質問に「チャイナ」連発のワケは?

12/19 18:44
トランプ外交が、いよいよ新たな段階に入ろうとしている。今回、初めて示した安保戦略では、中国や北朝鮮を念頭に、強いアメリカをアピールした。
そうした中、「陰の大統領」と称された人物にインタビューした。

伊藤キャスター「はじめまして」
バノン前首席戦略官「やあ、調子はどう?」
伊藤キャスター「きょうは、ありがとうございます」
バノン前首席戦略官「準備するから、ちょっと待ってくれ」
伊藤キャスター「疲れてますか?」
バノン前首席戦略官「疲れてないよ。それもフェイクニュースだよ!」
伊藤キャスター「いきなりフェイクニュースと言われてしまいましたけれども」

ジョークも飛び出す、和やかな雰囲気で始まった19日のインタビュー。
相手は、トランプ大統領の元右腕、スティーブ・バノン前首席戦略官。
選挙戦の最高責任者として、トランプ氏を大統領の座に押し上げ、当選後は、首席戦略官に任命されるなど、トランプ大統領の最側近だった人物。
その影響力から、「陰の大統領」とも呼ばれ、アメリカメディアからは、「けんか上手」、「最も危険な政界仕掛け人」などと評された。
バノン前首席戦略官は、「トランプ大統領は、まめに連絡を取る人なんだ」と語った。
2017年8月の退任後も、頻繁にトランプ大統領と電話で連絡を取り合っているというバノン氏。
19日のインタビューで、最も多く口にした言葉は、「中国」だった。
18日、就任後初の国家安全保障戦略を発表し、「力による平和」、「アメリカの影響力拡大」など、アメリカ第一主義に基づく、4つの柱を打ち出したトランプ大統領。
トランプ大統領は、「われわれは、アメリカの影響力、価値、富に脅威を与える、ロシア・中国という競合勢力と対峙(たいじ)している」と述べた。
この演説を、今もなお、大統領と連絡を取り合っているという最側近のバノン氏は、どう聞いたのか。
バノン前首席戦略官は、「トランプ氏が30年間信じてきたこと、彼のこれまでの方針と一致している」と述べた。
11月、トランプ大統領が訪中した際、国賓を超える異例の厚遇でもてなした、習近平国家主席。
会談後には、中国が、アメリカと肩を並べる経済大国であるとアピールしたが、トランプ大統領は今回、その中国を「競合勢力」と明確に位置づけた。
バノン前首席戦略官は、「(トランプ氏は)選挙運動中も政権発足後も、全てにおいて、中国を戦略的競合相手としている。それに加えて、彼は中国を『経済の侵略者』と呼んでいる」と語った。
そして、伊藤キャスターが、「この戦略はバノン氏のアドバイスの結果?」と尋ねると、バノン前首席戦略官は、「違う。これは100%トランプ大統領のものだ」と語った。
さらに、核開発を続ける北朝鮮について、トランプ大統領は、「ならず者国家」と非難。
そのうえで、トランプ大統領は、「金正恩(キム・ジョンウン)体制への最大限の圧力をかけた、わたしたちのキャンペーンは、今までで最も厳しい制裁をもたらした」と、その成果をアピール。
しかし、バノン氏は、「制裁の効果はない」と指摘するとともに、この問題でも、中国の存在が鍵になると繰り返した。
バノン前首席戦略官は、「北朝鮮は、制裁の影響を何ら感じていない。中国から石油、石炭など多くの必要な資源を得ている。北朝鮮のミサイルや核開発は、何らかの中国の支援がなくてはできないということは、公然の秘密だ。北朝鮮は、中国の従属国だ。武器も経済が成り立っているのも、中国のおかげ。何もかも中国。中国、中国」と述べた。
また、北朝鮮に対する軍事攻撃の可能性については、否定的な考えを示し、解決への糸口も中国にあるとしている。
バノン前首席戦略官は、「(北朝鮮問題はどう決着する?)トランプ氏が当選した理由の1つは、好戦的じゃないからだ。日本の人々は、トランプ氏が、安倍首相とともに、中国に従属国をどうにかさせるように動いているか注目すべきだ」と述べた。
そして、日本に対しては、中国の海洋進出を念頭に、「中国は、南シナ海が自分たちのものだと言っている。このままでいたら、20年後、30年後にはどうなっているのか、日本人は自問すべきだ」と指摘した。
そして、「日本は軍事力を強化すべき?」との質問に、バノン前首席戦略官は、「アメリカが、日本にそれを強いることはできない」と述べた。

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