横綱・日馬富士 力士に暴行 ビール瓶で殴打

11/14 19:26
大相撲、再び暴行問題に揺れている。横綱・日馬富士が、同じモンゴル出身の後輩力士をビール瓶で殴り、けがをさせたとの報道を受け、謝罪。その進退への見方は、厳しさを増している。
日馬富士は、「(報道について、コメントをお願いします)今、稽古中なので終わったら」と語った。
14日朝、福岡・太宰府市の伊勢ヶ濱部屋で、朝稽古に臨んだ横綱・日馬富士。
稽古中には、両肩に清めの塩をかける場面も。
モンゴル出身で、幕内優勝9回を誇る横綱・日馬富士に浮上した暴行問題。
一部報道によると、問題が起きたのは、10月26日。
鳥取巡業後の酒の席で、同じモンゴル出身で、貴乃花部屋に所属する平幕力士・貴ノ岩に、ビール瓶で殴打するなどの暴行を加えたという。
相手の貴ノ岩は、将来を期待される若手の成長株。
鳥取市の高校の相撲留学生として来日した。
日本相撲協会は13日、貴ノ岩の「頭部裂傷」、「頭蓋底骨折」、「髄液漏の疑い」などの診断書を公表し、九州場所の休場を発表した。
貴ノ岩は11月、一時入院・治療し、全治2週間程度。
巡業後、貴乃花親方が、鳥取県警に被害届を出していたこともわかった。
14日朝、朝稽古を終え、報道陣の前に現れた日馬富士は、「大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます。これ以上のことは、親方が帰ってきたら。(暴行を認める?)...」と、暴行について明言こそしなかったものの、問題があったことを事実上認め、謝罪した。
日馬富士は、「(報道で間違っていることは?)まだ読んでないです」と語った。
13日、日馬富士は、貴乃花部屋の貴景勝と対戦し、一方的に押し出され、初日から2連敗。
14日の3日目からの休場を発表した。
相撲ファンからは「柔和なあの人からは信じられないけど。大ごとにならなければいい」、「失格。あんな横綱は必要ない」などの声が聞かれた。
日馬富士は、2001年の初場所で、「安馬」のしこ名で初土俵を踏んだ。
入門時の体重は、わずか86kg。
軽量ながら、持ち味のスピードを生かした相撲で頭角を現し、2008年に大関昇進。
日馬富士に改名した。
2011年には、モンゴルから留学中だったバトトールさんと結婚。
翌年の秋場所後には、第70代横綱に昇進した。
趣味の絵画は、銀座の画廊で作品展を開くほどの腕前。
四股名にちなみ、富士山を描いた作品がずらりと並び、絵の売り上げは、病気の子どもを支援するNPO(民間非営利団体)法人に寄付された。
9月の先場所では、優勝決定戦の末、逆転で9回目の優勝を飾った日馬富士。
東の正横綱として臨んだ今場所を前に、なぜ暴行問題が。
14日朝、師匠である伊勢ヶ濱親方は、日馬富士とともに、貴ノ岩が所属する貴乃花部屋を訪れたが、貴乃花親方は、不在で会えず。
このあと、伊勢ヶ濱親方は、協会から事情を聞かれ、貴乃花親方とも面会し、直接謝罪したという。
暴行を受け、全治2週間程度と診断された貴ノ岩。
診断書では、暴行直後の10月26日に病院を受診。
九州場所が始まる1週間前の11月5日から、入院治療を行ったと記されている。
ところが、入院する3日前の11月2日、貴ノ岩は、貴乃花親方とともに、部屋を構える福岡・田川市の二場市長を表敬訪問。
この時の貴ノ岩の様子について、市の関係者は、FNNの取材に対し、「けがをしているようには見えなかった」と話している。
依然、謎の多い横綱・日馬富士をめぐる暴行問題。
日本相撲協会は今後、外部理事を含んだ危機管理委員会を立ち上げ、横綱本人からも話を聞いたうえで、しかるべき処分なりを出すことになるだろうとしている。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNスピーク
みんなのニュース