曽我 ひとみさん、手紙で心境 拉致問題解決訴え

09/13 00:50
11日、北朝鮮外務省の幹部が姿を現したのは、スイスで開かれている国際会議。
アメリカ国務省の元高官で、北朝鮮政策などを担当していた人物、エバンス・リビア氏も出席していて、米朝が非公式に意見交換をした可能性がある。
北朝鮮外務省北米局のチェ・ガンイル副局長は、「何かあれば、会議が終わったあとに話す。今は話すことはない」と述べた。
米朝が水面下での動きを見せる中、国連安保理は、日本時間の12日朝、北朝鮮への制裁決議を採択。
これを受けて、北朝鮮が新たな挑発行為に及ぶ事態が懸念されている。
一方で、わたしたちにとって、大事な節目が間近に迫っている。
北朝鮮が日本人拉致を認めた日朝首脳会談から、17日で丸15年になろうとしている。

「『15年』と一言で言い表せますが、実際は、とても長い月日がたっているのです」

丁寧につづられた1通の手紙。
差出人は、北朝鮮による拉致被害者の1人、曽我 ひとみさん(58)。
今回、フジテレビは文書で質問を送り、曽我さん自身から回答を受け取った。

「24年ぶりの故郷(ふるさと)での生活を始めるにあたって、北朝鮮との生活レベルがあまりにも違いすぎて、戸惑う毎日であったことを思い出します」

15年前の2002年10月、北朝鮮から24年ぶりに帰国。
そのおよそ2年後には、夫のジェンキンスさんと娘の美花さん、ブリンダさんが日本へ。
親子4人そろって、再出発した。

「家族全員がわからない問題に直面した時は、対応に苦慮し、失敗を繰り返しながら、時に笑い、時に泣き言を言いながら、ここまでやってきました」

現在は、生まれ故郷の新潟・佐渡市で介護の仕事をしながら、拉致問題の解決を訴え続けている曽我さん。
帰国できた拉致被害者は、わずか5人と、一向に進展しない拉致問題については、こうつづっていた。

「正直言いますと、わたしたち5人を皮切りに、次々と被害者の方々が帰国するものと思っていました」、「どんな手を使ってでもいい。家族が元気でいるうちに会わせてあげられるよう、最善を尽くしてほしいと思っています」

曽我さんと一緒に拉致された、母・ミヨシさん(当時46)もまた、帰国が実現していない1人。

「母と同年代の人を見るにつけ、『ちゃんと生活しているだろうか』、『病気になっていないだろうか』、『人の手を必要とするほど弱っていないだろうか』などと、良くない方向へ思考が飛んでしまうことがあります」、「世界で1人しかいない、最愛の母」、「必ず帰国できる日が来るはずです。心を強く持って、迎えが行くまで待っていてください」

いまだ捕らわれの身となっている、日本人拉致被害者への思い。
それをないがしろにしながら、北朝鮮は、核・ミサイル開発に突き進んでいる。

■「曽我 ひとみさんの手紙 全文」は、下記リンクからごらん下さい。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00370191.html (新潟総合テレビ)

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