逆境から連覇へ! 羽生の挑戦

12/29 12:47
平昌(ピョンチャン)オリンピックで、メダルが期待されるフィギュア日本代表。最終日の29日は、男子66年ぶりの連覇がかかる中、じん帯損傷のけがにより、ぶっつけ本番でオリンピックに臨むことになった羽生結弦選手です。

オリンピック代表発表で「羽生結弦」の名が呼ばれると、本人がいないにもかかわらず、会場は大歓声に包まれた。
「連覇したい気持ちはある。選ばれたら金メダルを狙っていきたい」と、オリンピックシーズンが始まる前、練習拠点のカナダで、連覇への強い思いを語った羽生結弦選手。
フリーのプログラムを、2年前に史上初の200点台をマークした「SEIMEI」に戻した理由について、羽生選手は「このプログラムをもう1回オリンピックシーズンに使いたいというふうに決めていた」、「自分で胸を張って、本当にこれがベストな羽生結弦だと言える」と話した。
迎えたシーズン初戦、ショートプログラムで史上最高得点をたたき出し、連覇に向け、幸先のいいスタートを切ったと思われた。
しかし、右足の靱帯(じんたい)損傷のアクシデントに見舞われた。
先週の全日本選手権も欠場し、いまだジャンプの練習ができないまま、リンクに立ち、必死にリハビリを行っている。
オリンピックまでわずか1カ月半、窮地に立たされている羽生結弦選手。
その成長を見てきた、本田武史さんも、同じ右足首をけがした経験があるという。
本田さんは「ジャンプの跳び上がりよりもランディング、降りる時ですね」、「降りる足が全部右足なんですよ。降りた時に痛みがあると、踏ん張りが利かなくなったり、4回転になってくると、それだけの衝撃を右足だけで吸収しなければいけない」と話した。
ただ、ジャンプができない中でも、氷の上での練習以外に、やれることがあるという。
本田さんは「昔けがをした時に、(羽生選手も指導する)ブライアン・オーサーコーチから、『自分が一番よかった時の映像をひたすら見なさい』と言われた」、「(羽生選手は)世界最高得点を出した時のイメージを戻すので、それは、感覚としてもその時の緊張感も戻ってくると思う」と話した。
それでは、オリンピックには間に合うのか。
本田さんは「(今)7割くらいは回復しているんじゃないかとは思う」、「(五輪出場は)やっぱり、けがの状況によるけど、何かそういう状況からの吹っ切れた時って、考えられないパワーが出るので、そういうのを期待したい」と話した。
わずか19歳にして、金メダリストになった羽生選手。
実は、その直後から、すでに4年後の平昌(ピョンチャン)を見据えていた。
羽生選手は「僕らの世代が、どれだけ強くなれるかによって、次のオリンピックが変わるんじゃないかなと」、「自分がその変革者となって、頑張っていかなきゃなと思います」と話した。
あれから4年、さまざまな逆境も跳ねのけて、常に挑戦を続けてきたチャンピオン。
オリンピックで、再び頂点を目指す。

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