スピード採択...制裁の「実効性」は

09/12 11:53
国連の安全保障理事会は、6回目の核実験を強行した北朝鮮に対する新たな制裁決議を採択した。しかし、アメリカが目指した「最強の決議案」からは、ほど遠く、素早い採択を優先した形となった。
日本の別所大使は、「強い決議が短期間で採択できた」と評価しつつも、妥協は必要だったという考えを示した。
別所大使は「(米提示の厳しい案を妥協した方法は正しかった)交渉はそういうものではないか、自分として『ここまでできる』と、最大限いいなというものを提示しながら、ほかの意見も入れて、まとめていくのが交渉だと思います」と述べた。
中国の劉結一国連大使は「関係各国は、冷静さを保ち、緊張を荒立てる言動は避けるべきだ」と述べた。
今回の決議は、圧力強化に慎重だった中国とロシアも賛成し、全会一致で採択された。
しかし、最大の焦点だった原油の全面禁輸は盛り込まれず、輸出量に上限を設けるにとどまった。
アメリカは今回、当初の案から妥協して、中国やロシアに譲歩してでも、採択のスピードと国際社会の結束を優先させた形。
ただ決議では、北朝鮮による繊維製品や天然ガス液の輸出が全面禁止となった。
これまでの制裁とあわせて、確実に履行されれば、北朝鮮の輸出収入の9割をカットする効果があるとされている。
北朝鮮国連代表部は、「新たな制裁に対し、何かコメントは」との問いかけに無言だった。
アメリカにとっては、常任理事国である中国とロシアの意向をくみながら対応せざるを得ない状況が続いている。

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