北「考えもしない措置」と挑発

09/11 18:35
北朝鮮へのさらに厳しい制裁決議を目指すアメリカに、北朝鮮が猛反発している。その言葉、「考えもしないような強力な措置を講じる」。はたして、どんな一手を打ってくるのか。
7日から北朝鮮を訪問していた、アントニオ猪木参院議員。
11日、帰国のため、経由地の中国・北京空港に姿を見せた。
アントニオ猪木参院議員は、「(核・ミサイル開発については?)前々から言ってるように、開発は続けますと。『どこまでやるんですか?』と。これは、これからいろいろな情勢がありますので、『われわれは最後まで頑張ります』みたいな。あんまり頑張ってもらっちゃ困るけど」と話した。
猪木議員は、北朝鮮滞在中に、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の側近中の側近で、北朝鮮外交を統括する李洙ヨン(リ・スヨン、ヨンは、土へんに庸)朝鮮労働党副委員長と会談。
その席であった、「最後まで頑張る」との発言の意味は...。
そんな中、11日朝、北朝鮮の外務省が、「アメリカが、国連安保理で史上最悪の制裁決議をでっち上げようと策動している」との新たな声明を発表した。
早ければ、日本時間12日未明にも国連安保理で採決される、北朝鮮への制裁決議。
石油の輸出禁止を含む、厳しい制裁を求めているアメリカに対し、「アメリカが考えもしないような強力な措置を連続的に講じる」とけん制した。
「アメリカが考えもしないような強力な措置」とは、いったい、どんなものなのか。
北朝鮮情勢にくわしい「コリア・レポート」の辺 真一編集長は、「北朝鮮が持っている何枚かのミサイルカード、次から次に切っていくというのが、連続的にとる断固たる措置じゃないかとみております」と話した。
辺氏によると、北朝鮮は、制裁の内容にかかわらず、採択され次第、日本の上空を通過させるICBM(大陸間弾道ミサイル)など、さまざまなミサイルの発射に踏み切る可能性が高いという。
辺編集長は、「グアム上空を飛ばす、あるいは、今度は太平洋司令部のある太平洋近海に落とす、アメリカ西海岸の近くに発射して落とす、正常角度で発射するミサイルは、全て日本列島を通過することになる」と話した。
北朝鮮のさらなる挑発に警戒が強まる中、スイスのジュネーブ国際空港でカメラがとらえたのは、北朝鮮外務省のチェ・ガンイル北米局副局長。
チェ副局長は、「会見とかするんですか? 無理ですか?」との問いかけに、無言だった。
北太平洋地域の安全保障などについて話し合う国際会議に出席するため、スイスを訪れたチェ副局長。
チェ副局長は、「長時間飛行機に乗っていたので疲れている。もう帰ってください」と話した。
北朝鮮は、この会議でアメリカ側と非公式に接触するとみられていて、6回目の核実験に対するアメリカ・トランプ政権の出方を探る思惑があるとみられる。
建国記念日とされる9日。
新たなミサイル発射や、核実験をすると予想された北朝鮮だが、今のところ、追加挑発の兆候は見られない。
「コリア・レポート」の辺編集長は、「制裁決議の内容や強弱は問題ではない。決議採択そのものを問題にしますので、採択されれば、その瞬間、北朝鮮の予告したミサイル発射のカウントダウンが始まっていくのでは」と話した。
こうした中、アメリカ軍は、北朝鮮が最も恐れているとされるB-1B戦略爆撃機を、青森・三沢基地で公開。
挑発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。

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