「牢屋に入る?」 警察官が自白強要

08/11 01:09
警視庁高井戸署の署員らが、少年2人を取り調べた際に人権を侵害したとして、少年の保護者が弁護士と共に会見し、東京弁護士会に人権救済の申し立てを行っていたことを明らかにした。
取り調べの相手に、「高校なんか行かせねえよ、オラ!! お前の言い方次第じゃ、俺はやってやっぞ! とことんやってやるぞ、オメエ!」と、激しい罵声を浴びせる警察官。
これは2015年、警視庁高井戸署で、当時中学3年生だった少年2人に対し、万引き事件の取り調べの際に録音されたもの。

警察官「俺たちは、お前にチャンスを与えてるだけの話だから。お前チャンスがいらないんだったら、お前逮捕して、牢屋(ろうや)に入る? お前、人生終わりだからな!!」

「チャンスを与える」という言い方で、自白を促す警察官。
2人の少年が取り調べを受けた理由は、万引きの現行犯で拘束された別の少年の供述だった。
警視庁は、「同級生2人に万引きをするよう強要された」との供述に基づき、名前が挙がった2人の同級生に出頭を要請、事情聴取を行った。
少年が、「やっていない」と否定すると、警察官は、「窃盗罪を負わせといて、お前たちは、ぬくぬくできると思ったら大間違いだぞ、ああ?」、「遊び半分でやったのか知らないけれども、てめえらのやったことは、すでに立派な犯罪行為だ。だから警察呼んでんだよ、お前、訳のわからないこと言ってんじゃねえよ、いつまでも! この野郎! わかったか!」と話していた。
高圧的な2時間にわたる取り調べで、少年たちは、自白に追い込まれたという。
しかし、警視庁のその後の調べで、2人が関わったことは、確認できなかったという。
10日、取り調べを受けた2人の少年の保護者が、弁護士と共に会見し、東京弁護士会に人権救済の申し立てを行っていたことを明らかにした。
少年の父親は、「自分の人生を盾に取られて、それこそ追い込んでいって、認めざるを得ない2時間という時間を味わった子どもの気持ちを考えると、本当にどんな気持ちだったのかなと思う」と語った。
警視庁は2016年、「取り調べの際に不適切な言動があった」と謝罪。
取り調べを行ったのは、50代の警部補と40代の巡査部長で、すでに処分を行ったことを明らかにした。

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