トルコに職業訓練施設 女性難民自立を支援

11/09 13:20
過激派組織「イスラム国」の勢力が弱まる中、内戦が続くシリア難民の最大の受け入れ先、隣国トルコで、日本政府の援助としては初めての、女性難民に特化した支援施設がオープンした。
お互いにマニキュアを塗りあう女性たち。
また、顔にファンデーションを塗る女性もいる。
トルコ南部のガジアンテプに、日本政府がおよそ1億1,000万円を援助し設立されたのは、女性難民専用の支援施設「SADA(サダ)」。
「サダ」は、アラビア語で「女性の声」を意味する。
この施設で職業訓練を受けるのは、最近まで、イスラム教の厳しい戒律のもと、社会から隔離され、ほとんど自宅の外に出ることのなかったシリア難民の女性たち。
トルコ語を学習するほか、エステや工芸の職業訓練も行われている。
普段は髪を隠しているムスリムの難民の女性たちも、ここでは自由に髪を出して、美容師の技術を習得することができる。
ヘアアイロンを使って髪を巻く女性は、美容師になるための訓練を受ける、アラウィ・ザイナブさん(31)。
「イスラム国」が支配していたシリア北部で、夫とはぐれ、3年前に2人の子どもとともに逃げてきた。
アラウィ・ザイナブさんは「周りで人がたくさん死んで、夫が行方不明になり、仕事もなく、状況はとてもひどかった」と語った。
職業訓練を通じ、アラウィさんは、新たな目標を見つけたと話している。
アラウィさんは「ここで学んだあと、自立できると思う。わたしは美容院を開きたい」と語った。
トルコには、320万人以上のシリア難民が滞在している。
長期化する内戦で、こうした女性難民の自立への支援が求められている。

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