「北ミサイル」迎撃の要 イージス・アショア視察

01/11 19:07
アメリカ・ハワイを訪問した小野寺防衛相。
日本時間の11日未明、アメリカ軍の試験施設を訪れ、日本が導入を決めた陸上配備型の弾道ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」などを視察した。
イージス艦と同じ形のアンテナを備えた、高さおよそ20メートルほどとみられる建物は、迎撃ミサイルシステムの心臓部。
小野寺防衛相は「一刻も早く、わが国の弾道ミサイル防衛能力の抜本的な向上を図るべく、イージス・アショア導入に向けた必要な作業を、速やかに進めたい」と述べた。
韓国との対話のテーブルにはついたものの、核・ミサイル開発は続ける意思を示している北朝鮮。
もし、弾道ミサイルを日本に向け発射した場合、現在は、まず日本海に展開するイージス艦が迎撃し、撃ち落とせなかったものを、地上の「PAC-3」で迎撃する、2段構えの態勢。
これに、イージス・アショアを、地上にさらに配備することで、「3段構え」とし、防衛力の増強を図る狙い。
これで、ミサイル防衛は万全となるのか。
フジテレビの能勢伸之解説委員は「北朝鮮は去年、『火星12』型、中距離弾道ミサイルの開発を進めて、実際に発射実験を行いました。その時に、ロフテッド軌道で2,000kmを超えたと言っています。ということは、ノドンよりもはるかに高いところへ上がってしまうわけで、今までのイージス・アショアでは、対処できない可能性が出てくるわけです。新型の『SPY-6』レーダーという、電波が4倍以上届くといわれているレーダー、これと『SM3-ブロックIB』より、はるかに高いところに届くという『SM3ブロックIIA』。この2つの組み合わせで、ひょっとしたら『火星12』型に対処できるかもしれない」と話した。
日本に配備されるイージス・アショアには、日米が共同開発した改良型の迎撃ミサイル「SM3ブロックIIA」が配備される見通し。
イージス・アショアの価格は、1基およそ1,000億円。
日本全国をカバーするため、秋田県と山口県に1基ずつ配備する方向で調整しているが、秋田市では、市民団体が、攻撃対象となる強力な電磁波による健康被害の可能性などを訴え反対。
しかし、小野寺防衛相は視察後、電波や騒音による影響はないことを確認したと話した。

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