白根山噴火から1週間 犠牲者悼み黙とう

01/30 12:42
12人が死傷した群馬県の草津白根山の噴火から、30日で1週間。気象庁は引き続き、火山活動への警戒を呼びかけている。現地では、犠牲者を悼んで、黙とうがささげられた。
噴火から1週間がたち、「青葉山ゲレンデ」には、献花台が設置され、スキー場の運営会社の人たちが、花を手向けた。
また、噴火が起きた午前10時2分には、スキー場の関係者や群馬県警の警察官たちが、黙とうをささげた。
FNNは、噴火直後の救助活動の様子をとらえた写真を入手した。
1週間前、突如噴火した草津白根山。
噴石がゴンドラに当たる音が、絶え間なく聞こえ、その後、ゴンドラは、真っ黒な噴煙に包まれた。
この噴火で、12人が死傷。
死亡した自衛隊員の伊沢隆行さん(49)は、部下の隊員をかばうようにして、噴石の直撃を受けた。
噴火直後に現場に入った、スキー場のパトロール隊が撮影した画像。
雪山は、大量の火山灰で真っ黒に。
樹木にも、火山灰が付着していた。
別の画像には、スノーモービルに引かれる黄色いそりが。
中には、負傷者が横たわっている。
草津国際スキー場パトロール隊・中沢 卓隊長は、「今回は、火山灰が堆積して、全く滑らなかったです。火山灰の中の救助ということは、考えたこともなかったですし、初めての経験です」と語った。
当時、このそりで救出された松沢貞雄さんは、「そりね、あれのところに3〜4人で来て、引っ張り上げて、乗せてもらって。砂だから、運ぶ人たちも大変で。まあ、とにかく、えらい体験をさせてもらった」と話した。
さらなる噴火は起きないのか、パトロール隊は、不安を感じながらも、迅速に負傷者を救助した。
草津国際スキー場パトロール隊・中沢隊長は、「全員の隊員が、目の前のけが人を救うんだという、一致団結して、チームワークで無駄な時間をかけずに、迅速に対応できたということは、本当よかったなと思っております」と語った。
現地で調査を行っている東京工業大学の野上健治教授は、「23日以降、顕著な活動はない」とする一方で、「噴火が止まったと、断言は難しい」とも述べている。
気象庁は引き続き、火口から半径2kmの範囲には立ち入らないよう呼びかけている。
一方、草津の温泉街への影響も続いている。
噴火以降、およそ5,500件の宿泊予約のキャンセルがあり、影響額は、3億円近くにのぼる。
予約は、徐々に回復の兆しも見えるということだが、打撃を受けた産業への支援が、今後の課題となる。

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