ショッピングカートが大変身 タイ・バンコク

01/29 19:41
スーパーなどで使われるショッピングカートが、意外な新発想で、あるお役立ちアイテムに大変身です。

タイの首都バンコク。
屋外で男性が乗っているのは、車いす。
別の場所では、室内で女性が車いすに乗っている。
しかし、わたしたちが見慣れている車いすと比べると、どこか不自然。
この車いす、もとは、スーパーマーケットなどで使われているショッピングカート。
この車いすを作ったのが、広告会社を経営する43歳の男性、アピシャイさん。
アピシャイさんは、「スーパーマーケットのカートは、座ることができるし、いすには適しているはずだと」と語った。
改造するのは、スーパーで古くなり、「お役御免」となったショッピングカート。
これを無料で譲り受け、まずは、カートの前半分をカット。
次に、切り離したパーツを使って、ひじ掛けや足を乗せる台を作る。
けがをしないよう、金属部分の角を丸く加工して、腰掛ける部分にクッションを装着したら完成。
製作費用は、1台わずか、およそ3,000円から3,500円と格安。
実際に乗ってみると、振動は多少あるものの、乗り心地は、それほど悪くない。
生まれた背景にあるのは、この国の事情。
タイでは高齢化が進み、足が不自由でも、貧しくて車いすを買えない人が多くいるという。
そこでアピシャイさんたちは、この車いす40台近くを、足の不自由なお年寄りに無償提供してきた。
アピシャイさんは、「いつも車いすを配達するとき、もらった人たちが喜ぶのを見ているし、車いすで彼らの生活を支援できることをうれしく思います」と話した。
現在、200台以上の注文が殺到。
同じタイプのカートがあれば、世界のどこでも作れるため、このモデル、ひょっとして「バンコク」共通となるのかもしれない。

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