ゴア氏語る 地球環境のミライ

11/03 00:42
地球温暖化問題を訴え、ノーベル平和賞も受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領が来日しています。ゴア氏は、トランプ大統領のパリ協定からの離脱をどう見ているのか、椿原慶子キャスターが聞きました。

午後7時、椿原キャスターを出迎えたのは、アメリカのアル・ゴア元副大統領(69)。
歴代副大統領の中で、世界に最も大きな影響を与えたともいわれている。
ゴア氏といえば、2006年、自身が出演し、地球温暖化の現状と、引き起こされるさまざまな問題を取り上げたドキュメンタリー映画「不都合な真実」で、アカデミー賞2部門を受賞。
翌年には、地球温暖化に警鐘を鳴らしたとして、ノーベル平和賞を受賞した。
しかし、これまでゴア氏の訴え続けてきたものが、今、根底から崩されつつあった。
そして、今の地球の姿を自ら現地に行って確かめ、再び、世界に地球温暖化の脅威を伝えるゴア氏の姿を追った映画「不都合な真実2」を公開。
その真意について聞いた。
ゴア氏は、「(前作からおよそ10年。ゴア氏は、温暖化は前回より改善していると考えている? それとも悪化していると考えている?)悪化していることは事実だが、解決策はあります。太陽光発電や風力、電気自動車などの技術が、想像以上に安く、急速に普及しています」と語った。
世界中で頻発する異常気象が、人々の生活を脅かす中、日本でも2017年は、50年に一度の大雨に代表されるような異常気象が、各地で相次いでいる。
ゴア氏は、「(日本でも温暖化の影響というのは、例えばゲリラ豪雨や台風が大きな被害を与えると、みんな『温暖化のせいだね』という話をすることはあっても、なかなか行動に結び付かないというか、ひと事のように思ってしまう。そういったところは、なぜだと思うか?)数年後には全ての人が、『地球温暖化を解決しなくては』と気付くはず。地球温暖化と結びつく異常気象が、これまで以上に頻発し、甚大な被害をもたらすからです。否定する人もいますが、科学の力で理解してもらうことが大事です」と語った。
そして、来日まであと3日と迫った、トランプ大統領について。
トランプ大統領は2017年6月、地球温暖化対策の国際的な枠組み、「パリ協定」からの離脱を表明し、世界に衝撃を与えた。
温室効果ガスの排出量世界一の中国や、2位のアメリカなどの先進国に加え、インドなど途上国も含めた全ての国が合意したパリ協定は、歴史的な採択だった。
映画の中では、この採択をめぐり、最後まで首を縦に振らなかったインドへの説得に、ゴア氏が奔走する舞台裏も描かれていた。
ゴア氏は、「(今回のアメリカのパリ協定離脱については、どう考えている?)ほかの国もそれに続いてしまうのではと、心配しましたが、一切そういう動きはなく、翌日には、世界中のリーダーたちが、パリ協定を守ると宣言しました。カリフォルニアやニューヨークなどアメリカ国内の都市もパリ協定を守ると言ってくれました」と語った。
大統領選で勝利したトランプ氏に対し、ゴア氏は、パリ協定からの離脱をとどまるよう説得しに、自ら出向いていた。
ゴア氏は、「(映画の中では、トランプタワーのエレベーターに乗ってる様子も映っていた。トランプ氏と実際に話をして、温暖化対策に向けて希望は持てそうだと感じた?)会った時には、多少の希望は持っていたが、結果的には失敗しました。でも、わたしたちは、彼なしでもほかの州や都市、ビジネスリーダーとともに、アメリカとしてのパリ協定を守りますよ。トランプ大統領が何を言おうとね」と語った。
「アメリカ大統領ほど世界を変えられる地位はない」というゴア氏に、最後、「アメリカは温暖化に非常に大きな影響力を持つ国だと思うが、もし政治が変わらなければ、自身が立ち上がる予定はあるか?」と質問した。
ゴア氏は、「映画でも言っていますが、わたしは政治依存から回復途中。『ぶり返し』がなければ、その分は、あの世界に戻る可能性は低くなる」と答えた。

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