曽我さん会見で「15年間語る」

09/13 20:33
拉致被害者の曽我 ひとみさん(58)が、記者会見をした。拉致問題、事態の打開には何が必要なのか。日朝交渉のキーマンが、その鍵とタイミングについて明かした。
曽我さんは、「うれしいこともあり、悲しいこともあり、『大変複雑な15年間』だったと思います」と語った。
帰国から、10月で丸15年を迎える拉致被害者、曽我 ひとみさん。
会見で口にしたのは、「大変複雑」という心境だった。
曽我さんは、「本当にミサイルが飛んできたら、どうなるんだろうと。とても恐ろしいことだと思います。でも、わたしには、ミサイル・核よりももっと大切な、拉致問題という大きな問題があります」、「わたしたちだけが帰国ができて、まだ向こうにいる人たちはいるのにという気持ちで、いっぱいです」などと語った。
曽我さんは先日、フジテレビに寄せた直筆の手紙の中で、こう着状態にある拉致問題について、「正直言いますと、私たち5人を皮切りに、次々と被害者の方々が帰国するものと思っていました」、「家族会のみなさんを見てください。日々、心労が重なり、老いという避けられない現実に、誰しも時間に限りがあることに気づくでしょう」とつづっていた。
曽我さんは、「(拉致被害者が)日本に帰ってきた時に、家族が誰もいなかったら、どんなに寂しいだろうと」、「絶対に、会うまでは元気でいてほしいと、心から願っています」と語った。
曽我さんの思いとは裏腹に、「具体的な進展が見られない」日本人拉致問題。
こうした中、北朝鮮とのパイプを持つ安倍内閣のキーマンが、FNNの取材に注目の発言をした。
「拉致問題は、困難ということはない」と語る、安倍内閣の内閣官房参与・飯島 勲氏。
飯島氏は、「最高の暗闇になってる現状で、12月になったら、明るく見える夜明け前が12月というふうに、わたしはとらえております」と語った。
拉致問題をめぐり、飯島氏は、12月にある種の方向が見えてくるとする新たな見通しを示した。
飯島氏といえば、2002年9月に行われた初の小泉訪朝に、首相秘書官として同行。
その後も、単独でたびたび北朝鮮を訪れるなど、北朝鮮の要人との間に強力なパイプを築いている。
飯島氏によると、事態打開の1つの鍵となるのが、暗礁に乗り上げたままの日本人拉致被害者の再調査だという。
飯島氏は、「(再調査の結果を)もらって初めて、どういうものかというのが出てくる。すり合わせをやったうえで、最後の判断は、総理が訪朝すると」と語った。
折しも、スイスでは、北朝鮮の外務省幹部とアメリカ政府の元高官が、2日間にわたり、非公式の意見交換を行った。
湖のほとりで記念撮影するなど、リラックスした様子の北朝鮮の代表団。
北朝鮮外務省幹部は、「いい会話ができたと思う」と答えた。
飯島氏によると、具体的には明かせないものの、日本も北朝鮮とさまざまな外交チャンネルを通じて、水面下での交渉を行っていると説明。
年内に、拉致問題での明るい光は見えてくるのか。
飯島氏は、その実現に向け、「米朝・日朝、同時並行でそれなりにありますが、だいたい、あと2カ月ですが、年内にある種の解決じゃなくて、着地の方向が年内に見えてくると」と話した。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNスピーク
みんなのニュース
ユアタイム