王者・村田諒太選手を単独直撃

10/23 20:43
ボクシングのWBA世界ミドル級チャンピオンとなった村田諒太選手(31)が、インタビューに答えた。村田選手を支える家族の話から、次の試合までについて語った。
激闘から一夜明け、23日朝、フジテレビにWBAミドル級新チャンピオン、村田選手が訪れた。
顔には、若干の傷が残っていたが、元気な様子でインタビューに答えていた。
村田選手は、「(一夜明け、今の心境は?)やっと夢じゃなかったんだなと。前の世界戦の前に勝つ夢見て、試合前にですよ。起きて、『あっ! 夢だったんだな』と。これは夢じゃなくてよかったのにと思ったことがあった。やっと、今夢じゃないんだ、現実なんだなと思える感じですね」、「(家族とは連絡取れました?)取りましたよ。息子と電話したら、『パパ、オレさあ、パパがなんで勝ったのか、さっぱりわからなかったよ』と」と語った。
22日に行われたタイトルマッチ。
村田選手は、5月に判定で敗れたエンダム選手との再戦に臨んだ。
前回の試合では、手数で負けてしまったが、今回は序盤から打ち合い、エンダム選手を追い詰めていった。
6ラウンドには、村田選手の強烈な右ストレートで、体勢を崩すエンダム選手。
すると、7ラウンドを終了した時点で、エンダム選手が、何かをレフェリーに告げた。
テクニカルノックアウトで、村田選手が、日本人2人目のミドル級のチャンピオンを獲得。
また、オリンピックのメダリストが世界のベルトを巻くのは、日本初となる。
この快挙に、レスリングの吉田 沙保里選手(35)も村田選手を祝福。
吉田選手は、「勝って良かったなと。ミドル級で日本人でね、活躍して。それはもう、素晴らしいことだなと思います」と語った。
5月の試合では、世界が疑問を抱いた判定に、恨み節1つ語らなかった村田選手。
待ち望んだ世界のベルトに、思わず表情も崩れた。
村田選手は、「みんなで作った勝利です。(村田選手が泣いている姿、初めて見ました)泣いてません!」と語っていた。
村田選手は、「『パパが泣いてるとこ、初めて見たよ』って(子どもから)言われて。(あれは泣いてたんですよね)まあね、なんでしょう、科学的に判断していくと、そうなのかもしれないですね」、「(きょう、みんなのニュースの生出演をお願いしたんですけど、駄目だったんですよね。それはご家族と)そうなんですよ。きのう、娘に『きょうのお迎え、パパ来てね』って言われ、これは行かなきゃいけないと思って」などと語った。
なんと、試合翌日の23日、娘さんのお迎えに行くという村田選手。
子どもたちにとっては、チャンピオンである前に、大好きなパパ。
そして、常に一番近くで支えてくれたのは、奥さんだった。
村田選手は、「僕をナチュラルな状況でいさせてくれる、それがやっぱり、いいですよね。変に気を使われても疲れますし、こっちも、かといって変に気を使える時期でもないし、そのあたりの距離感っていうのは、やっぱり妻の努力なくしてはできないですし、そのあたりが、妻のいいところだと思います」、「(子どもは、すごく自分をナチュラルにしてくれる?)今回も試合前、息子が運動会で走ってるシーンを見てから試合に出たんですけど、その時に息子が、運動会が終わって、すごく(足が)速かったんですよ。『はるみち、速かったなあ!』って言ったら、『もう心臓飛び出そうだよ!』って言ってたんで、やっぱり、僕も何かって言うと、一生懸命ボクシングやって、心臓飛び出るくらいまで頑張って、それしかないなっていうふうに...。やっぱり息子は、子どもが教えてくれることは大きいですね。大人が、子どもに何かを教えてるかっていうと、そうじゃなくて、子どもが大人に教えてくれてるもんだなあと思いますね」と語った。
哲学的な物言いの中に見え隠れする、村田選手なりの考え方。
それは、自らの試合に関しても、達観した仙人のような考えが、その根底にあった。
村田選手は、「もう最後の最後っていうのは、それこそ『神のみぞ知る』ことなんですね。だから、『人事を尽くして天命を待つ』とかって言うじゃないですか。その通りで、そういう人事っていうのは、尽くしていくしかないと思っていたんで、そういう開き直りみたいな気持ちっていうか、あとは神のみぞ知るんだという気持ちがね、大事なのかなと思いますね」と語った。
2012年、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得。
48年ぶりの快挙に、日本中が驚いてから5年。
強豪ひしめくプロのミドル級でも、チャンピオンの座を手に入れたが、これから先に待つものとは。
村田選手は、「大変になると思います、これからっていうのは。金メダル取った時っていうのはね、何が何かわからない状況でしたけど。取ってから感じたことは、取ってからが大変なんですね。だから、それで言うと、金メダル取って、これで世界チャンピオンのベルトを持ったということは、持ってから、もっと大変なんだろうなと。それを乗り越えるためには、ハードトレーニングが必要だと思いますし。人事を尽くしていかなきゃいけないと思うので。逆に言うと、できることはそれだけなんで、それをやっていこうかなと」と語った。
そして、お昼すぎ、新チャンピオンとして会見に臨んだ村田選手。
ここでも、やはり謙虚な31歳は、変わることはなかった。
村田選手は、「まだ海外で『村田諒太誰だよ』っていうレベルだと思ってますので、謙虚に1歩ずつ進んでいきたいなと思っています」と語った。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNスピーク
みんなのニュース