問題を国会で説明する機会は、31日に行われた野党との会談で、自民党が拒否したため、実現しない見通し。
こうした中、3日後の木曜日に迫っているのが、政権の命運をかけた内閣改造。
安倍首相は、麻生財務相、菅官房長官ら政権の骨格は変えない方針だが、支持率アップのために、小泉 進次郎氏のような目玉議員の器用に期待する声も。
26日、小泉 進次郎氏は、「(内閣改造が近いですが?)そういう質問が、こういうところで出ることが、(この実習会に)全く無関心ですからね」と記者をけむに巻いたが、仮に打診されても、入閣は固辞するとの見方が広がっている。
今回の人事で、もう1つ突きつけられている課題が、「お友達内閣」との指摘をいかに払拭(ふっしょく)できるか。
自民党関係者からは、「今の政権も形を変えたお友達なんですよ。自分と遠い人を近くにしなきゃ」などの声が。
その首相から遠い人としては、2015年、安倍首相に対抗して総裁選への出馬を模索した野田聖子元郵政相を入閣させる案が浮上。
さらに、このところ政権批判を強めている石破元幹事長の処遇も注目されている。
さらにもう1つ、女性閣僚の確保もポイント。
というのも、安倍内閣が長期政権化する中で、党内の女性の人材が足りなくなってきている。
橋本聖子議員らを起用する可能性も取りざたされる中、片山 さつき参院議員にも初入閣のチャンスがあるとの見方が出ている。
28日、片山参院議員は、「自民党、全員野球でやっていくということに尽きる」と述べた。
とはいえ、政権や党内での不祥事が続く中、初入閣組よりも、続投を含む閣僚経験者で安定を図るべきとの声もあり、稲田氏が辞任した防衛相にも、小野寺氏ら経験者の再登板が有力視されている。

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