中国の「お土産」で変化アリ?

11/09 18:04
9日に行われた米中首脳会談。中国は、国賓を超える手厚いもてなしに加えて、トランプ大統領に「お土産」を持たせました。トランプ大統領が、アメリカ国内にアピールしたいと考えている中で、その心をつかむお土産だったとみられます。同行している北京支局・松山俊行記者の解説です。

トランプ大統領が重要議題としていた貿易に関して、今回、およそ28兆円に及ぶ米中両国企業による巨額の「商談」がまとまったことは、大きな手土産になったと言える。
この商談には、エネルギーや環境保護、農業といった分野が含まれるが、中でも、エネルギー消費大国の中国に天然ガスなどを売り込みたいアメリカにとっては、願ってもない話で、発表にあたって、トランプ大統領が、習主席の肩を親しげにたたく姿も見られるなど、非常に満足げだった。
トランプ大統領が、貿易不均衡是正の必要性を主張しながら、「中国が悪いのではなく、歴代アメリカ政権の無策が原因だ」と述べたのも、習主席へのリップサービスと言えそう。
まさに、「良好な大国関係」を演出した、習主席のしたたかな戦略が見てとれた会談だったと言える。

(中国からの「お土産」だが、およそ28兆円の商談は、トランプ大統領にとって、うれしいことかもしれない。一方で、中国の北朝鮮対応に変化はあるのか?)
北朝鮮問題では、トランプ大統領が「国連安保理決議による、制裁の完全履行の必要性で一致した」と述べたが、習主席からは、「対話と交渉による朝鮮半島問題の解決」と、従来の対話重視の姿勢が繰り返され、実効性のある制裁強化策などは示されなかった。
「朝鮮半島の非核化」という原則だけは確認したものの、新味に乏しく、中国が北朝鮮包囲網に本腰を入れるかどうかは、いまだに不透明と言えそう。

(トランプ大統領が、商談をまとめて帰るという印象も否定できない?)
ただ、予想外に非常に大きい額の商談がまとまったということで、アメリカ国内向けにアピールをしたいトランプ大統領にとっては、大きな「お土産」になったということは間違いなさそう。

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